そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

花燃ゆ#10「躍動! 松下村塾」

http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/
脚本:宮村優子 演出:渡邊良雄
 
ここで番線でよく見る寅次郎先生の「諸君!狂い給え!」ですね。
でもなんか微妙に話の流れと繋がってなかった気がするよ?
「狂う」ってのは今までの常識に囚われるなってことでいいのかしら。それならわからんでもないんだけど、だったらなんとなくでいいから説明してほしいわー。
説明といえば「天下の苗を助けて長ぜしめざる者は〜」って何言ってるのかわかんなかったからテロップ出して欲しかったです。ふぐ鍋は何度も映さなくていいからw
まあ狂い給えもいいけど、大事なのは「何事も成さずに無駄に死んでいくことは我慢ならん」ってことだよね。そのために旨いが危険なものを食べないのも道理だし、いい生活をするために頑張るのもひとつの手段っていう話なんじゃね?
つーか、志半ばで倒れていく将来の倒幕過激派集団の中にあって伊藤利助(劇団ひとり)のちょっと性質の違う聡明さってのは、確かに後に明治政府で総理大臣になるだけの器があるってことかしらねえ。志半ばなのかどうか、伊藤が本当にまともかどうかはこれからのドラマの展開次第ですがw
そんで吉田稔麿瀬戸康史)はあれだ、地方のそこそこ勉強できる高校生が、とにかく都会の大学に行けば夢が叶うし楽しいにちがいないからと、漠然と上京したいと思ってる…みたいなものよね。実際は目的無く都会にいっても都会の凄さ、レベルの高さに巻き込まれて自分を見失うだけなんだけどさ。
その点寅次郎先生はさすがによくわかってるわー(笑)ああいうふうに理詰めで詰問されたら実はわかってなかったってことはありがちありがちw 漠然とした目的も「志」って言っちゃえばなんとなく形になるから、なんかすごいことが出来るって勘違いするよね〜そうよねーw
でも確かに勉強や思索は地方でも出来なくはないけど(しかも吉田寅次郎という素晴らしい師匠がいるわけだし)、実学というか実際の都会の庶民の暮らしぶりや反応を知りたい、大都市ならではのシステムや物の考え方を身につけたいというならそれは実地で学ぶしかない、だから行く価値があるってのは上手い落とし所かも。行ってみないとわかんないもんな、都会ってものは。
なんか寅次郎の塾生たちって基本思索・討論型っぽいから、一人くらいそういう人がいてもいいよね。脳内理想だけでなく現実社会の仕組みも大事。
あと高杉晋作高良健吾)の眼力がすごいんだけどw 彼と久坂が真逆の性格ってのも面白いなw
どうでもいいけど長井雅楽どのの名前、「雅楽」と書いて「うた」と読むのは当時はキラキラネームじゃなかったんだろか?今そんな名前つけたら確実にキラキラネームよねえw