そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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天使と悪魔 未解決事件匿名交渉課#1

http://www.tv-asahi.co.jp/tenshitoakuma/
脚本:高橋悠也 演出:波多野貴文
 
何のネタのドラマなんだかわからないまま見てたからちょっと脱落しそうになってた。
これ、司法取引のドラマよね、そういや。「未解決事件匿名交渉」じゃ意味がわからないから冒頭に「司法取引とは〜」みたいなナレーションを入れたほうがいいと思うよ。マジで。
捜査一課から流された新人刑事の蒔田ヒカリ(剛力彩芽)と、断片的イメージからみるに相棒の水谷豊みたいなキャラの嘱託弁護士の茶島龍之介(渡部篤郎)のコンビ、やってることが捜査じゃないから何をやろうとしてるのかも分からなかったんで、これは見たいと思わなくてもちっとも不思議じゃありませんよ。それでなくても画面暗いし。
終わりかけの頃になってやっと、ああそういやこれ司法取引の話なんだっけーと思いだしたからちょっと興味出てきたけどさ。とにかく画面からしていくら深夜枠でもこれじゃこのドラマを見ようとは思えないもの。映像的には嫌いじゃないけどもう少しスタイリッシュか、明るい画面にしてくれれば見やすくなるんだけどなーと思わんでもない。
そもそも司法取引のドラマでここまで暗い画面にする必要があるのか、司法取引が日本で認められてないにしてもそこまでアンダーグラウンド感を出す必要があるのかどうかって意味でもね。あのリアルっぽい映像のカメラワークや音響は嫌いじゃないけど、とにかく画面が暗すぎて重いのよ。
話も過去の未解決事件ってことでちょっとわかりにくかった。最初の捜査にヒカリが関わってるってのもあるけど、ぼんやり見てたから混乱したよ。
全体にはちょっと残念というかもったいない感じかなあ。
まあ毎回過去の未解決事件の真相を明らかにして、誰が犯人で誰と司法取引をするのかっていうのが肝になるんだろうけど、このドラマのテイストだとどうやっても何か、もしくは誰かと引き換えになるんだから後味は嫌な感じになりそうだし、そこに爽快感があるかどうかかなあ。
今回は霧島れいかが思った以上に自己中心的で悪辣な保身に走ってたから当然の報いだよって思えたけど。
力ちゃんはいつもどおり、変人のキレ者に翻弄される役で大変良いです(笑)
このコンビが回を追うごとにどうなっていくのかがもう一つの面白さだろうけど、初回、事件をもっと簡単にしてこのコンビを見せたほうがキャッチーだったかもね。
ちょっと毛色の変わった事やろうとしてるのはわかるけど今ひとつとっつきにくかったから、なんかいっぱい課題はある感じ(^_^;)
とにかくまず冒頭に司法取引の説明を入れたほうがいいとは思うよ。それが今の日本じゃ違法だってことも。