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脚本：下山健人 監督：加藤弘之
『魔法使いでも忍者でもない、魔法忍者だ！』
いやちょっと待って、妖怪イッタンモメンはいいけど魔法のじゅうたんってどういうこと？
そしてやっくんのマミーいやお母さんの春風さん、カッコイイから魔法は許したけど古臭い忍者は許さないってどゆこと？魔法学校ってどのレベルで存在するの？一般人も知ってるレベル？それとも一部の人しか知らない専門学校レベル？（そういう問題じゃないか）まずはそこから説明してもらいたい。話はそこからだぜ？
というか薄目で見てたらなんとなくそれなりな話にまとまってたけど、ものすごく話は散漫よね。
春風さんが出てきたからてっきりやっくんが魔法学校にいってる理由とか、お母さんが伊賀崎の人なら当然お父さんは外国の人なんだよねーとか…あれ、てっきりやっくんてハーフだと思ってたけど違うの？
ともかくそこにやっくんが魔法を習おうとした理由とかあるはずなんじゃないのかなと思ってたのに超スルー。
それと旋風父さんは忍者の素質はなかったにしても春風さんはどうなの？忍者は古臭いから嫌だっていうこないだまでの風花ちゃんみたいなこと言って外国に行っちゃったってこと？それ許されたんだ？しかも終わりの手裏剣をそうとは知らずに持ちだして‥‥って、それってあり？むしろこっちがなぜって聞きたいくらい。しかも偽物かよ。
つーか、好天じいちゃんとの関係はどうなってんのかしら。全然接触なかったけど。
おらぁてっきり人質になった春風さんがいきなりスゴい忍術でも繰り出してジッカラゲたちをなぎ倒し、八雲ですらビックリ、さすがわしの娘じゃの〜っていいながらおじいちゃん登場な展開かと思ったのに本当にただの人質だし。本当にただの忍者修行もしてない一般人なんだ？忍者と魔法使いが結婚してやっくんが生まれたーとかじゃないの？おーまい、ガッカリだぜ。
とにかくできればもう少しお母さんとやっくんの関係とか状況を教えてくれませんかねえ。お母さん再登場あるとは限らないしさ。おまけに日本に来てるのに実家に帰らない、旧道場が吹っ飛んだこともスルーって、何があったこの家族。
そして等身大バトルではやっくんの魔法と忍術のコラボで一度は妖怪を撃破したのに巨大化したらいきなり石にされたーって、何やってんだ。
そこに登場スターニンジャー＆ロデオ丸、ロックなビートで一人称がアッシとかいう江戸っ子口調なのにロデオってどういうこと？まあアメリカ帰りのゴールドで星な忍者ってすでにいたけどな！いたからこそカクレンやハリケンと違うアプローチが欲しいものですよ。せっかく忍者に歌舞伎＆祭り調の味付けとかあるんだからそこで洋行帰りな忍者って（しかも外人ですらない）イマイチインパクトが弱いというか、帰国子女だとしてもその枠もうやっくんで埋まってるし。この新キャラ・スターニンジャの特徴すらハッキリしなかったですよ？
なんか全体にキャラを描写するためのネタはそこここに落ちてるのに、全部踏みつけて気が付きませんでしたーみたいな雑な仕事。悪いのは脚本なのか演出なのか。
あと絶対にやっくんはここで最近のブルーの傾向としてのいじられキャラを確立すべきだったんじゃね？だって「マミー」だぜ？霞姉がそこに突っ込むのはいいけど、今回妙に天晴の影が薄かったのも物足りねえ。あいつ絶対突っ込むだろよ。おバカ主人公なんだから大人げなく年下に絡んでいって自爆するくらいのノリでいいのよ？そこを天然毒キャラな霞姉が地雷原に花火を放り込むくらいの勢いでいいんだよ？
とにかくハッチャケ度合いも足りないけどそれ以前にキャラ立ちがまったく出来てませんがどうしたもんでしょうね。
予告。
スターニンジャ、トッキュウ6号と顔の雰囲気似てる気が…
