そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

夜想曲集

http://hpot.jp/stage/nocturnes

 
公演期間:2015年5月11日(月)〜24日(日) ※5月15日(金)14:00の回(アフタートークイベントあり)
場所:天王洲銀河劇場
脚本:長田育恵 演出:小川絵梨子
原作:カズオ・イシグロ
出演: 東出昌大・安田成美・近藤芳正渚あき入来茉里・長谷川寧・中嶋しゅう
 

【あらすじ】
自分の才能と向き合おうとするチェリスト
有名になるために懸命な努力を重ねる女。
顔を変えた売れないサックス奏者。
才能が傷つくことを恐れる女。
再起のため愛する妻と別れる老歌手。
才能と愛に翻弄される大人たちが奏でるセレナーデ

【 説明 】
演出を手掛けるのは、新進気鋭の女性演出家・小川絵梨子。
人生の夕暮れに直面し心揺らす人々の音楽をめぐる物語を、
本作が初舞台となる東出昌大、小川演出作2本目となる安田成美ら
魅力溢れるキャストでお贈りします。

 
オレはもちろん東出昌大目当てですが、生で見ても東出くんはデカくてスラッとしてました。堪能!(*´∀`) =3ムッハー
安田成美は華奢で細くて美しくキュートでとても同い年とは思えませんよ!こないだの朝イチに出てたのちゃんと見とけばよかった。
てか、今週始まったばっかでなんで今日にしたんだろうと思ってたけど唯一のキャストトークがあったんだw チケット取ったらいろいろすぐ忘れるわー

話は正直どうなんだろう、演出込みでとても演劇的だとは思うんだけど、オレはいまいちピンとこなかった。
脚本は原作の短編を組み直したみたいですが、チェリスト東出昌大)と老歌手(中嶋しゅう)のサプライズ、セレブ女(安田成美)と天才サックス奏者(近藤芳正)のホテルでのドタバタ、若きチェリストと自称チェリスト渚あき)の特訓の3つの話が入り混じり、全部見終わってやっと時系列がわかる話でなんだか全体にふわーっとした話だった。おそらく原作は人生の機微や深いものを描いてるんだろうけど、この舞台は何だかふわーっとしてる。てかちょっと眠くなったw
特にそれぞれのエピソードにオチも付けてないし、コメディなのかシリアスなのかもハッキリしないし、それぞれのエピソードの切り取り方&組み合わせ方は上手いんだけど、それが何を意味するのか相互関係の繋がりまでは気が回ってない感じかなあ。
最後はチェリストのあの話がそこに繋がるのかーとは思ったけど、伏線というほどのものでもないしオチというにはオチになってないし。
個人的には最後に離婚したあとの老歌手がどうなったのか最後にチラッとでも知りたかったし、チェリスト気取りの女はどうしてそうなったのか、彼女の中に何が渦巻いてああなったのか知りたかったな。あれじゃただのキチガイ女だよ。サックス奏者は整形して成功したのかどうかも。それぞれの登場人物がどうなるのかという余韻は欲しかった。そういう意味でイマイチ。
 
アフタートークは全員が好きなセリフとかコメントとか。あと質問タイムで3人ほど。(いいけど一般人の共感を呼ぶ質問スキルにビックリだよ。どうして質問するときに必ず自分語りを入れるのか?)今日で5公演目なのにすでに3公演見てる猛者が!w
そこで東出くんはこれのチェロの練習を一年前から始めてて、これからもチェロはやっていきたいって言ってたよ

というか、バンドメンバーの二人は確実に生演奏だなとは思ったけど東出くんのは舞台でほんとに弾いてるとは思わなかったんでそれ聞いてちょっとびっくりした。近藤芳正さんのサックスもどっちかなーと思ったけど指使いは合ってるような気がしたしむしろ音に合わせるほうが難しいからやる意味ないよなあと思って本物と判定(スマヌ)
遠目だと意外とわかんないものですね(^_^;)←席は二階の真ん中辺り