http://www.tbs.co.jp/yamegoku/
脚本：櫻井武晴 演出：白石達也
このドラマ、基本的に何がやりたいのかわかんないんだよねー。三ヶ島はカワイイけどさ。
麦秋ちゃんの苦しみはわかるんだけど感情移入できないから（感情移入できないのはドラマでの描き方が悪いせいだと思うけど）それ自体がどうでもいい話にしかならなくて、貴船組の橘が実父であるということも、彼がヤクザとしてどうであるかということも全然心に響かないというか。少なくともオレは。
それでも物語自体はなんとか面白いので見てられるんだけど、このドラマの正義って何？一応警察とヤクザの話だからそこはいうけどさ。
そもそも前回明らかになった麦秋の生い立ちと過去からしても気の毒なのは麦秋のはずなのに、足抜けコールにいる理由と人事課長との関係性、どちらもが弱みを握ってて脅しまがいのことやって今の現状があるって言うのはどう解釈したらいいのかわかんないんだもん。まさか二人ともがお互いを脅してたとはね。
そういや今回は有留先生も妹ちゃんたちもお母さんも出番がなかったけど、そっちの話はどうなった？
麦秋の過去が明らかになったから一応整理して考えるけど、ヤクザの情婦をやってたお母さんとその後そのお母さんと結婚して麦秋を引き取ったお父さんの気持ち、麦秋が刑事になったことに対してどの程度何を思っていたのか、死んだことに本当にヤクザは絡んでなかったのかなどなど、なんか今ひとつよくわかんないのだ。設定の理屈としては理解出来てると思うけど、気持ちがまったくついていかない。というかこれ三ヶ島と麦秋のラブストーリーじゃないよね？いやラブはあってもいいんだけどさ。
そんでいつ出てくるかと思ってたけどなんで今回も麦蒔は出てこないの？そこ問題じゃないの？最終的にはどういう話にしたいの？麦秋の自分の生い立ちに対する復讐の話じゃないよねえ？それを乗り越える話にしても、微妙に正しさ…というか警察の仕事にしてもダブスタありだし、「人がヤクザである」ということに対してどう捉えたらいいのやら… それで言ったらそもそも税金でヤクザを足抜けさせるこたないよなあ。番組前半の足抜けの手続き的なものは面白かったんだけど。
