そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

天皇の料理番#9

http://www.tbs.co.jp/tenno_no_ryoriban/
脚本:森下佳子 演出:平川雄一朗 原作:杉森久英
 
兄やん…。・゚・(ノД`)・゚・。
兄やんの死に様も涙をそそるけど、本当に鈴木亮平の激痩せっぷりが見事すぎてドラマだとわかってても見ててツライぜ。あまりにも寝てる体が薄っぺら!あんな筋肉美だった人が! (>_<) ←一緒くたにしすぎ 明らかに鈴木亮平のこの努力はタケるんの料理修行に匹敵するよ。こういうことがドラマのリアリティを高めるのよねえ。素晴らしいわー。(本当に体を損なわない程度に十分注意してやって欲しいです)(というか気が気じゃなかった)
話のほうも兄やんの話のインパクトの方が強くて、篤蔵の天皇の料理番としての大仕事よりもそれが兄やんの死に目に間に合ったということのほうが印象的だった。さすが泣かせには容赦がねえ、ここのスタッフは絶対間違えないな!(笑)
篤蔵さん、パリの描写が殆どなかったからわかんなかったけど、5年経って日本に戻ってきたらさすがにいろんな経験を積んだだけあってなんだか真っ当な人間に見えるよ?ただ相変わらず人に対しては心ねえよな。フランソワーズのことはもう忘却の彼方か。(そういや原作ではフランソワーズは結局新太郎さんの妻になったらしいけど、なんとなくあの雰囲気だとそうじゃないかって思ってたんで驚きはしない)
てかパリから帰ってきたばかりにしても、ここまでいろんな話をすっ飛ばしているのにさも何かあったかのように盛り上げるこのスタッフたちはさすがです。
そして原作との辻褄合わせ、俊子さんとここ(バンザイ軒)で再会!しかもまったくの偶然じゃなく俊子さんがあえてバンザイ軒に来たんだからしようがない。吉原はなんという引っ掛けかw 吉原で呼ばれたんだから仕方ないよな、ああ仕方がないw
料理番としての仕事も程よくトントン拍子に上手くいく展開。程よいトラブル・即解決、更なるトラブル・やっぱり解決…とあまりにも出来すぎてるのにそう感じさせないところがすごい。アメリカンドリームというか、まるでフォレスト・ガンプのようw
ガンプが走るように篤蔵さんも料理で人生を駆け抜けていくよ。ロクゾウからペテ公→(ジュテ蔵)→黄色い猿→天皇の料理番と。そういやエビ→ザリガニかw
しがらみと決まり事に満ちた皇居の大膳寮、さすがにイジメをするような人はいないと思いきや皆さんおっとりしすぎてちょいピンチ?
しかしそこで上手いことばったり出会った宇佐美さんがアドバイス。大膳頭・福羽さんは研究者らしい探究心と善意の人だし、堅物っぽいシェフ長も仕事と天皇には忠実な真心の人だった。
てかせっかく北海道の兵隊さん総動員で捕まえたザリガニ2千匹(以上?)が逃げ出したりしたけど、助っ人辰吉さん(今は上の精養軒)の活躍もあり無事にザリガニは捕獲した!2千人の献立は守られた!というかパーティに2千人分の料理ってどうなの!?(気が遠くなる)
このエピソードは逃げだした原因から捕まえた顛末までほぼ実話らしいけど(理由が違うくらいらしい)、その理由をシェフ長の天皇に対する気遣い=「真心」とするこの脚本のアレンジは上手いなあ。途端にいい話になるよ?w
とにかく今回は篤蔵の誉れある仕事っぷりが世間に認められたのを知って、心穏やかに逝く兄やんは幸せだったという話でした。良かった、兄やんの気持ちと願いが叶って良かった…とても心震える話だった…。・゚・(ノД`)・゚・。
そして篤蔵さんはパリのことを忘れたかのように俊子さんと一緒になるのであった… もともと俊子さんと結婚してたからいいけど、本当に料理以外には心ないなあw
そして次回は関東大震災?え、もう10年くらい経っちゃうの?早っ!