そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ど根性ガエル#1

http://www.ntv.co.jp/dokonjyo/
脚本:岡田惠和 演出:菅原伸太郎 原作:吉沢やすみ
 
最初に実写化って聞いた時はそんなまさかとは思いつつ、やるのが「泣くな、はらちゃん」と同じスタッフと聞いてなんかすごく納得(笑)
まさかというかかなり再現率高いシャツの中のピョン吉(のCG)スゲェwwwそして本当によくぞこのキャスティングを思いついたとしか言いようがない満島ひかりの声がハマりすぎてる! 第一報で満島ひかりだと聞いた時にある程度は想像できたんだけど(だってオレダ絶対音感だからw)演技的な意味でも想像以上のハマりっぷり!満島ひかりのがらっぱち演技、とてもイイ! (*´∀`)=3
そしてあのアニメ(オレはどちらかというとマンガよりアニメ派)そのまんまのビジュアルでしかも30歳ニートなのにまったく違和感がない松山ケンイチのひろしスゲェ!さすが松ケン、いい仕事しすぎ!あの現実にはありえないような青スボンと微妙なガニマタ具合!おまけにサングラス!(笑)しかもダメニートっぷりときたらツッコミ上等だし負け犬っぷり酷えよ!
30歳でいまだ何者にもなってないモラトリアムのダメニート、年だけは大人というかピョン吉との付き合いも長すぎて言いたい放題邪険にしまくりってのも妙にリアル。きっとのび太もあのまま大人になったらドラえもんのこと邪険に…しないか、あいつはいつでもドラえもん頼みかw でもひろしとピョン吉はド突き合う友情!最近着てるのはお母さんばかり!(お母さんが薬師丸ひろ子で50歳なのに若すぎる!)ひろし普通にシャツ着てるし!でもまあそんなもんかもな。ってかペットか?ペットにありがちなパターンか!?
でもその16年も平面ガエルやってきたピョン吉に劣化というか死の影が…お母さんだけは気がついてるよ(;´Д`)
あれは根性量の問題なんだろか。ひろしがダメだから=根性でなんとかなる世の中じゃないからど根性ガエルのピョン吉様は生きていけないのかも。人々が夢を忘れたらフェナリナーサは地球から離れてしまうんだよ!(違)
つーか平面ガエルになった経緯がなんかリアル。一度グチャッとなって平面に…というのはビックリ。妙な説得力w(でも黄色はともかくピンクのカエルはどうなのか)
舎弟の五郎はなんだかんだ、マインドはダメニートひろしと同じだけどちゃんと地域のお巡りさんになってるし、ゴリライモは今じゃ勝ち組で地元企業(パン工場)の社長で、お母さんもそこで勤めてるってのは切ないねえ〜。ますますひろしのダメっぷりいや増し感。そしてさすがの勝地涼、あんなにも「〜ヤンス」を違和感なく言えるなんて!(笑)
いいけどゴリライモの工場と移動販売トラック(と歌)って、なんかすごく「チャーリーとチョコレート工場」思い出すよ?
あともう一人ダメダメなのは梅さん(光石研)だよ!16年プロポーズを言い出せないってどゆこと?というか52歳なのに教室にストーカーって、明らかにヤバイ人だから!ダメそれ絶対!(苦笑)
そしてよしこ先生はそんな梅さんを待ち続け…はいいけど、それで25→41歳って、いや明らかに色んな物捨ててるよ…ちょっとリアルに考えちゃって(;´Д`)ってなった。
あと思った以上に原作に近くてビックリしたのはでんでんの町田先生だよ!スゴい、ものすごく似てる!再現率が何気に一番高いよ!(笑)
とりあえず突っ込まずにないられないので突っ込んだ。
というか1話自体が16年経った今この現状の設定の紹介と今後の展開の予感ってことだったけど、京子ちゃんが町に戻ってきたのをきっかけにひろしは変わるというか人生巻き返すことが出来るのかどうか、そしてピョン吉の運命は…という感じ?今からもう切なくなるよ(;´Д`)
今この16年後という設定でこのドラマをやる意味があるとすれば、ピョン吉という存在がいたせいで?子供の頃のままに何もせずに生きてるひろしがその子供時代の殻を脱ぎ捨てるためにピョン吉と別れることになるのかどうかってことなのかなあ。エンディングではひろしのTシャツの中のピョン吉が消えかかったり、「お別れの時〜♪」とか歌ってるんだけど、そうなるのかどうか。
それとも京子ちゃんと結婚できてちゃんと大人になれたひろしが出勤する後ろで家の物干し台にはピョン吉Tシャツがはためきつつ根性根性言ってて、「実はまだひろしのうちの物干し台にいるのです」状態で終わるのかw
はらちゃんのときには漫画世界の崩壊とともに越前さんもちょっとだけ成長した気がしたし、これもそういう話になるんだろかね。できればハッピーエンドがいいけどな。

妖怪人間ベム」はどちらかというと時代感覚のないファンタジーだったけど、こちらははっきりとスカイツリーのお膝元ってのがあるせいかひろしとその周りの登場人物の昭和っぷりはそこまででもなく、むしろ下町の箱庭感がいや増してる感じ。いや今この2015年の現代に植木等を歌う30歳がいるとも思えないけどw
というか昭和の下町もスカイツリーで変わったんだからひろしも変わらなきゃってことかなあ。まあいつまでも子供のままじゃいられない…ってのは当然だけど、今はそれができちゃうんだしひろしは自分が何者にもなってないニートだってわかってんのかしら。
ゴリライモはともかく五郎が警察官になった時や、京子ちゃんが結婚して町を出て行く時ってどうしてたんだろう?それともそんな「時間」はなかったのか?外の世界もないのかしら?(怖い考えになった><)
下町に住んだことはない(というか下町が地元って意味で)けど、実際下町の人ってひろしやゴリライモみたいに外に出ていく必要ってないような気がするからあんなもんじゃないかって思うんだけど(参考→「三匹のおっさん」w)、それ以上に箱庭感が。
キーはたぶん結婚して町の外に出て行ったのに離婚して戻ってきた京子ちゃんで、前田敦子の演技はあのひろし中心で見ると漫画世界な人たちの中でひとりだけ外の世界を見てきた人のリアルというか違う意味で浮いてるんだよね。あっちゃんの演技はいつでも的確。
おまけに京子ちゃんのおばあちゃん(白石加代子)がオリキャラらしいんだけど、もう見るからに妖怪か魔女かって感じであの箱庭下町世界を封印してるような気がしてくるよ?その原作にはいないおばあちゃんもだけど、ひとりだけ箱庭世界に馴染んでない京子ちゃんの両親が死んでるってのも「はらちゃん」と同じく死の影を落としててちょっと怖い感じ。
ひろしのダメっぷり・モラトリアムっぷりを描きつつ、16年たってもどっこい生きてるピョン吉に迫る死の影がジワジワくるドラマだったけどどうなるのか。
 
早速公式でいろんなグッズが売ってるようで、ピョン吉Tシャツもゴリラパンも売ってるYO!
http://www.ntv.co.jp/dokonjyo/goods/index.html
ところで公式ストーリーのとこ、話数表示が5話分しかないんんだけど全5話ってことはないよねえ?
EDはクロマニヨンズでこれもなんかイイね。ブルーハーツハイロウズとどう違うのかよくわかんないけどw(ほぼ同じだよ)
そういや80年代リメイク版の時の主題歌はとんねるずでしたね!ナツカシスw