そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

マクベス

http://www.parco-play.com/web/play/macbeth/

 
公演期間:2015年7月12日 (日) 〜2015年8月2日 (日)  ※7月29日(水)19:00の回
場所:パルコ劇場
翻訳:松岡和子訳「マクベス」より
日本版演出:アンドリュー・ゴールドバーグ
原作:W.シェイクスピア
主演: 佐々木蔵之介
 

【あらすじ&説明 】
何が患者にあったのか。何が彼に「マクベス」を語らせたのか。
シェイクスピアマクベス」の登場人物20役を佐々木蔵之介がほぼ1人で演じきる
National Theatre of Scotland版“One-Man MACBETH”。
 
舞台は精神病院。登場人物はたった一人の患者。
そして時折見守る病院スタッフ二人のみ。
監視カメラが、患者の全ての動きを、逃さず捕らえて映し出す。
観客は、患者に内在する「マクベス」の登場人物たちを介して、
あの忌まわしい物語を追体験する。
息を飲むかのような100分間。
いまだかつてない革新的に生まれ変わった『マクベス』。

 
席がZ列だったからてっきり後ろだと思ってたのに前から3列目でビビったよ。(端っこだけど)パルコ劇場はX列始まりの劇場だったのだ。ラッキーなのか?よく見えたからラッキーよな。ものすごい至近距離で蔵之介のぜんら! ( ゚Д゚)ノ
シェイクスピアは数えるほどしか、しかも映画とか舞台でしか見たことないのです。なので話はイマイチさっぱりわかりませんでした (>_<)
この舞台が元の戯曲そのまんまじゃなく、超アレンジした革新的なひとり舞台だってのは知ってたんだけど、一応さすがにあらすじくらいは確認しといてよかった。それがなかったら本当に路頭に迷うとこだったw
革新的なのは知ってても内容までは確認してなかったんで、何かの事件に巻き込まれた精神病患者・カミング(佐々木蔵之介)が「マクベス」を語る…と言われても実感できなかったけど、こういうことかと。元の「マクベス」の何たるかも知らないので話はとてもわかりにくかったです。すまん蔵之介、オレの教養がないせいで (>_<)
ところでどういう舞台なのか予備知識もなかったせいで、いきなり初っ端から佐々木蔵之介のパンイチのマッチョさにちょっとビックリしたよ。このために鍛えたってこと?だって40代後半でももともと細いせいか、いかにもなマッチョじゃなくいい塩梅の細マッチョ。カッコいー (*゚∀゚)=3 ムッハー
もちろんこの舞台はの見どころはそこだけじゃないけど皆さんにお伝えしたいのは、
佐々木蔵之介ギリシャ彫刻みたいな肉体美でパンイチ&全裸ありってことですよ!
もともと足も長くてスーツ姿がバランスよくカッコイイからスタイル良いなあと思ってたけど、腹はきれいに割れてるわ贅肉ないわ、背筋は僧帽筋&広背筋スゴいわ二の腕も労働者のように太いわ、蔵之介ってそういうイメージじゃなかったよね?という、とにかくビックリですよ。あの肉体美タマラン。
途中バスタブにも入るからお尻も気前よく出してますよ?てかほんとにマジ全裸かな?(暗転してる間にタオルで拭くよ)パンイチも多いからいろいろ気になって話追っかけるの大変。いやそもそも話を追いかけるのは大変だけど。wikiであらすじ読んだくらいでもセリフで想像はつくけど、そういうことじゃないんだよね?
なのでストーリーに関してはノーコメントで。まあ「マクベス」使っててこの設定なのでなんとなく何があったのかはわからんでもないけど、彼が何と戦ってるのかはよくわからなかったよ。スマン蔵之介。
でもそれを演じる佐々木蔵之介という役者の怪演っぷり、100分近くハイテンションでセリフをしゃべり続け、何人もの登場人物をひとりで演じてるということだけでなく、このキチガイみたいな話の筋立てをブレなく揺るぎなく演じてる蔵之介がすげえよ。さすがだー。しかしこれは見てる方も疲れたよ…(あと間断ないセリフが心地よくときどき眠気が襲うよ…)
面白いと思ったのは舞台設計が精神病院の一室、やたら壁が高くていくつかのベッドとバスタブがあって暗くて圧迫感があって。上の方にモニターが3つ付けられてて監視カメラの映像が時々映るんだけど、目の前で演じてるカミングの振る舞いよりもモニターを通して見える方が狂人めいてただごとじゃない感があるのと、もちろんモニターは客席から見えない角度の顔アップを見せたり、時にはそこにいないはずの人物が映ってたりと、すごく謎めいていたのがちょっと怖かった。ホラーっぽい怖さというか。
舞台の高いところから病室を見下ろしてモニタリングしている医者たちが怖い。あとどうでもいいけどバスタブの作りが片方しかくっついてなくてそれに蔵之介がはいるのが今にも壊れそうでとても怖かったw
とにかく圧迫感があるストーリーで、カミングのキチガイさと蔵之介のハイテンション演技にのめり込んでいくような舞台でした。もともと舞台出身だってのもあるけどやっぱりドラマの演技とは全然違うね。ド迫力。
 

やっぱあの肉体美はこの公演のためか?
8月中はあちこち地方を回るみたいですね。