そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

表参道高校合唱部!#6

http://www.tbs.co.jp/omosan-gassyobu/
脚本:櫻井剛 演出:池田克彦
 
合宿の話に部長と眼鏡ちゃんの恋話、ピアノちゃんの霊感ネタ…くらいならまだしも校長先生の話まで突っ込んでくるからかなり何が何やら。むしろメインは校長先生の話だったし。
それもあって最後の「心の瞳」の合唱で泣きにもっていくのは強引だけど、校長先生の話があるからそこで泣けるのは本当だから、これはこれでなんだろか。ドラマとしてはもうちょっとまとまっててもいいような気はするんだけどな。
結局幽霊の話ってなんだったんだ?劇中ではピアノちゃんが霊感ネタに持っていくし謎の老婆まで出てきてるのに何のツッコミもなかったけど、結局あの校長の旦那さんの歌声のテープが伸びた音が幽霊の声に聞こえるとかそんなことだったんだろか。
ところで「心の瞳」って何の歌か知らなかったんだけどwiki見たら坂本九の遺作の歌みたいね。まさに時期的にはちょうど御巣鷹山、しかも30年だからこその歌なのかなあ。できればそこまで突っ込んで欲しかったんだけどさ。歌の来歴って関係ないのかなあ。でもこれはそういうことなら入れたほうが良かったと思うけどな。
それと3泊くらいの合宿にあれだけ準備万端で望む高校生女子ってのがちょっとオレの想像外にあるんでなんとも言えないんだけど(むしろあの装備からして1週間くらいやるのかと思った>てか普通のお買い物じゃんよw)、眼鏡ちゃんの告白から失恋、その後普通に友達状態ってのも、引っ張る必要はないけどちょっとあっさりしすぎてて肩透かしというか。もう少し気持ちとしてそうじゃない感というか、振った方はともかく振られた方の立ち直り早すぎね?というかどうして部長はそこで振っちゃうんだよー。全然気が付かなかったのかよ (∋_∈)
うーん、何だろうこのストーリーの消化不良感。
比べるものがあれだけど例えばイケパラとかならもうちょっと目的に対して振り切れてた気がするんだけど、このドラマって妙に真面目なのよね。合宿の話をするならお父さんたちの離婚の話は横に置いといていいじゃんよ。お母さんの浮気?出来杉君とのデートとか同窓会の話はそんなにやらなくても良かったんじゃないかなあ。
あまりにもいろいろ盛り込みすぎる割にすべてが浅くて突っ込み不足、でもとりあえず歌とそれにまつわるエピソードでは泣けるから話としてまとまってる気になるにはなるんだけど、あんか釈然としないのよねえ。
あ、歌もさ、あいつら合宿の間基礎練習しかしてなかったけど最終日にいきなり心の瞳合唱してるし。というか合宿のプログラムがどうなってるのかわかんないからサプライズにしてもこっそり練習してました感があんまりないというか。
そして最後は快人が倒れて引き。いやえーと、先生たちはちゃんと生徒たちが帰り着くまでは引率しなよ。というかこういうのって学校で集合・解散しない?というかそれ以前に合宿するってのに生徒の身体的な病状を把握してないのもまずいような気がしなくもないんだけどさ。一応親の許可とかいるような気がするよ?普通そうだよね?
なんか面白いだけにものすごく足りない分が気になるんだよな。もちろん今回の校長先生の話は普通に泣けるいい話なのに、それに絡むべき幽霊の話や失恋の恋話がまったく上手く絡んでなくてなんでこうなってるの感ありあり。描写で力を入れるのはそこじゃないというか。
これ単純に脚本家のまとめが下手なのかなあ?お題がクリアできてない?キャリア見てもちょっとばかし力不足が否めない気がするよ?いい話だったーで済ませないで文句言うのはこのドラマに期待してるからなんだけど、今のところ設定倒れになりそうな予感。