そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス(2回目)

http://www.movie-taisen.com
監督:金田治 脚本:林誠人

 
公開後の年内に2回目行けなかったせいか、クリアファイルはとっくになくなってたようです… またポストカードもらっちゃったよ( ´∋`)
公開初日、舞台挨拶付きの1回め感想はこちら→http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20151212/p3

いやー、2回目だとそれなりまた細かいところも気がついたりしたよ。2回めでも面白かった。
てかオレこの映画結構何度見ても平気かも。ちょい長いというか濃すぎるけどw
いきなりライダーやらされてちゃんとまとめた脚本の林さんもすごいけどやっぱり金田監督の安定のハチャメチャっぷりスゲエ。ハチャメチャなのにちゃんと親子愛は拾ってるし進ノ介は霧子にプロポーズするし、剛とチェイスはちゃんとお別れできた、その上竹中&鶴太郎の昭和モノマネギャグ入れてくるし、アクション凄まじいし爆発しまくりだしベルトさんは戦闘中にハッピーマリッジ言うてくるしとにかく内容濃すぎるw
内容濃いけど今までのパート分けされたMOVIE大戦じゃなく完全共演だから話自体はこの方がわかりやすくて良かった。普通にライダー4人共闘とか燃えるし(あのシチュエーションでもw)

感想は1回めで言ったけど、2回めだからこその全体の印象を。
どう説明していいかわかんないけど、東映特撮のライダー劇場映画自体もそうだけど、特に金田監督のときは作品性よりも大切なものがあるって気づかされるよ(笑)
それが何かはひと言では言い表せないけど、柴崎監督とか坂本監督みたいな「作品として」仕上げてくるっていうんじゃなく、なんだろう、特別なお祭り感で程よく羽目をはずしつつその割に枠組みはきっちり王道だし、時事ネタを取り込むライブ感もあるけど子供置いてけぼりの昭和のネタをそのままぶっこんでくる大胆さもあるというか(笑)
アクションは多めだけど坂本監督ほどCGに頼らないから(見せ方も含めて)地に足ついた感じもあるし、確信犯でいろいろすっ飛ばしていく力加減がいいので辻褄とかツッコむほうが野暮だと思わされるのよね。オレの好みにハマってるからかもしれないけどw オレ好きよ、金田監督の演出(でも米村さんと組み合わせると力技がすぎるので程々でお願いしたい)
あとそういや10年前の過去の2005年12月って、響鬼さんだったよなあ〜とかぼんやり思ったw 鬼たちは魔化魍退治してるかな?
竹中直人と鶴太郎でネタを入れてきたり、そもそも本願寺課長改め管理官の葬式とかあまりにも適当すぎて何が起こってるのかわからないレベルだけど、話自体は基本真面目なラインなので変なんだよな。龍さんが最初から最後まで真面目だし。お風呂のシーンは良かったけど、あれなんで一度閉じた炊き出し口にまた薪くべた?(そりゃ熱いよ)斧で戦うってのはやっぱり何度見てもそれでいいのか?って思うけど(苦笑)
あと2回見てもタケルやアカリの記憶が曖昧すぎるのはパラドックスというにもどこで辻褄合わせていいのかわからなくて、本当に心の中で「歴史改変ビーム…」とつぶやくしか…(^_^;)
結局アカリは誘拐されたのかされなかったのか、タケルはなぜ未来の自分に会ったことを忘れていたのか。絵日記があるってことはタケルと進ノ介がタイムスリップした過去で定着したんだろうけど、そうすっとアカリの記憶とは齟齬があるんだよな。
あ、初回はパラドックスのせいで何がなんだかだったダヴィンチ眼魔の行動もなんとなく納得。(ただし歴史改変ビーム必要かも)
そしてラファエロミケランジェロに対して思い入れなくて使えない残念な剛とマコト兄ちゃん(その割にルネサンスの3大偉人とか言ってるし)と、10年前から今この時この場所を知ってたベルトさんは何度見ても笑えるw 大天空寺の庭に転がってるベルトさん(その理由は結局わからず終い)に蟻が歩いてるのも見たw
そういやどうでもいいけどこないだスターウォーズ最初の3部作見てて思ったけど、鎧武&ドライブMOVIE大戦のフルスロットルパートで惑星メガへクスにトライドロンで乗り込むシューティングゲーム(もしくはネプリーグのようなw)のって完全にデス・スターを攻撃するXウィングのルークなんだけど、2015年末に最新作がやるとわかっててパク…オマージュをやるライダー映画スゴいと思ったw
映画としてどうかと言われたらなんとも言えないけど、下手に真面目に作ってる邦画よりある意味自由にやりたいことやってるし本気度だけは毎回すごいよwいや面白いわw