そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ちかえもん#3「放蕩息子徳兵衛(あほぼんとくべえ)」

http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/chikaemon/
脚本:藤本有紀 演出:梶原登城
 
万吉かわいそう〜お初と徳兵衛のイチャイチャを見せつけられて可哀想や〜 (´Д⊂ヽ
でもなんでかそんな徳兵衛と一緒に不孝糖売り、しかも徳兵衛のイケメン握手商法で大売れって、万吉とちかえもん(=近松門左衛門)に足りなかったのはシュッとしたカッコ良さかwwwそらそーかw
というかこの時点が2月4日で曾根崎心中の上演って5月だったよね。その間に事件が起こって浄瑠璃になるって相当展開早いよなー。
でもって忠臣蔵もちょうどこの時なんだ。ちかえもんはいま気がついたみたいだけど、たぶん目ざとい作家先生なら討ち入り直後にもう忠義モノとして脚本書いてとっくに流行ってるんじゃないかなあ?著作権とか関係ないんだし。てか関係ないってのもすごいよな、事件をネタに設け放題かよw
展開が早いから九平次の平野屋接待でお初を使ってって、そこでなんか一悶着あるのかと思ったけどそうじゃなかったか。予想外の徳兵衛の説教タイムに。徳兵衛もなんか気の毒や (´Д⊂ヽと思ったけど、説教直後にお初とデレデレしてるからそりゃもう丁稚からはじめても仕方ないとしか。まんじゅうさっさと丁稚たちに配ってあげなよー。
しかしちかえもんは気がついた!登場人物の感情の機微がステレオタイプで共感出来ないと筆がのらねーってことだったのね。創作でも事件ネタでも個人個人いろんな思いで人は動いてて、そこに普通の人たちが思い入れできるかどうかというそこ重要。このドラマも近松門左衛門を「ちかえもん」って呼んだ時点で歴史に名を残す偉い大作家がスランプでダメな身近すぎるオッサンになったのがウケる要因かとw 上手いなあw