そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

わたしを離さないで#4

http://www.tbs.co.jp/never-let-me-go/
脚本:森下佳子 演出:吉田健 原作:カズオ・イシグロ
 
SFはシステムに依るけど文学は人間関係に依るんだよな…ってのは分かっても、なんでこんなシステムなのかまったくわからん。本当にもう「アイランド」でいいじゃんとしか。ここまで自給自足でやるのは予算がないから?
あの田舎コテージはしょぼいしダメ人間ばっかで掃き溜めすぎる。まともな人もいるっぽいけどやっぱり生活環境は心を映すよな。
真美の行ったマンションが特別なだけで他のコテージはみんな恭子たちのコテージと似たり寄ったりってダメすぎるよ。それとも陽光の子は特別って言うだけあってほかから来た子たちはあんなにちゃんと教育受けてないのかなあ。にしても、じゃあ混ぜちゃダメじゃんとしか。もしくは陽光の子だけが介護人になれるっていうならわかるんだけど。
どちらにしても同じように介護人になって提供者になるんなら教育なんか意味ないじゃんよ。まったく意味がわからない。
一応あの子らがクローンなのか人工授精なのかわかんないけど作られた存在でしかも生殖機能は取られてて、世間ではそういう存在だとは認識されてるけど報道はされず家畜程度にしか思われてないって、家畜は言い過ぎにしても必要悪だってのは認知されてるってことよね?どんな暗黒ユートピアだよ。
というかそれなら大人じゃなく子供で必要な人だってたくさんいるんだから、むしろ子供だって適時提供者になるはずじゃんよ。学苑を完全隔離施設にしてそこから供給すればいいのに、なんで共同生活したり3年の猶予があったりするのか。エクスキューズな世間体?
でも彼ら彼女らがクローンていうならそのルーツの人に一番マッチングしてるだろうにそういう「保険」ってわけでもないんだ?しかもそもそも出歩き自由って、そこが一番わからんのだよ。
あと単なる臓器提供生物で子供は産めないからっても勝手にセックスさせてちゃダメだろ。というかいずれ提供者になるのが分かっててあんな劣悪な環境に置いとくのもわからない。恭子たちのコテージが介護人としてチョイスされてるっていう割に危険分子の真美をああいう反対派で支援者という外部接触が多い環境に送り込むのが間違ってる。あと龍子先生は開放目指した支援者だっていうならい友彦や恭子じゃなく真美にするべきだったんじゃね?というかもしかして真美には別にちゃんと接触してたのかなあ。友彦や恭子が飲み込みが悪かっただけで。つーかなんで陽光って卒業時にメンタルテストとかしてないの?謎だらけ。
あとまあ男女一緒くたのダメダメコテージでやることといったら男女でくっついたり離れたりしかない…って、そんなこたないだろよ。そりゃ人としては必要だとは思うけど、人生にはもっと楽しいことはあるよ?だからそういう知的レベルが高い恭子(やリーダーの浩介)をあんな吹き溜まりに送り込むのが間違ってるよ。
そして美和は死ねばいいよ!ヤンデレヤンデレ!支配してるつもりだけど完全に支配されたがってるマゾのヤンデレだよ。結局恭子もそれでいいんだ…っても、この人たち先がないんだから仕方ないよね (´・ω・`)
というかさ、自分と仲が良い人が死ぬと分かってて介護する、しかもそれは自分の近い将来の姿だと思って仕事するってのはどんな罰ゲームだよと思う。心死ぬよ。このシステム絶対おかしいって。誰が作ったのかしらんけど頭悪いのかなあ?お役人仕事?