そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

今頃3年前のドラマを見る

見る気はあったんでずっと取ってあったけど、レコの容量がヤバイのでやっと見ることに。気がついたら3年も放置してたという方が正しいですが(^_^;)
 

遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/osozakino_himawari/index.html
脚本:橋部敦子 演出:石川淳一、植田泰史
 
ずっと溜め込んどいたのを今頃見ました。
見ないとと思ってとっといたのは斗真のドラマで四万十の話だからですよ。見始めたら1日2,3話ずつでイッキ見したけど。
自分探しの話のわりに男女七人みたいな若者たちのあれやこれやな話だったのはちょっと意外だったけど、まあ面白かったです。斗真、桐谷、真木よう子国仲涼子木村文乃香椎由宇柄本佑で7人だよな。やっぱり男女7人田舎物語…だよねw
オレも実家は高知と言っても市内から汽車で30分くらい(しかも空港まで車で20分かからない)のとこなので、寂れた田舎にしても高知市内に出るのが楽ちんだってこともあり、順一やさよりの鬱屈とした田舎根性ってわかんないんだけどさ。彼らの年で中学生くらいの15年前、90年代後半ってそんな大変かなあ?オレはオタクだったから平気だったのかしら。いや四万十からだと距離的にメッチャ遠い(=お金かかる)ってのはわかるけど、高知市内が都会で…っていわれても2000年当時はもう市内ですら寂れてたよ?オレが子供の頃のほうがもっと都会感あったぞ?そんなビビるか?
てことで四万十がやや秘境なことには異論はないけど、このドラマの描写が二昔前以上の定番の田舎住み描写なのはいただけねえ。
まあ四万十ってうちの実家からも遠いんで、オレも行ったことはそんなにないです。それこそ15年くらい前に結婚報告で帰省した時に高知=四万十イメージの義理親連れて観光に行ったくらい。ドラマに出てきた佐田の沈下橋に行ったり四万十川の川下りしたりしたw
まあしかし確かにドラマの中の商店街とか見ててもシャッター商店街になるってのは目に見えすぎてて心が痛いよ。
ドラマの最後はトレンディドラマっぽく東京タワーで再会…って丈太郎頑張ったとしかw15時間、一人で15時間高速飛ばすの大変だよー?かほりがこなかったらどうすんだよっていうw
結局丈太郎は四万十に居着くことになったんでかほりとはどうなるのかと思ったけど、あの期待をもたせるようなラストだとなんか微妙だね。結婚してもずっと別居婚にしかならないんじゃね?でもドラマとしては別れて切ないエンドってのはないってことなのかなあ。まああそこはかほりの実家だしーと思えばなんとかなるのかしら?
あと方言が微妙なのも仕方ないってことでスルー。ちゃんと喋れる人が2人くらいいたらまた違うかもしれんけどな。そういややたら「高知市に行く」とか「高知市から来た」って言い方してたけど、うちのほうじゃ「高知市」のことは単に「市内」って言ってたんだよね。いや他に市はあるけどなぜか市内=高知市内ね。他の地域は違うのかなあ?まあそんなことを思い出しながら見てました。
 

ゴーイング マイ ホーム

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/goingmyhome/
監督・脚本:是枝裕和
 
こっちはすごくあいだあけてぼつぼつ見てたから細かいとこ把握できてないかもだけど、一応ちゃんとは見たよ。まったりとして美しい映像で森とか田舎とか、微妙な距離感の家族の空気感を楽しむドラマかなと。
登場人物の何気ない会話とかやり取り、時々入るクーナ@阿部サダヲたち(妄想or夢)の佇まいとか、どうということはないんだけど微笑ましい。
是枝監督の初ドラマってことだけど視聴率はそんなに良くはなかったという記憶。クーナという空想上の小人を探すドラマってことで、ファンタジーと思われたのがイカンかったのか?リアルというわけでもないけど作為的と自然体の中間くらいのトーンだったし、ぱっと見ファンタジーに見えるってのはちょっとハードル高かったのかも。
ただまあこれ毎週あの時間帯にやってたら難しいってのはわからんでもないというか、何も起こらなさすぎるんだよね。映画ならともかく画面をちゃんと見てないとわかりにくいドラマだと思うし。
何も起こらないところがいいと思うんだけど、ホームドラマにしてもやっぱり普通の人は登場人物がドタバタしてないと見た気にはならないのかなあ。
そういう意味でとてもチャレンジングだったとは思うけど内容は面白かったし、阿部ちゃんの主人公の所在なさとか、YOUの役とかも酷いこと言ってるように思えてもなんとなくああいう人いるよね〜と思えるような、ひとんちの騒動だから傍観者で楽しめるみたいなところがいいというか。結構生々しいことも言ってるんだけどあの雰囲気だとおとぼけコメディみたいに見えてて、いろんなことをはっきりこうだといってないとこがよかったw
槇原敬之の主題歌もすごく合ってたなあ。のんびりしてて毎回すごく和んだ。
 

ああ確かにこういう感じだね。1話めですごい面白いって感じのドラマじゃなくあとからジワジワ来るタイプ。なんだかんだ見終わったらほっこりするしwこういうドラマが受けないのはとても残念。