http://www.tbs.co.jp/999tbs/
脚本：宇田学 演出：木村ひさし トリック監修：蒔田光治
1話めよりはマシだけど開始10分で話の筋は殆どわかるというありがちさｗ ○○が関係してるのもそんなことだろうと思ったよｗ（一応ネタバレ配慮）
ただストーリーは手堅く面白いけど、なんだろう、ネタの持って行き方自体が古いというか。
風間俊介がゲストだから見たけど、このドラマ自体は見ても見なくてもいいような気はする。でも視聴率は1話めより上がったんだよね。まあそれはわからんでもないが、数字が上がることは良いことですよ。
だってさ、今どき偉い人の息子の事件をもみ消して脅しをかけてくるって、ねえｗ 弁護士はともかく警察まで加担したってどう考えても不祥事。昔ならいざしらず今は社会的に大問題だよ？公表されたほうがダメージデカイわ、コンプライアンス的にね。
斑目所長があえて訳ありな事件の弁護を引き受けてるのは最初から朝霧インターナショナルを切るつもりだったからだろうし、てことは朝霧会長が佐田や斑目を脅しても無駄だよね。
朝霧インターナショナルとの契約で得になることと、この一連の事件がバレて会社自体はともかく朝霧会長が社会的に抹殺されることを秤にかけたら、どう考えても後者のほうがリスク高いと思うんだけど。そんな隠蔽体質の会長が仕切る会社なんて信用できるわけ無いじゃん。
しかもそれに絡んで強姦事件から殺人まで発展したしな。いや悪いのは殺した店長だけど、どっちみち会長の孫つまり木内がクズすぎる。会長は真っ当にリスクマネジメントをするなら孫を勘当して外国にでも送っとくべきだったなーとしか。まあ人一人自殺に追い込んどいてそんなこと許されないけど。自分で書いていながらちょっとムカッとしたわ。
とりあえず風間俊介の正当防衛が成り立つかどうかって話は結局殺人未遂ってことかな？店長はやらなくてもいい殺人をやったけどまあこっちもクズなので問題なし。強姦と殺人で無期くらいだろか。
ただねえ、一見ドラマのストーリーとしてはカタルシスもあってすっきりしてるんだけど、それでも結局クズが無用に殺されたことを正義とするドラマはあまり好きじゃないのですよ。そういう作りをやってしまうセンスが古いってことです。
強姦されて自殺した婚約者の仇をとった山下さんだって、木内を刺した罪はともかく全然良いことないじゃん。婚約者を自殺させてしまったことも悔やんでるだろうし、仇を討ってすっきりするわけでもないだろうし。つーか普通の人間なら殺したいくらい憎いと言っても本当に殺したら後悔するもんだと思うよ？その辺もありがちにスルーなのがちょっと引っかかるかなあ。こういうテイストのドラマで深く掘り下げられても困るけど。
まあ深山のキャラは相変わらずつかめない変人だけど、1話よりは面白かったんでいいや。なにげに深山のオヤジギャグに笑ってしまう佐田が可笑しかったｗ
あと恐ろしいほど使える明石（片桐仁）の能力の高さよｗ しかもあのカレイのiPhoneケースって片桐の自作のやつだよね、粘土細工の。そういうところで盛ってくるのかー（笑）
これねこれ→片桐仁が創作したスマホケース「カレイPhone」片桐出演ドラマに登場 http://natalie.mu/owarai/news/183213
しかも佐田が興味津々って、もう完全にそういうキャラってことだよね（苦笑）
他のキャラもなんか味あるしちょっと面白おかしい。TBSは「HERO」狙ってるのかしら？ｗ
あと朝霧の会長室に「朝霧よ今夜もありがとう」って書があったんだけど、TRICKじゃないんだからそいうとこでギャグ狙わなくていいから。孫の強姦事件を警察絡みでもみ消し、あまつさえその孫が殺された事件すら過去の不祥事隠しのためにさっさと示談にしたいっていう人間がそういうものを飾ってるってことでしょ。
そこんとこ、なんというか番組としての倫理観をちょっとばかし疑うよ。
