そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

家売るオンナ#1

http://www.ntv.co.jp/ieuru/
脚本:大石静 演出:猪股隆一
 
ヒロインの三軒谷万智@北川景子は『家政婦のミタ』の三田さんや『ハケンの品格』の大前春子と同じく上メセ命令形サイボーグヒロインすぎwww
内容のテイストはまったく違うのに見事なまでに主人公像が同じって、ある意味すごいなあw
ただゲストの医者夫婦の不動産探しのいい話感と、テーコー不動産営業課の部内のコント感と白州美加@イモトアヤコのギャグ漫画風キャラが浮いてる気はするのが微妙。ってかそうかあれイモトだったのか、真由がないとまったくわからないよ!w
でもあの女の意味がわからない優遇っぷり&酷い目に遭いっぷりはちょっと意味不明。課長の仲村トオルのキャラもよくわかんないし。白州美加って会社の偉い人のコネ入社ってわけじゃないよね?(どう見てもそういう扱いなんだけど)
いろいろ謎めいてるし言動もおかしいけど超デキる不動産営業ウーマンの三軒谷万智、頼まれてもないのに客の懐に入り込んでその人たちの人生や家族、生き方に見合った家を売るというのは、不動産を扱うってことを考えるとものすごく変だよなあ。買うほうが納得してるからいいけど、普通考えられないよ。家ってお高いんでしょう?庶民からしたら一生に一度レベルの絶対に失敗できない買い物ですよ。
そんなお客の要望を半ば無視して、今のその人たちに合った住まいを提供するということでは〈終の棲家〉っていう考え方じゃないんだけど、それも万智があの子供に語った死生観みたいなものとは合ってる気がするから筋は通ってんだよな。
気に入ってるのになかなか決められなかった老夫婦や医者夫婦もそうだけど、自分がどんな暮らしを必要としているのかってのも実はわかってない、主観的な希望と客観的な必要性でミスマッチがあるのかもしれないし。
万智は無理な要望を出す土方夫妻の医者でお金はあるから子供のためにも新しくて大きな家で当然という常識を変えたわけだし。いやそこは別にいいんだけど、そういう家が職場である病院かのすぐ近くに欲しいってのは無茶って話だよね。
というか不動産って自分が希望する場所に希望の物件があるわけじゃないし、どんなにお金があっても住みたい場所に土地が余ってなけりゃ家も建てられないわけだし、そういう意味ではとてもままならないデカイ買い物だよな。そこでそれをどういうふうに妥協するのかっていうのは結構大事なのかもしれないわけで、その辺を上手くドラマとして見せてるって意味では面白いような。
少なくともベテラン大石静だから、単に面白おかしいだけじゃなくその辺に皮肉や悲哀もある、家の購入と万智の無茶振りにみんなが振り回されるドラマになればまあ面白いかなあ。
あと万智が絶対家を売れるのはわかるけど、庭野(工藤阿須加)がなぜ家を売ることが出来ないのかは今ひとつよくわかんなかったなあ。課長や安達と比べて売る努力が足りないってこと?
あと千葉ちゃんは天使スマイルの謎イケメンで、久しぶりに鈴木ズッキー裕樹が普通のドラマに。でももうちょっと活躍プリーズ!
見ても見なくても…とは思うけど(そもそも大石静はそんなにツボじゃない)一応もうちょっと見る。