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インデペンデンス・デイ: リサージェンス

http://www.foxmovies-jp.com/idr/
監督:ローランド・エメリッヒ 脚本:ニコラス・ライト他

 
一応前作は見返さずに行ったけど、登場人物とかあらすじは覚えてたんで問題なしですw でも記憶があやふやって人は前作見といたほうがいいかも。
オレはむしろ20年経って、あの時の大統領の娘ちゃんがこんなに大きくなって…とか、ファーストレディを助けて頑張ってたストリッパー母ちゃんとその息子が今軍のトップパイロットに…とかいろいろ感慨深かった。あのマッドな博士も生きてたし!ずっと昏睡状態だったとか、それナイスアイデアすぎるw
全体には前作と同じくお金のかかった程よいバカ映画で、USJのアトラクションのような清々しく楽しめた!バカ映画にしてもちょっと(時期的、世間的に)ハズした感はあるんだけど、エメリッヒ監督はいい意味で見たいものは見せてくれたよw
今の感覚のハリウッドアメコミ系バジェットムービーの真面目な大作感と比べると、スケールアップはしてるけど雰囲気自体は20年前のままの世界観なので突っ込みどころはある、なのでそこに突っ込まないで楽しめる人向けかな。
まあエメリッヒ監督が肩肘張らずにいい意味で気楽に手癖でさくさくっと作った感じで、無駄にシリアスにならずに気楽に見られるし、和やかないい話の笑いどころがあるので、そこも前作を知ってると予定調和的に笑えるのがいいね。
残念なのは前作はバカ映画なのに感動できるってことだけど、それはもう仕方ないか。ホイットモア大統領はカリスマ性が合ったよw
あとやっぱあの主題曲は無敵だね。あれ聞くと謎の爽快感と勝利の余韻が素晴らしいよw

以下ちょこっとネタバレで。
 
 
前作から引き続きの登場人物が多いせいで、やたら時間の経過がリアルなのと懐かしい気分になることしかり(笑)
よくみればデイヴィット(ジェフ・ゴールドブラム)もホイットモア元大統領(ビル・プルマン)もそれなり老けこんでるよなあ。
ヒラー大佐(ウィル・スミス)は事故で死んだことになってるけど、パンフ見たら監督とはちゃんと話がついてるってことで良かったw(続編の話もしてるし、ギャラが高いからってことで)
その息子のディランがトップパイロットで英雄で、大統領の娘さんのパトリシアと仲良しで…って、それでもう別のストーリーに。
逆に主人公のジェイク(リアム・ヘムズワース、クリヘムの弟なのね)と優秀なお友達のチャーリーだっけ、彼らも年齢考えるとよくもなあ20年前の宇宙人襲撃をよく生き残ったなあ〜とこれまた感慨深いよ。
あとは何よりやっぱりオーキン博士(ブレント・スパイナー)!20年間昏睡状態だった…って、そういや前作では宇宙人に意識を乗っ取られたあといなかった…ってことで、その時から意識不明で昏睡状態だったってのは上手いなあ(笑)これ今回のホイットマン元大統領が同じように意識を乗っ取らせることの伏線にもなってるってことかな。死にゃしないっていう。
逆に誰それって思ったのはデイヴィットといろいろあったというキャサリンシャルロット・ゲンズブール)とオーキン博士の面倒を見てた編み物好きのおじさん。(ホモ?)前作には出てなかったよね?
キャサリンは一瞬前妻とごっちゃになりそうだったけどシャルロット・ゲンズブール出てたらいくらなんでも覚えてるってオレだってw
そして20年経ってもデイヴィットのパパ、ジュリアス(ジャド・ハーシュ)は相変わらずの天然コメディ要員だし。まさかあの津波で死なないとはw しかもなぜか子供拾いまくってくし。もう塩原をバスで走ってるって時点で笑いがwwwいやそれでこそこの映画w
逆にディランの母親、あのファーストレディを看取ってエリア51を目指してたお母さんだよ、ビルの崩壊にのまれて死んじゃったよ… (´Д⊂ヽ 逆にリサージェンス見てから前作を見たら泣きそう。
あとちょっと意外だったのはずっと宇宙人と交戦中の地域があったこと。なぜ制圧出来ないのだ?第9地区
宇宙人の技術で科学がものすごく発展して、今現実の2016年の世界とまったく違ったパラレルワールド的な世界線の現在になってるのは見てて不思議な感じがするんだよなあ。
単純にCGやVFXの見た目映像、スケール感でいうと昨今の『アベンジャーズ』や『X−MEN』と比べるべくもないんだけど、なんというか若い監督には作れない時間経過の折り込み具合にベテランの説得力を感じるというか。とにかくこの20年という時間の重みとその間の進歩に思いを馳せるよ。宇宙人の科学技術が主に重力制御と宇宙開発と武器にしか向かってないというアンバランスさも。ものすごい超ハイテクヘリみたいなのが空飛んでるのにタイヤの付いた車も走ってるっていうね。あと日常生活はそんなにハイテク化してないし。(そういや軍用無線しか出てきてないけどスマホとか携帯ってどうなったんだろ)
世界が団結して国境がなくなったっぽいのは良いことだけど、アメリカの女性大統領はあまりに短絡的かつ好戦的すぎて、現実世界の女性大統領誕生にいいイメージ持てないなあ。だって結局あの宇宙人たちの敵(=地球の味方)の宇宙船を撃ち落としてるし。やめときゃいいのにと思ってたよ。
というか超ネタバレだけど、あの球体のバーチャル宇宙人は反則じゃね?そういう宇宙人もたぶん当然いるだろうけどあまりにご都合すぎてすごくスタートレック感w いい宇宙人だという保証はないだろよwww
そのご都合展開でだいぶ宇宙人を撃退した高揚感やドクターや元大統領がなくなった悲しみも薄れてしまったけど、これはこれでかなあ。
宇宙人は記憶とそんなに印象は変わってない気がしたけど、よく見たら結構リアルだったな。
あと今回もまた中国資本が入ってるせいか中国人キャストが出張ってて、世の中の趨勢として仕方ないとはいえ前作はちゃんと東京の描写もあったのになあと思うと寂しく残念な限り。この世界の日本はどうなってんだ。参加してないのかよ(軍隊もないから仕方ないのか)
アジアが潰されてる〜と思ったらシンガポールだし…>マリーナベイ サンズがー…(;´Д`)
まあ中国人女性パイロットが美人なのがせめてもの救い。(目の保養的な意味で)日本人をあのポジションに送り込めない日本の不甲斐なさよ…(たぶん英語もネックに)