そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子#2

http://www.ktv.jp/on/index.html
脚本:古谷和尚 演出:白木啓一郎 原作:内藤了
 
これ完全に主人公のヒロインがサイコパスすぎてヤバいレベル。異常犯罪の捜査官じゃなくて異常な犯罪捜査官だよ。
つーか比奈子の夢はあまりに示唆的でツイン・ピークス的。そのうち小人が出てくるよw 七味唐辛子がしゃべるのもなw
しかもこりゃーまたヒデー話だ。この時間帯にやって良いかどうかギリギリのネタだなぁ(褒めてる)冷凍死体はスペックホルダーの仕業じゃないよね?w
冷凍死体の放置というシチュエーションの事件で、その犯人が父と娘の近親相姦の子供で父親に虐待されてた家族みんなで暮らしたいという愛情ゆえの犯行っていわれてもこの事件相当頭おかしいとしか。
ご近所からは仲が良いと思われていた家族の父親から子供への虐待とか娘に子供を生ませるとか、父親が病死した後冷凍庫で保管しろとか(いやそれ犯罪)、その冷凍の父親に対して恨みつらみをぶちまける息子とか、さらっとしか描かれてないけどこれくらいでちょうどいいかも。それとも原作ではもう少し詳しいんだろか。
全体に酷いことは起こってるんだけど、例えば『ストロベリーナイト』みたいな直接的なエグさじゃない、表面上そんなに残虐描写はないしエグい話も直接的には見せてないから、そういう意味では節度あっていいと思う。
まあそういうタブー描写のキャッチーさを狙った風でもなくみえるのは、ヒロインがあまりにも常軌を逸してるからじゃないかって気もするし。事件の奇妙さを見せたいドラマじゃなく、その猟奇な事件に対する主人公のリアクションと本人の言う自分を知りたいというのが殺人衝動なのかどうかってことなのか。
比奈子と犯人の対峙は1話と同じようなパターンなんだけど、犯人を観察しながら「よかったですねー夢が叶って」と棒読み的に言う心なさにむしろこの藤堂比奈子というキャラが普通に育ってきたってことの方がおかしいとしか。お母さん本当に病死?マジで七味になったの?(んなまさか)
東海林のトラウマはともかく、比奈子と東海林のコンビは歯止め利いてなくてなんかマズイのはわかる。ここで一度コンビ解散なのは正しいね。そこで要潤か?要潤がいるのにあの程度にしか使わないないのはないと思うからこっからどういう展開になるのかちょっと楽しみ。
拘置所で変死した囚人と1話の大友のカウンセリングが中島だったけど、早坂クリニックは光石研も相当怪しいよな。何らかの暗示で自殺させてると思うんだが。
プロファイリングも完璧なその中島が、猟奇事件に興味津々な比奈子に興味あるっていうのがどういうつもりなのかなと。
というか比奈子が知りたいのは人殺しというより殺人衝動のスイッチが入る瞬間ってことで、比奈子が犯人と対峙するときの笑いは殺人者のそれと同じってのはそういうことなんだろな。とするとあのナイフといい、自分が人を殺すかも知れない理由=スイッチを探してるってことなのか?回避のために?中島がそれを解き明かすならそれはそれで面白そうだけど。