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脚本：櫻井武晴 演出：堤幸彦
オレはこのドラマキライじゃない。キライじゃないけどホメるのも無理。
今回の話が2話またぎでやるほどの大ネタ、2時間サスペンスじゃなく横溝系パロディなのはわかった。堤監督が横溝パロディが好きなのもわかった。
しかしそれはドラマが面白ければ、の話しじゃい。
面白くなりそうな小ネタをことごとくハズしててどこで笑ったらいいのかもわからないよ？
ネタも外してるし、そのわりにストーリーは理屈が克ちすぎててトンデモ感薄いし、酷い話もいい話も中途半端。てかまた苦い真実なオチかよ。オチだけいきなり後味悪く苦い2時間サスペンスになってるけど、そもそもあの夫婦のことこれっぽっちも興味ないしから。ミスリードになるほども突っ込まなかったし、本筋の事件にも中途半端にしか噛んでないし。非常に何じゃそりゃ感。
少なくとも今回温泉宿のはずなのに温泉出てこなかったよね。一体これは何の話なのだ。そもそも主人公の蘭丸に三助と絶対舌感の男という属性2つもいらなかったよ。というか番組始まる前の大まかなプロットでは寛治が三助だと思ってたよ。（すでにおろ覚え）
TRICKやSPECと何が違うのかというとものすごく当たり前の話だけど、そもそもあの主人公3人には物語中で明かされなければいけない謎を解き明かす必然がないってことなんだよ。
巻き込まれるにも理由は毎回ガス欠だし、温泉宿ならネームバリューでただ泊りができるってだけで、それって結果としてお話的に必要条件じゃないし。
蘭丸はさっさとミヤビを探しに行けばいいだけだし、光と寛治にしてもなぜ一緒に旅してるのかわかんないし、あの3人お出会いの過去をチラ見せされてもそれ自体が面白く無いってどうしたら？
もうすでにランクアップしてるみたいだけど、テコ入れも出来ないまま堤監督構想十数年の企画が企画倒れに終わろうとしてるのは残念としか…（ここから挽回できるとはとても思えないよ）
どこをどうすれば良くなるのかもわからない…プロットが悪いのか、脚本が酷いのか、演出がは弾けてないのか…
