そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子#6

http://www.ntv.co.jp/jimisugo/
脚本:川紾いづみ 演出:小室直子
 
ここで安藤政信がゲスト!
そして久しぶりの安藤政信に泣かされたー。ちょっと(´;д;`)ウッ…ときた。
というか今回はちゃんとお仕事バリバリでイイハナシダッター。
貝塚イイヤツダナー。いやマジで貝塚って編集者としてかなり優秀だなー。会社人としてもマトモだw
全体に盛り込み過ぎだけどすべてのエピソードが面白かった。悦子はいつでも恋より仕事!仕事できる!でも恋より仕事だけどちゃんと恋愛話も展開してる!
悦子がバカポジティブに都合の悪いことをスルーしてるとかどう見ても無理してるし、マトモな女子ならそこで何か言えよ…と思ってたけど、ちゃんとめちゃめちゃ気にしてた!そりゃ普通気にするよwいいけどセシルはウルセーよwお前の価値観で判断するな、いやわかるけど。(しかし幸人がイケメンじゃないってのはまったく見る目がないとしか)
でも相手は作家だし〜ってのも分からなくはないけど、それはそれで幸人の自分探し、いや作家のスイッチ探しだったという展開。いやわかるよそれ。自分を信じられないって苦しいし、それ以前に面白いと思ってないものを書くのもいやだし、何が面白いのかわからなくなってるという迷いと不安だよなー。作家じゃなくてもありがちかと。
そこで悦子のバカポジティブですよ!やりたいことをやれてないんじゃなく今やってることがやりたいこと、いつかやりたいことに繋がる糧だ、という前向きなポジティブさ、スゲェ。
そして幸人の作家としてやっていけるかどうかという不安を2作目の部数が2500部だったという数字で突き付け、それに対する貝塚の本気さや編集者としての能力をかつて担当してた作家志望の桐谷への対応で見せるという凝った構成。
おまけにそこに校閲の仕事のシビアさと重要さを等の作家に見せつつ、出版社の皆さんがどれだけ作家とその作品を大事にしているのかも描ききってるしもちろん貝塚の暑苦しい面倒見の良さもとても良かった。好むと好まざるとにかかわらずw 作家もいろんなタイプがいるから難しいよなw
森尾も仕事が上手くいったし不倫相手もちゃんと切ることが出来てよかったし。てか、みなさんの恋模様も上手く見せてるよなあ。何よりまさかの藤岩さんが既婚者でもう結婚10年ってのも驚きだった。
米岡さんと正宗くんは、なんといったらいいのかそれ普通に本当にデートなの?正宗くんはゲイなのノンケからの転びゲイなの?メッチャ気になるんだけど、米岡が悲しい目に遭うのは見たくないのでどちらでもいいです。プロレスデートでお幸せに!w
あ、幸人とデートの約束をしてた悦子に緊急校閲で幸人くんどうなったんだとちょっとだけハラハラしたけど、普通にちゃんと連絡してあったw あまりにもそういう当たり前の連絡すらしないドラマが多すぎて無用な心配したよ。普通の社会人は連絡するよな当然だよなw(しかしそこで彼女の職場に来てしまえるのは作家の特権というか、初めてリニアモーター牛の是永是之と会った藤岩さんは彼と悦子が付き合ってるってのは知ってたっけ?)
いやーなんかこれだけ恋愛要素があるのに、ストーリー自体は完全に仕事の話で進んでて、しかもシビレルくらい完璧にやり遂げた感あって、日の目を見なかったかもしれない作家がデビュー出来た瞬間というカタルシスもあって、本当に面白かった!
桐谷さんの子供向けの小説が面白かったのはたまたまじゃなく、「甥っ子のために」という対象読者がはっきりしてたからだと思うしな。そこが彼のスイッチだったんだろな…とはドラマでは描いてないけどこの話の流れだと当然そうだし、それをあの場で見てた幸人=是永是之が作家として壁を破れるかどうか…というところまで楽しみに出来るとは。というか「犬っぽいっすね。」がいつの間にかちゃんと刊行されてて(校閲したんだから当然だけど)とてもしょっぱい同人レベルの部数しか出なかった、それを悩んでたことを貝塚に打ち明け、悦子のポジティブさを参考に、これから作家としてやっていけるのかどうか…ということ含めて今後が楽しみです。
と思ったのに予告でまさかの本郷先生の息子だと!?えー (゚Д゚)
え、確かに本郷先生の話の時に別れた奥さんと話した…ってとこまではあったけど、そういや息子はどうしたんだと思ったんだよな。悦子が見つけたあのカフェに3人で撮った写真があったんじゃなかったっけ?まさかその息子!それ伏線だったの?何それワクワク
ところで何気に幸人くんって悦子に負けず劣らずくらいに衣装持ちだよね。