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ゲーム・オブ・スローンズ 第六章「冬の狂風」

ワーナー:http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/gameofthrones/
スターチャンネルhttp://www.star-ch.jp/gameofthrones/
 
さっそく全話見終わりました!(家人はまだ全然見てない)
まあ一日じゅう見てるわけにもいかないので家事やら何やら済ませてからなので、映像特典まで見終わるのに3日もかかりましたが。
いやー、さすがに1〜5章をイッキ見した衝撃と比べると1章分10話だとこんなものか…と思うんだけど、それでもこの怒涛の展開、そしてラストシーンでとうとうエッソス大陸を離れたドラゴンの母ご一行がどうなるのか、未知のワクワクに包まれております。第6章って原作まだ出てないんだよね。
原作は第7章まで、ドラマはどっかで第8章まではやるって見かけたけど(第三章を戦後編に分けてるからだと思うけど)、それでもこれ本当にちゃんと終わるの?
なんだかんだ結構端折るのが上手い脚本・演出なので、尺的には間に合うのかもしれないけど、ここから冬が来て夜の王との対決、そしてほんとはそれどころじゃないはずのデナーリスの王国を取り戻す戦いといい、どういう展開になるんだ。
あと展開を端折りはするけど細かいとこで布石&伏線回収、整合性や辻褄はある程度合わせてるから、やっぱり脚本に手間をかけて練り込むって大事だよね。だから何度見てもあらたなる発見があって、本当に何度でも見ちゃうんだよw

それにしても今回は特に子役の子がいきなり大きくなった印象。ブランもリコンもトメンもずいぶん大きくなって… 大きいくらいならまだしもブランて髪型いいのか?子供っぽい長髪がいつの間にか短くなってるんだけどw マジ誰かと思った。
あとなんやかんやで皆さん老けてきたね。(誰とは言わないけどヤーラとか…)それと初回のデナーリスの二の腕の太さにビックリだよ。第5章の終わりではそこまでじゃなかったのに何があったw
そしてサンサ。最初の夢見る少女らしさはなくなってとても厳しい複雑な人物になってた。今回の撮影はX-MENと同じくらいなのかなあ。さすがに演技的にもジーン・グレイと同じ人だわーってなったw
とにかく次は来年の夏だっけ。第七章はスタチャンを契約して毎週見るつもりです。楽しみ〜ワクワク!
次回のOP、キングスランディングは黄金の獅子の旗印に変わるのかしら。今回のシリーズで各国の勢力図が相当塗り替わったので、そこら辺もとても楽しみだし何となくキリはいいね。(今このタイミングでハマってよかったw)
 
以下ちょっとネタバレ気味に(ドラマをすでに見た人向け)思ったことを。全部は言わないから大丈夫w
あとDisc5に特典映像が入ってますが、今回はちょっと少なめな気がしなくもないけど、「落とし子の戦い」のものすごい戦場メイキングがあったり、今までは2班体制だったのが3班体制になり、しかもそのすべてが同じスタジオでやらざるを得ないすごい状況のドキュメント18時間みたいなのもあり、見応えありました。
まあ映像特典といえばなぜか前の章の解説を入れてたりするのですが、アレどうにかならんのかな?(^_^;)つーか毎章解説入れて欲しいし、この章は死んだ人いっぱいいるから(ネタバレ、ホント死にすぎ)また「退場者おつかれ座談会」やってほしいw
以下一応折りたたんどきます。
 
 
とりあえず1〜5章を観て調べてる時点で多少のネタバレは踏んでしまったんですが、それもジョン・スノウが復活するってのとシオンがミーリーンに行くってこと、ラムジーが死ぬってことくらいだったので、思った以上に知ってるキャラがあっという間にサクサクと死んでしまったのがショックでもあり面白くもあり。最終話はショックどころじゃないあまりにも大掛かりな事件で衝撃的。9話目の「落とし子の戦い」が一瞬霞むくらいに。
1話めラストでメリサンドルが老婆になってしまったのは結局説明ないけどどういうことなの?もともと老婆だってこと?若い姿に戻ったあとも若干老けこんでて、今までの神秘的な美しさはちょっとなくなってたけど。
いや説明なかったんでむしろ思ったのは「ハウルの動く城」のソフィーみたいに、内面の気の持ちようで見た目が変わる、あの老婆のメリサンドルは自分の判断に自信をなくしてしまったということなのかなと思ったんだけど、どうかしら。
あとソロスが復活させたドンダリオンはだんだん記憶を無くしていったけど、ジョン・スノウもちょっとばかり何かを失った感じだったなあ。前半あんまりグズグズいってるからちょっとイラッとしたw(裏切られたという心の傷はわかるけど)
サンサとシオンの逃避行、すげーハラハラした。冬あんな川に入ったら死ぬ。そしてブライエニーほんと頼りになる。彼女もちょっと老けた気がするw
デナーリスが自分の力で(ドラゴンはいるけど)崇拝を勝ち取っていくところはホント清々しいね!説得力。とりあえずジョラー・モーモントが女王に許されてよかった (´Д⊂ヽ 再登場を待つ(出てくるのかな?)

ハウンドが生きてた!首切られてない人はやっぱり死なないのねw 珍しくアバンがあるし、何の話だって思っちゃった。ハウンドもなんかいい人っぽくなってるしw
5話。ホーダーが…(´;д;`)ウッ… ホーダーは「Hoold the door」の事だったのかーと。おそらく最初からそういう設定だったんだろうけどそれがここでやっと明らかに…ってのは、ちょっと鳥肌モノでした。
しかしここでブランの大狼もやられたしホーダーもいなくなって、悲しいんだけどそれよりミーラだけでブランを運ぶの大変じゃんよと心配したよ。そしてやっと長い伏線回収。スッキリ。
てかブランの幻視は肝心なところ、もうちょっとってとこを見せてくれないんだけど、結局ジョン・スノウってあれだとリアナとレイガーの子供ってことなの?黒髪茶目ってスタークの血が出すぎてるってことかしら。でもネッドの子じゃなきゃ北部の落とし子にはならないよなあ。そこにリアナ・モーモントのいう北部の王の正当性を被せてきてるから、その辺先に引っ張る伏線って感じなのかな。
いいけど若き日のネッドはあれでいいのか?すごく微妙(スマンです)
マージェリーはものすごく強い意志を持ってるのにトメンはあまりにミイラ取りがミイラになりすぎ。マージェリー的にはどういうつもりだったんだろ。
そしてハイスパローの融通の効かなさに苛々させられてたけどそれもここまで…といってもなんかすごく後味悪いよ。タイレルのおばあちゃんが怒るのも無理はない。トメンもマジ可哀想。(王冠外したとこで予想できただけに、あああ〜(;´Д`)と)
この最終話の最初にティリオンが言ったワイルドファイヤの保管場所、ほんの雑談だけど展開的にはこれを示唆してたんだよな。そういう細かいとこで仕込んでくるなあ。
しかしこのやり過ぎと言っていいくらいの大事件からまさかのサーセイ即位。ウェスタロス初めての女王はデナーリスじゃなかった!王都のあの有様と即位を見てジェイミーがどう思ってるのか気になる。
あと情報が早くてストレスにならないのがこのドラマのいいところなんだけど(視聴者と劇中人物がほぼ同時に展開を知る方式)、ウィンターフェルが奪回されたことをアリアは当然もう知ってるよね…と思ってたらまさかのそっちかよ!な双子城での出来事にこれもスッキリ!
鉄諸島も代替わりしたしエロ司祭もいなくなったし頭のおかしなじいさんたちがほとんどいなくなったぜ!やった!(笑)
あ、やっぱり生きてたブラックフィッシュはアホだと思った。なんであそこでサンサの要請に応えなかったんだ。ブライエニーの申し出を聞き入れなかったんだ。意地だけで無駄に兵を取られてなあ…まったくもう死にたがりのじいさんめ。
そしてこのドラマの良心、サー・ダヴォスとトアマンドがまだ生き残ってて嬉しいですw
ティリオンとミッサンディとグレイワームのゲームみたいな真面目ギャグが何シーンかあったけど、ジョン・スノウの軍議の時の挟み撃ちがわからないトアマンドが良かったw ああいうのあるとちょっとほのぼのするw
 
 

ちょい追記。2016-11-19

 
ジョン・スノウの出生の秘密は物語の初めから引っ張ってただけに、やっと明らかになったのが北部の王と認められたこのタイミングってことで、これ相当重大な伏線として次章以降引っ張るんじゃないかと思うのよね。
劇中の描写で明らかにジョンはネッドの落とし子じゃなかった、てことは絵として見せられてないけど皆が語る通りにリアナを連れ去ったのがレイガー・ターガリエンだとすればどうなるのか。
この世界はあくまでも王の血筋だけが国の継承者であり、女性の場合は家と家を繋ぐ役目でしかなく、そもそも女性の王つまり女王はいなかった。
でもデナーリスはターガリエンの正当な血筋としては彼女しか残ってなくて、だから彼女が王国を取り戻すってことは女王を目指している。(実際今も女王だし)
鉄諸島もヤーラが支配者になれば女王支配だし、そこに王都での内乱で結局サーセイが女王になってしまったということは、ジョフリーやトメンの血筋がバラシオン家じゃなくラニスターだという公然の秘密はさておいても結局死んだので、サーセイが即位したってことは七王国の王はラニスター家ってことに。あと何気にドーンも正当な王がいなくなったから落とし子のエラリアが実質的に統治者だよね?タイレル家は今誰に継承権があるのかはわからないけどドラマではロラスとマージェリー歯科孫はいないってことになってるから、メイスともども殺された以上今残ってるのはオレナおばあちゃんだけってことで、ここでも血筋は途絶えたってことだよね。(wikiの「https://ja.m.wikipedia.org/wiki/氷と炎の歌の諸名家」参照)

そこでスターク家、今のところサンサとアリアとブラン、そして落とし子のジョンが残ってるわけだけど、ジョンがネッドの落とし子じゃないってことはリアナの血が入ってるにしても北部の王としてどうなのかってことにならないかな。
だからブランの幻視からの流れでジョンがリアナ・スタークの子供だってわかった直後に、リアナ・モーモントのジョンは北部の落とし子だから王として相応しい宣言がとても不穏なものに思えたのですよ。
そしてこの七王国の女性統治の流れがありならもちろんサンサが北部の女王になってもいいわけで、一応彼らは過去のことについて和解はしたけどジョンの正当性は保証されないままだと思うのよ。
しかもジョンがもしかしたらリアナとレイガーの息子かもってことになると、でもレイガーは王子であって王じゃないから落とし子ではないけどターガリエンの血が入ってるという意味で、今ターガリエンの血を持つのはデナーリスとジョンだけということになり、そこがとても気になるのですよ。
これって考え過ぎかしら。

一応wikiとか見ると原作に沿った説明や設定があって、ドラマ版とは多少違うんだけどその辺は参考にしてみました。というか掘れば掘るほどややこしくなってきて、この物語の完成度はすごいなあと。
指輪物語」(読んでないけど)などとはまた違う感じではあるけど、とても奥深いですね。