そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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逃げるは恥だが役に立つ#11(終)

http://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/
脚本:野木亜紀子 演出:金子文紀 原作:海野つなみ
 
いきなりの真田丸パロに笑った (笑)
しかし自局の番組ネタはともかく、もしかしてNHKの番組パクリねたが多いのはお茶の間全般に知られてるからという計算なのかしらね。最後のフレパーは本物映像過ぎて一瞬ビビったけど。さすがTBSw
まあそれよりも何よりもビックリしたのは、やっとお目見えした日野さんの奥さんが藤井隆のリアル嫁、乙葉だったことだよ!その手があったのかーとwwwマジサプライズw
 
それはともかく、見終わってなんか知らんがモヤモヤ。
面白いは面白かったんだけど、でもやっぱりなんとなく、そんなに好きなドラマではないなあ。いや最初の方は面白かったしガッキーもカワイかった。でも途中からガッキーがそんなに可愛く見えなくなったんだよね。なんでだろう。てことで考えてみた。(いやあのガッキー…じゃなくみくりが可愛くないのは彼女が余裕がないってことの演技だと思うんだけどさ。それはわかってんだよ)
このドラマ、専業主婦の仕事の給料換算にしても未婚時代の契約結婚にしても、(キャリア独身)女性の呪いやゲイのことにしてもイマドキ風のこの手のネタの全方向に対して配慮してますというのがとてもわかりやすく、自分的にはそこが逆に小賢しくって話に入り込めなかった感じ。
パロディネタは普通に面白かったし楽しめたし上手いなあと思ったので、やっぱりたぶんみくりと平匡のキャラがそんなに好きじゃなかっただけかも。全然萌えないしってことで好きな人にはスマンです。
 
商店街のお仕事はやっぱりというかそうだろうなと思った通り、金払ってるんだからちゃんとやれよと言われるハメに。前にも感想でいった気がするけど、みくりが思った通りそれって主婦の仕事と同じなんだよね。
いやなんでもそうなんだけど、お金払ってんだからちゃんとやれっていう人はいるわけで、ただみくりの発想がスゴいのはそこにタウン誌のライターという仕事を噛ませてきて給料を別口から引っ張ろうと思ったことで、これはいい小賢しさw まーそれくらい強かでないと父親の知り合いとはいえ殆ど知らない男性のところに契約結婚というなの家事代行仕事なんか持ちかけないわなw
てことは専業主婦の仕事にしても、同じ仕事内容でも家事代行という建前で給料をもらえばきっちりやるけど給料が発生しないならやらないっていうのは良くない小賢しさだと思うのね。(その家庭の価値観にもよるけど)
だからこれは結婚が契約で主婦の仕事が給料制だと考えた時に、仕事内容を一体どこで線引きをするかっていうことよね。

家庭のシステムについては、共同経営責任者って、その手があったかーと素直に感心。(てか303カンパニーの経営責任者会議ってw)
これをはっきりいったところは目からウロコ。家庭という職場を成り立たせるには夫もしくは妻が働いた給料を共同の収益とし、その家庭=会社を運営するのは 夫婦2人であるということを明確にし、職場(主従関係)ではなく会社(共同経営)であると。いいね、なりましょうCEO!(笑)
これは共働き家庭なら薄々気がついてるようなことだとは思うけど、言葉で表わされると腑に落ちるというか。言霊ってスゴい!wその言葉が思いつかないためにみんな勘違いしちゃうのよね。
おっと、303の共同経営システムの話は面白いけど、ドラマの話なので端的にいう。
このドラマをなんとなく小賢しいなーと感じてモヤモヤするのは、みくりがプレゼンして「専業主婦の対価は雇用主の評価=愛情」だっていったように、この共同経営の顛末は最初から結論出てるんだよ。
この二人、いやみくりは、ブラック企業のように愛情搾取しなくても済むようなシステム構築で家事分担をしようとして、勝手にしんどくなって破綻したわけで。
だから結果としてどうなったのかというと家事労働はボランティア=愛情搾取をシステムに組み込むことを良しとする、ハグやラブラブっぷりやイチャイチャする事でこの二人の契約結婚関係の落とし所にしたんだけど、そういう結論を世間では普通に「結婚」って言うんだよね。
専業でも共働きでも相手のことを好きだからボランティアをしてもいいと思うんだし、専業だから完璧にしなきゃとか、共働きだから同じように分担するとか細かいことをいったらギスギスするだけだと思うのよ。
前提としてどっちかが家事が好きか、家事能力の高さってのがあると思うけど、それをいうと人それぞれ…って話になるからハグで誤魔化したのはドラマとしては正しいんだけど、そういう持って行き方がドラマとして現実的すぎて好きじゃなかったんだ。
あとその落としどころを探るためには常に対話が必要なのと、逆説的な意味で相手に対する愛情と思いやりがブラック企業並みの残業奉仕を支えるんだとすれば、それはそれでなんかしんどいなあと。好きなもの同士で結婚するのにそこまで考えなくてもいいのにって意味でね。
お互い大好き同士でやっと普通の人的なスタートラインに立ったみくりと平匡さん。ダブルベッドを主張する平匡さんに対してみくりは寝室別々派を主張してるけど、それが愛情のトレードオフで通ればいいんだよね。(言い方としては愛情搾取よりトレードオフのほうがよくね?)まあみくりの収入が不安定なら同性婚よりは籍入れたほうがいいんじゃないかと思うけど。
このドラマの言いたかったこととしては、恋愛や結婚のスタイルがどうたらっていう話ではなく、それより大事なのはどんな自分でも認めてくれる相手がいるということで、それが「結婚」ってことだと思うんだよ。
自尊感情が低くて自分のことが認められなくても普通じゃなく変だなあと思っても、それでもいいと言ってくれる相手がいることが大事なんであって、結婚って生活するためのシステムじゃなく生きていくための気持ちの支えだと思うのよね。
そのために好きな相手のハグが必要で、それを愛情というならそれでいいんだよ。という結論。
つまり、最初平匡さんのことを自尊感情が低くいプロ独身は扱いにくいなあと思ってた(自分は普通だと思ってた)みくりのほうが、実は自分のことを認められない自尊感情の低さに悩んでる、そうは見えない社交的なコミュ障で、それもひっくるめてダメな自分を認めてくれる相手が出来た。それでやっと自分が自分へかけた呪いを解放することができたーという話だったんだよね。契約結婚云々て話じゃないのよ。
 
そういう意味では同じように自分に呪いをかけてた百合ちゃんも、やっと素直になって風見さんとくっついて良かったよかった(苦笑)
そもそも百合ちゃんの問題点は恋愛の仕方がわからなくなってる、プロの独身どころか独身職人だってことで、年下との恋愛を考えたり計算(文字通りの年齢計算)したりするからダメなんだよな。感じろ!自分を信じろ!
若さ頼りでいちゃダメって若い五十嵐さんに言ってたけど、まさに自分がその呪いにかかってたんだよね。若くない自分が年下と恋愛しちゃダメだって。そうじゃないのよ。百合ちゃんこそ自由にならなきゃ。
そしてこの中で沼田さんだけパートナーがいないなあ、まさか百合ちゃんとくっつくわけじゃないよなあ?とまで思ったんだけど別のYURIさんとくっついた!そこかよ…って、なんとなくそんな感じはしてたw
沼田さんと梅原くんがくっつけば面白いのになあーとは思ってたけど、梅原が好きな人と会いたい時に会えないって言い始めたあたりで「あ、こいつゲイだ!」と(苦笑)
ともあれふたりとも良かった。まあSNSのやり取りだけでくっつくこともあるよな。いいけど沼田さんはあの場で売ってるものを持って会う約束して人違いしたら大変な事になったんじゃね?w
そういやこれも逃げ恥と校閲ガールの描写の差だけど、いかにもゲイゲイしい言動をしてる沼田さんに対して、米岡さんみたいなゲイカップルが当たり前のように存在していて誰も突っ込まず微笑ましく見守っている校閲ガールのほうが好ましいって言うのはあるかなあ。
まあそんなことで、コミュ障がコミュ障な自分を受け入れて貰おうとジタバタする話より、ポジティブハリケーンで突き進む校閲ガールの方が好みだということでw
 
追記というかこの感想書いたあとにちょこっとつぶやいたんで自分メモ。まとめみたいなもん?(順番入れ替えあり)

  • 見てる間いろいろモヤモヤしてたんだけど、あれって結局契約結婚がどうのって話じゃなく、自尊感情の低いコミュ障なヒロイン(自分は普通だと思ってる)が、それでもいいって言ってくれる人に承認されて呪いから解放させる話なんだなーと気が付いたよ。
  • 自分が好きじゃない自分のことも丸ごと認めてくれる状況としてはただの恋愛じゃなく結婚でなきゃダメで、でも自分にも相手の気持ちにも自信がないからとりあえずの契約結婚で(実はお試し状態)…っていうのが #逃げ恥 なんだと思う。
  • 原作はどうか知らないけど。
  • 百合ちゃんが、自社商品の宣伝で女性は自由でなきゃと会社の男たちと戦ったり若い女子に説教したりするのがずっとモヤモヤしてたんだけど、最後に風見さんとくっついてやっとスッキリしたんだよな。女は若くなきゃっていう呪いに一番囚われてたのは百合ちゃんなんだよ。
  • つーか自分的にはやっぱりコミュ障ヒロインの話にはあんまり共感できなくて、だから校閲ガールの方が楽しめたし好きなんだよなー

重ねて言っとくけど逃げ恥がつまらなかったとかそういうことでなく、ストーリーはわかるしパロディもめちゃくちゃ楽しめたんだけど、主人公たちにまったく萌えなかったってだけね。みくりはともかく平匡さんには共感できるし(でも別に好きじゃない&彼はめんどくさそう)
逃げ恥が好きじゃないって人も周りにいるんだけど共感力低めのリア充なので、たぶん彼らの悩みに共感できない人には面白く感じられないってことかなあ。