そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

嘘の戦争#1

http://www.ktv.jp/uso/index.html
脚本:後藤法子 演出:三宅喜重
 
オレは面白かったし、さすが草なぎくん悪い人やると上手いなあーとは思うけど、今回のこの一ノ瀬浩一ってキャラは劇中的にかなり素が見えすぎてて、どこからどこまでが詐欺師としての計算なのかわからないのはちょっとw
いやだって雨が降る中病院で仁科楓を待つのはいいけど、濡れないように建物の影に入るとかしろよ、しかもそれで濡れて風邪ひいて熱があるからって手当してもらうって、てっきり詐欺師的な懐に入るテクかと思ったらへんなウワゴト言い出すし。楓さんが興味持つ流れはわかるけどどこまでが彼の計算なのかわからないよw それとも棚ぼた展開なのか?(苦笑)
あと気になったのは、五十嵐先生が腕に刺青入れるようなキャラなのかどうかってことだよ。昔ヤンチャしてたの?タイで毎月買春するくらいだし。(と言うかその買春設定もどうよ)刺青もなんとなくレーザーで消したような感じなんだけど、それなら痣とかでもよかったんじゃないかと思うんだけど。医者(准教授)が刺青痕ってまずいだろよと思わんでもない。というかああいう経緯で病院を追い出された人をお誕生パーティに入れるなよ。しかもついてる女(ハルカ)はオカルト弁護士ってwww
そして大杉漣(銭の戦争つながり?)のところに本当に居候してしまうという既視感。いくらなんでも海外に支店がある経営コンサルが養護施設からご出勤はおかしくね?
あと長男のボンクラ仁科晃の自己承認欲求うっかりぶりもすごいよな。安田顕のキャスティングもこの枠的には新味があるし、ハマってるし。
次男・隆さんは藤木直人で珍しくクールな涌谷区?で良いです。そして彼の警戒っぷりは当然だと思うけど、そこで楓さん、パーティ会場で浩一と再会する確率の偶然性くらいは考えようぜ?普通怪しいって。
まあそういうツッコミどころはあるけど、オレは基本的には面白かったんで問題なしです。
初回二時間も長いなあと思ったけど、この構成なら一気にやらないとつまんないよな。
銭のときもそうだったけど、草なぎくんって感情押し殺した芝居のときになんか棒読みチックになるのが気にはなるんだけど、でもあの屋上のシーンは圧倒されたので(ちょっと泣けた)、ああいうところが草なぎくんはすごいなあと思うのです。
なんだかんだいっても初回の肝は浩一のトラウマで、何度も回想で浩一の家族が殺されたシーンを流すから彼のトラウマはそれなのかと思わせといて、でも実は浩一が本当に辛かったのは本当のことを言ってるのに誰も信じてくれなかったこと、大好きな父親が殺されたんではなく自殺した上に家族も刺したと嘘の証言しなければならなかったことだったと。
嘘つきの狼少年は嘘をついてたから本当のことを言っても信じてもらえなかったんだけど、本当のことを言っても信じてもらえなかったから嘘つき少年になってしまったって話か。それなら彼が「嘘は嫌いだ」というのも説得力が。
まあそれなら彼の詐欺のテクニックも、嘘じゃなく本当のことは言わなかっただけとか嘘で騙すんじゃないってことで徹底してほしいところです。ハーバードの名簿での騙しのテクみたいなのはうまくやってると思うんで、そういうやつね。天才かどうかはともかくマヌケなことはしないでほしいなw(ドラマ的にも)
そうそう菊池風磨時かけのときは棒っぷりがすごかったけど、こういうキャラなら気にならないのでOK。山本美月も今回はあんまり気にならないかなあ。というか彼女はなんでそんなに需要があるんだろ?(オレが興味ないだけかな)