そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

カルテット#3

http://www.tbs.co.jp/quartet2017/
脚本:坂元裕二 演出:金子文紀
 
そうか、有朱のすずめちゃんへの誘惑レクチャーは有朱がサークラの姫だってことの前振りかw そりゃそういうこと言ってる女なんか周りが勘違いして争いになるよなあ。最悪(笑)しかもだから心無い家森さんにはあんな仕打ちってことなのか?本能?w
それよりもすずめちゃんの秘密と生い立ちが悲しすぎてつらい。魔法少女から嘘つきの魔女へ。元魔法少女っていうとなんかカッコイイなあと思ったけどこれはつらい。しかし超能力詐欺で実刑とか自殺とか、御船千鶴子の時代ならともかくこの平成の時代にお父さんは一体何をやらかしたんだ?
すずめちゃんの元同僚のブログ(しかも読む声が安藤サクラ!)で真紀さんがうっかり知ってしまったすずめちゃんの過去。(てか「つばめちゃん(仮名)」でよくすずめちゃんのことだってわかったな、甥っ子のまえだまえだは)
あの会社の感じだとすずめちゃんと同じ世代の社員もいただろうけど、一体何が許せなくて「出てけ!」というメモを置き続けたのか。ブログ主の人もどうしてその空気でメモを置いてしまったのか。そのメモを何も言わないまま引き出しに隠し、100枚溜まった頃に退社する…って、その出来事がどうかというよりいつもの坂元裕二テイストのキャラ立てすぎてちょっとファンタジーっぽくとららえちゃったんだけど、つまりすずめちゃんはずっとそうして居場所を失われ追われ続け我慢して生きてきたってことだよね。その反動であんなに奔放マイペースになっちゃったのかしら。
しかしネットには人の隠したい過去も忘れたい記憶も漂っていて、そんな彼女の居場所はどこにあるのか…と思ってたら、真紀さんが勝手に擬似家族宣言しちゃったよ。それ、いいのかなあ…と思わんでもない。「いい話」なのか?(念のため、ドラマに対して言ってるんじゃなく劇中的に突っ込んでる)(すずめちゃんが真紀さんに良心の呵責を感じて盗聴を打ち明けそうになってるから)
いや親の死に目ですら会いたくないと思ってる、でもさすがに死んだら行かなきゃなあと思ってるすずめちゃんに行く必要ない、カツ丼食べたら帰ろって言うのはいいんだけど、同じもの食べて同じシャンプー使って同じ匂いのする家族みたいなものって言うのはむしろ呪いだよ。怖い。そういうこと言っちゃう真紀さんが怖い。稲川淳二よりも怖いすずめちゃんのお父さんよりも真紀さん怖い。
それともあそこに集まってる人たちみんなそういうつもりでいるの?だったらいいんだけど、少なくとも真紀さんは怖いです。
いいけどすずめちゃんのお父さんは人として酷いんだけど、もともとそういう人なのかなあ。嫌だなあそういう人がお父さんなの。すずめちゃん可哀想。本当にお父さんのこと嫌だったんだろうな。
すずめちゃんが死の間際のお父さんにかたくなに会おうとしなかったのは あってお父さんを許してしまいたくなかったからかなーと思ったり。会いたくないってのは嫌いだからじゃなく許してしまうことで自分が耐えてきたことが無駄になるのが嫌だからじゃないのかなと。
そして真紀さんがすずめちゃんのやってること(スパイ)に気がついてるかどうか、あの動画のアドレスを送ってきたのは誰なのか、ささやかにミステリー・サスペンス要素。
あとウルトラソウルというとても強い単語の勝負パンツ的なでメッセージ性の強いランジェリーを履く高橋一生似ワロタwパンツ出すなよ。
坂元裕二脚本ってことでかそれ生き組の安藤サクラがきて、瑛太Twitterでアップを始めたってことで光生くん(最高の離婚)を期待するw