そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

絶狼〈ZERO〉-DRAGON BLOOD-#13(終)

http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/zero_dragonblood/

牙狼シリーズはこないだの10周年記念で区切りがついたと思ってるんで、零の話なのはともかく新しくホラーを狩る竜人とかどうすんだと思ってたらこういう結末かー。
正直ストーリーとして面白かったのは数話しかないけど、今回のシリーズはむしろ雨宮監督の妄想を具現化した世界というならそれはそれで全然OKだと思います。別に雨宮監督の世界自体が嫌いなわけじゃないし。(好きじゃないのはダサいCGセンスと技術的な意味での演出が下手なのと中2的な箱庭感なので)
まあそういうことでいうと今回のシリーズ、テーマは「哀しみ」なのかなあ。
竜なのか人なのかわからない自分に苦しむエデルの哀しみ、世界に受け入れてもらえないアリスの哀しみ、想い叶わぬ烈花の哀しみ、そして彼ら彼女らを助けることが出来ない零の哀しみ。
でもそういうものを乗り越えなくてはならない魔戒騎士の宿命を背負う零の強さは儚くも美しいよ。藤田玲は美しいよ。
あとなんとなくあのラストを見るに、若干まどマギっぽい気もするよ?アリスを失った涼邑零は暁美ほむらだよ。それでもホラーと戦って生きていかないと行けないんだよな、魔戒騎士だから。
そういう哀しみを背負って宿命に生きながらも、ともすると魔戒騎士の掟よりも人間をとってしまう。それが掟と血に縛られた黄金騎士ではない銀牙騎士・絶狼で、なんとなく雰囲気や顔立ちからして甘いタイプの藤田玲だからこそって気はする。
もうちょっと、いつかでいいので絶狼のシリーズは見たいかも。まあどうせ何かしら続くんだよなw