- ミュシャ展 国立新美術館で開催-巨大傑作《スラヴ叙事詩》全20作チェコ国外、世界初公開 https://www.fashion-press.net/news/25268
会期:2017年3月8日(水)ー 6月5日(月)
場所:国立新美術館 企画展示室2E
最近もミュシャ展やったよなあ〜と思ってたけど、前回のミュシャ展は森アーツで2013年。時の経つのは早いなあ、あの頃は先代ニャンコズもまだ生きてたよ…
森アーツはリトグラフ中心でさすがキャッチーな展示だったけど、今回のはチェコ国外世界初、大作《スラヴ叙事詩》全20点まとめて公開。国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業だそうです。
混まない平日にと思って行ったんでそこそこ空いててよかったです。絵が大きいので混んでると落ち着いてゆっくり見られないかと。(草間彌生のほうが混んでたっぽい…知名度ェ…)
夕方行ったけど平日は18時までだったの失念してて、音声ガイド(Nav:檀れい)使ってたせいもあり1時間半じゃ見きれなかった。2時間は見といたほうが。
んで目玉のスラブ叙事詩は思ったより大きいのと、なんかもうミュシャ上手すぎる…!ってなって言葉も出ない。
絵画だけど色や構図がかなりデザイン的で、人物もちょっとリアルな漫画っぽさがあって最近のイラストレーターと言われても納得するような新しさ!
とにかく大きいので遠目に見て近くに寄って見て(でもそうすると下の方しか見られない)また全体を見る…の繰り返し。一応単眼鏡は持っていってたけど、絵が大きいので普通に肉眼でも細部まで見られる。大丈夫。(そもそもオレは老眼なのでいろいろキビしい)
とにかく衣装や柄が細かくて目の保養だし、本当に色使いが美しい。油彩なのに透明感があってリトグラフ作品とはまた違った美しさ。
作品解説になかなか認められず仕事も不運でなくなったり、なかなかに不遇な時期が続いていたと合ったけど、本当になんでこの人売れなかったんだろう?
デッサン力があってデザインセンスとか描画力がずば抜けてる上に、絵柄がイラストっぽいところがあるからすごく見やすくてキャッチーだよね。
これは写真撮影可能な展示室。
全体に淡かったり中間色のぼんやりした色味だったりモチーフが薄っすらと描かれていたり、影の部分にも黒や強い色が使われてないいわゆる優しい色あいの作品が多かったので、作品の大きさもあって空間にゆとりがあり展示室全体を眺めるとゆったりしてて癒される〜
この色味とか、ホントきれい。
この作品の左の方の…
手前の少女と比べて後ろのおじさんたちがすごく簡略化されててセンスいいなあと思ってたんだけど、音声ガイド聞いてたらこの絵自体が未完成だと(笑)
他にも一応リトグラフ作品も何点かと、素描とか下絵とか、小さめ(普通サイズ)の油彩画や宝飾品もあったり、楽しめました。(でも最後は駆け足だった)
ホントは余裕あったら最初に戻ってスラブ叙事詩をもう一度ざっと遠目に眺めてきたかったんだけどな。もう一回とか行けるかなあ?
ちょうどこのところ学芸員の意義が取り沙汰されてるけど、こんな素晴らしいものを持ってきてくれて任せてくれてありがとうとしか。いや毎回外国から有名な大作がくるたびに思ってるけど。(その割にあんまり美術館行かないけど)
とにかくミュシャのこんな大作絵画を日本で見られるなんて素晴らしいですね。
確かこれ収蔵するのしないので揉めてたような気がしてたんだけど未だトラブルあるみたい。
- ミュシャ展の目玉「スラブ叙事詩」日本初公開に暗雲…?ミュシャの孫が貸し出しの取りやめを求め提訴 - https://togetter.com/li/1048975
オレも中国はどうなんだろうと…なんかスポンサー絡みとかあるんだろうか?
しかしこれだけ大きな作品が20点なのでそれもわからんでもない…が、なぜプラハ市はこれを展示できる美術館を作らないのか、本当に不思議。プラハ市はアホですね。
ところでグッズ売り場に行ったらねほりんぱほりんが…って、もぐらのクルテクだよ!あそうか、ねほぱほの既視感ってこれだったか!w(今ごろ)いやそれにしてもパクr…いや、クリソツすぎますよ。というかそういやクルテクがチェコのアニメキャラだとは知らなかった。なんか東欧とかあの辺〜くらいの認識だったよ。
これはくさまーのかぼちゃ。木も水玉。