そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

チリ33人 希望の軌跡

http://eiga.com/l/1ljSA
監督:パトリシア・リゲン 脚本:ミッコ・アラン、クレイグ・ボーテン、マイケル・トーマス 原作:エクトル・トバール

 

2010年8月、チリ・サンホセ鉱山で33人の作業員が坑道の崩落によって地下深くに閉じ込められ、69日後に全員が奇跡の生還を果たした実話をハリウッドが映画化。
地上から700メートルも隔絶された暗闇の中で酸素も食べ物もなくなっていく極限状態に置かれながらも、決して諦めることなく生き抜こうとする作業員たちの姿をはじめ、彼らを救うべく奔走する救助チームや生還を信じて待ち続ける家族にもスポットを当て、世界中が見守った救出劇の真相を描き出す。
厳しい状況下でもユーモアを忘れない主人公マリオ役をアントニオ・バンデラスが熱演するほか、共演にも「イングリッシュ・ペイシェント」のジュリエット・ビノシュ、「300 スリーハンドレッド」のロドリゴ・サントロら実力派が集結。「モーターサイクル・ダイアリーズ」の脚本家ホセ・リベーラが綿密な取材をもとに原案を手がけ、「ダラス・バイヤーズクラブ」のクレイグ・ボーテンが脚本に参加した。東海地方を中心に展開するシネコンコロナシネマワールドでのみ上映される「メ〜シネマ」作品として日本公開。(「映画.com」より)

 
たまたま見ました。33人が助かるって知ってるからこそ、安心して見てられたのはあるw
ハリウッドが映画化権を狙ってるって当時も言われてたけど、日本では全国公開はしなかったんだ。事故はあんなに話題になってたのになあ。
オレも当時のこの事故のことは覚えているけど、だからこそ最後の救出された時だけじゃなく、途中経過でもちらっとそういう世界の反応を入れて欲しかったかも。
ただこの映画はどうも救出劇がメインじゃなく、ドリルが地下に届いてそこから実際救助されるまでの彼らの様子と周囲の人たちの2ヶ月以上にわたる大騒ぎの方がメインだったのかなと。
とにかくこの鉱山会社はひどすぎるし、これが事実を取材してるんなら政府もだけどいろいろ対応が投げやりだよなあ。
就任したばかりのイケメン鉱山大臣と救助チームのリーダー(ガブリエル・バーン)の熱意で33人が助かったみたいなもんだけど、このへんはどれくらい事実なのかなあと。
全体には淡々とというより客観的にちょこちょこ状況を見せられてるという感じで、もう少し熱血の話にしても良かったんじゃないかという気もする。まあ救助された人達がメインなんだからこんなもんなのかもしれないし、何より本当に助かって良かったと思うのでまあいいや。実話ドキュメンタリーにしてもちょっとカタルシスは少なめかも。
でも最初のドリルが届いたときや全員が救出された時、最後の本人たちの映像はちょっと泣けた。良かった。
当時の報道でも寄付や保障、出版や映画化の話とかは出てたし話題になってたから、そのへんで揉めた話も分からなくはないけどとりあえず命が助かって結構な額のお金を寄付してもらったんだからよしとするしかないのかなあという雑な感想。
でもまああの事故を振り返ってというのもあって、面白かったです。
久しぶりにガブリエル・バーンを見たけど、やっぱり格好いいなあー!(ユージュアル・サスペクツから好き)