そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダーエグゼイド#33「Company再編!」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/ex-aid/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/ex-aid/
脚本:高橋悠也 監督:田村直己
『幻夢コーポレーションはホワイト企業だ。何の見返りもなく君を雇うつもりはない』
 
この間まで永夢先生は命をコンティニューするなんて医者として許せないとか言ってたのに、急に飛彩先生が笑顔になるならと日和って?例外を認める発言をしちゃったら飛彩先生裏切っちゃったよ。いやたまたまそういうタイミングだったってことだけど。
でも飛彩先生のことだから裏切ったにしてもそれだけじゃないだろうし、あわよくばクロノスの攻略法を…と思ったんじゃないかって気も。
あとさすがにエムと同じく死んだ人間をコンテニューさせることは命の冒涜だとか思ってたような気もするから(うろ)、本気で小姫さんを蘇らせたいわけじゃなく、ひと言謝りたいとかそんなことじゃないかと思うんだけど。まあ致命傷にならない限りでは、あとで永夢たちに謝ろうと思ってるのかもだけどw
どちらにせよ飛彩のこの話もちゃんと話に決着を付けないままだったんで、ここにきて思ったより引っ張るなあーという印象。グラファイトが蘇ったならそりゃそうなるか。
でも全体には良くも悪くもストーリーとしては設定にこだわってたり深く突っ込んだりしてないことも、なんとなくふんわりした展開で話を把握できるって意味では(オレからしたら突っ込まない展開は多少物足りないんだけど)逆に子供らが見ても把握しやすいんじゃないかって気がしてきた。
仮面ライダー番組はそもそも未就学児童向けなんだけど 、エグゼイドはゲームネタの子供っぽさがありつつ話がそんなには難しいと思わない良いバランスなので、小学校高学年から中学生ぐらいの子には面白いんじゃないかって気がしなくもなく。マジでこれくらいの内容の話なら10〜13歳くらいがいい感じにハマりそうだと思うんだけどなあ。ある意味アニメ的かと。
そもそもモチーフネタがゲームだから子供にはとっつきやすいしゲーム的なルールも理解しやすいだろうし、話がほどよく難しくても医者の仕事という括りがあるからが子供でもついていけなくはないし、意味もなくライダーバトルもしないから仲間感が強いし、今のところとても良い話で展開してるように思えるよ。
ゴースト辺りから、たまたまかもしれないけどそういうのあまりなくなってきてるし、1エピ完結の連続展開じゃない分話にはっきりしたポイントはないけど、妙にわかりやすく話運びが上手いから十分楽しめる感じ?
今回もゲーム中で攻略相手じゃないクロノスは攻略方法がない、じゃあどうするという話から属性変更にエグゼイドのリプログラミング能力を使うという必勝条件に持っていくための作戦が、ちゃんとゲームルール内での理に叶った抜け道だったってのがよかったし。
さすが天才ゲーマーMってことでゲームを作った黎斗と協力できたってことも納得だし、そこで協力するのも敵の敵は味方という利害の一致と天才のプライドかw
黎斗と正宗のゼロデイからの刑務所行きについてもまあなんとか納得。
息子のやったことを庇ってくれたのかと思ってたら、単に仮面ライダークロニクルとクロノスが完成するのを待っていたという情もクソもない利己的な行動だったったし、そんな父親を切り捨てたとしてもしようがないとしか。いや本当に正宗に父親の情がないのかどうかはわかんないけどさ。彼なりの愛情とか言い出しそうだし、もっと先でなんか話が展開しそうw
黎斗に関して言えば前回が母親との話からのポッピーだったんで、息子を道具としか思っていない父親と、そんな父親だから迷いなく切り捨てた息子って意味でもとても面白い流れかと。
そして永夢と黎斗が思いついたクロノスをリプログラミングする作戦が成功するかと思っていたら、そこで飛彩先生が正宗についてしまって…という、予想の範囲内だけどまあそうなるよなと。でも飛彩先生のそれを裏切りとは言いたくないなあ。取引と言うかぶっちゃけ小姫さんのデータを人質に取られてるだけだと思うんだけど。
そして仮面ライダーを管理するために飛彩先生を雇ったという正宗社長。
黎斗のことをゲームクリエイターとしては優秀だけど人の上に立つ人間ではないってのはわからんでもないが、「労働には報酬を与える。人心をつかむことでカンパニーを形成する。会社経営というものだ」とか言われた日にゃあ、正論すぎて何も言えない。まったくそのとおりだよ、正宗社長!言ってること正しすぎてぐうの音も出ないw

それにしてもバグスターになっても平気、何度もコンテニューOKという黎斗のメンタリティすごいなあ。まさにキチガイ
もしかして人間の命のコンティニューは冒涜だとか言ってた永夢たちも、思ってたよりカジュアルにゲームオーバーと復活コンティニューを繰り返す黎斗を見てコンティニュー全然平気じゃね?って思い直したんじゃないかって気がしてくるよ?w
それに引き換え、今までバグスターは死なないと思ってた(データがあるから?)パラドが絶版=死という概念にヘコんでるというのが結構意外。
あとパラドと永夢の関係がわかってからだと、バグスターと人類の決着よりも永夢との勝負を楽しむことを優先させろと元気づけてくれるグラファイトさんええ人やなw むしろなんでパラドはそこまで落ち込んでるのかって気もするぞ?
 
予告。
もしかして飛彩先生の裏切りって結構早めに収束する?白衣を脱いでスーツになった飛彩先生、それは秘書的なお仕事?