そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

母になる#7

http://www.ntv.co.jp/haha/
脚本:水橋文美江 演出:丸谷俊平
 
ながらだけどまだ見てるんですが、どうしても沢尻エリカが好きじゃないので斜めにしか見られないんだけど、このところ小池栄子がメインなので俄然面白いです。
先週の麻子さんの過去の告白も凄かったけど、今週の結衣との話し合いも大変凄まじかったです。麻子さんの告白には先週も今週も泣かされたよ。マジで。
これたぶん結衣のキャラって沢尻当て書きだと思うんだけど、役にハマってるからこそ沢尻っぽいと思えて相乗効果で結衣が好きになれないのはある。彼女は間違ったことは言ってない、生みの母として当然の主張をしてるのに、だからこそあの無神経さにオレとかはカチーンときちゃうのよねえ。
というかオレなんかはそもそもがそういう人だから好きじゃないんだけど、これ結衣の方に共感する人っている?いや産みの母親として正当なこと言ってるから感情的にも理屈としても当然正しいわけで、感情的にも共感する人はいるんだろうけどさ。でもやっぱり人としての思いやりのキャパが残念すぎる世、結衣たちは。
それは親友の莉沙子さんもそうだけど、なんであそこで一緒に話聞いてて結衣が麻子のことを「可哀想」ということの傲慢さに気が付かないのか。そういう人たちだから嫌いなんだよ。そうだよ感情論だよ。
これ確か1話で相当の尺を取って結衣と陽一の出会いを描いてたんで、結衣たちはそういう意味ではごく普通の人たちなんだろうし、もちろん今までの経験や体験が人間性を作っていくのでそいうことにたまたま気がついた・気が付かなかったってこともあるとは思うけど、やっぱり基本的に結衣さんは頭悪い方のお母さんだと思うんだ。もともと仕事ができるバリキャリな麻子さんとは相容れないんだよ…としか。
あの二人の話し合いで感情的な殴り合いにならないのは、麻子さんがそういう普通の人の心無い言葉になんとか我慢できてるからだと気がつけ。立場どうこうよりも麻子の言ってることに共感せざるを得なくて泣ける。結衣にとって社会の対応はとてもとても酷かったと思うけど、麻子にとって世界はなんて無神経なんだろうとしか。
陽一は麻子の話をものすごく軽く流してた事を考えても、たぶん結衣は(莉沙子も)なぜ麻子があそこまで頑なになってるのか、まったく気がついてないんだろうなあ。ほんと不幸なめぐり合わせだなあ。