そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

セシルのもくろみ#3

http://www.fujitv.co.jp/Cecile/
脚本:ひかわかよ 演出:並木道子 原作:唯川恵
 
今回は演出が並木道子さんなせいか、1,2話よりも女性キャラの内面にちょっと踏み込んでた気がする。話もだけど、わりと女優さんたちの表情をじっくり写してたって意味で。逆に蒲田さんは最初ってこともあり、奈央さんと旦那や子供の関係性をちゃんと描こうとしてた風だったのがわかりやすくてよかったけど。
全体にあまり編集部内の足の引っ張り合いとかドロドロした話になったらうんざりすると思うんで、今んとこちょうどいいくらい。
由華子さんが旦那と上手くいってない、DVされてるって辺りを奈央が勝手にステレオタイプなありがちな話に捉えて彼女の気持ちを忖度して憤ってるのはとてもわかるって流れだったけど、彼女自身が「ハマユカ」として生きることを選んでるってことで、奈央の正義感を安易に代弁させることで決めつけないのも良かったし。
週刊誌のスキャンダルを納めることの虚構イメージや本音と建前はあると見せつつも、みんながそれに対して自分の気持ちはストレートに見せてるせいか全体のイメージとして胡散臭くもなってないからそういうドラマではないってことだよね。
ただインパクトとしては弱い気もするけど、伝わらないわけじゃないからまあいいか。だんだん奈央がどういう筋を通して読モとして戦ってるのかってのもわかるようになってきたし。
まあ自分が決めてやってることは他人がどうこう言うことじゃないし、そこは生き方とプライドとして踏み込まずに尊重されるべしってことなのかな。ただOGであるハセキョーのキャラがどう絡むのか未だにわからないんだけど。
ただほんとこれ、劇中ではまだ2016年8月らしいけど、それって意味あるの?現在時制に追いついたら何かあるのかな?
先週も言ったように、もしかしたらその辺ファッションの流行のこともあるのかもしれないけど、これ編集部員と読モたちの区別がつかないってのもドラマとしてぱっと見でわかりにくく面白く感じない原因あるんじゃないかなあ。最後のデスクが説明会してるとこ、読モもいるんだよね?
現実どうなのかはっきりはわからないけど、ファッション誌の編集部員ってもっと流行りアイテムでトンチキな格好してるイメージだし、微妙に地味顔女優をキャスティングしてるせいか本当に読モと区別がつかなくて、編集部員(ライター)同士の規格合戦ってのはよくわからないんだ。ライバル同士のせめぎ合いって感じでもないし、江里さんのあのダサい見た目(ファッションセンス的にね)でファッション誌の編集部が読モ探してますってのにまったく説得力もないし。そりゃ誰も引っかからないよなあ、あんな見た目じゃあw それとも吉瀬美智子長谷川京子をキャスティングしたせいで他に予算が回らないとか?(笑)
吉瀬はマネキンみたいに美しくてとても良くて、さすが元一流雑誌モデルと言わざるをえないw 程よく下積みもあるからなんとなく今回の「自分で選んだ」って言葉も重みがあるなあ。
あとは途中ではいるインタビューみたいなの、やりたいことはわかるけど画面自体がドラマ部分とあまり変わらないからイマイチ効果的じゃない気がする。というか何やってるのかまったくわからないよ。トーンを変えるかプロジェクト・ランウェイみたいに背景統一するかして欲しい。ちょっと下手すぎ。