そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

僕たちがやりました#6

https://www.ktv.jp/bokuyari/index.html
脚本:徳永友一 演出:瑠東東一郎 原作:金城宗幸(漫画:荒木光
 
トビオたちがヤバ高に爆弾を仕掛けた同じ時に、たまたまパイセンと似た男が爆弾テロを起こしました、その真犯人がなぜか自首してきたので一件落着でトビオたちは冤罪でした…って、そんな誰かが作った真実を素直に信じられるトビオたちの頭の悪さよ…あるわけねーだろ、どんな天文学的確率だよ!バカか!いやバカなんだけど。(そういやヤバ高の理科教師の疑いはどうなったんだ。ほんとにやってなかったのか?)
冤罪で爆破事件の犯人じゃなかったってなったらあれだけ怒ってたマルのことも許す、またみんなでバカみたいにつるんで楽しもう…ってのも相当バカだし。
まあマルが600万溶かそうと更に300万盗もうと(外人女に横取りされたけど)、どうせ自分で稼いだわけじゃない金だから価値がわからないし、なくなっても平気なんだよなあ。その辺の感覚がスゴイリアルっぽい。失くしてもいいものならオレに100万でいいからくれよ!ほんとあいつらクッソ頭悪いぜ。
日常が戻ってきたとパイセンが菜摘先生にデート誘われたとか盗聴とか、相変わらず遊びまくって今がハイな状態が続いてそのまま終わるわけ無いだろと思いつつスッキリしないもやーんとした偽りの平穏をぶち壊すパイセンの告白。トビオが信じたくない気持ちはわからんでもない。
そこにさらに追い打ちをかける飯室刑事の4人を絶望のどん底に突き落とす呪いの言葉の威力よ。悪いけどこっちは大笑いだよ。いやーまじスッキリ!あいつらそれだけの報いを受けて当然と言うか、本来なら司法で裁かれるべきだろうけどむしろ事件そのものがなくなったことでの罪悪感のほうがトビオたちには効くってか。
飯室の呪いの言葉通り、生きてる限り一生つきまとって離れない罪悪感を胸に生きろ。ザマア。あのシーン、スゲー気持ちよかったよ。バカな高校生たちがやり込められたことにというより、あんな頭の悪い奴らを頭の悪いままこの出来事を忘れて世に解き放ってはイカン、それが阻止された(一生呪われよ!)ってことに喝采を叫びたい。飯室グッジョブ。
その事実を知って悩むトビオの気持ちはわからんでもないから、まあマルや伊佐美とはもうつるめないと理解して衝動的に屋上から飛んでしまうのもわからんでもない。ただまあ死ぬって安易だよな。
伊佐美は一回死んでるしあいつが一番シリアスなのでむしろトビオみたいに安易には死なないと思うけど、たぶん今後の人生メチャクチャだよな。それに比べてマルはどういうつもりで逃亡生活を面白おかしく語るのか。開き直りのハイテンションにも思えないところが本気でムカツクし逆に怖い。てかマジしねばいいのに。
あとさ、蓮子が市橋のことを「あいつそんなに悪いやつじゃないよ」って言うけどさ、そんなわけねーだろよ!バカなのかあいつも。いや頭悪いわけでも要領がいいわけでもないから蓮子は本気でわからない。倫理観がズレすぎててヤバイ。オレ確認で1話めの市橋の悪行を見返したけど、やっぱりどう見ても両親いなくてグレたから仕方ないとかおばあちゃんには優しい良い子とかいうキャラ設定をマイナスにして余りある激ヤバさ。根が良いやつは自分がやらせたリンチを笑いながら見てはないんだよ。蓮子はそもそもそういうこと知っててつるんでるのか?
てか蓮子って市橋の手下だった赤Tシャツたちにああいう態度がとれるって、自分が集団でレイプされそうになったこと忘れてんの?バカなの?見た目は普通っぽいけど中身はマジ頭おかしいんですけど。
こういう奴らが自分はまったくの「普通」だと思っているってことが激ヤバイ。
そしてとにかくこのドラマのリアリティを維持してるあのキャストたちの演技力よ。素晴らしすぎるコラボレーション!みんなあまりに登場人物になりきりすぎてる。それを見るだけでもこのドラマの価値あるよw