そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

僕たちがやりました#9

https://www.ktv.jp/bokuyari/index.html
脚本:徳永友一 演出:新城毅彦 原作:金城宗幸(漫画:荒木光
 
最終回だと思って見てたけどまだだった。先週確認したのにw
あの自首のためのお祭り騒ぎも、クズはクズなりの筋を通してるってことでむしろ逆に清々しかった。
いやパイセンはバカだけどやっぱり思ったより”わかってる”よな。さすがに闇世界のドン・輪島の血を受け継いでるだけあるというか、なおかつ学生時代はいじめられっ子…というよりもっと酷くハブられてたけど、でもお金だけはあるから変にネガティブには捻くれなかったってとこだろか。お金大事。いろいろ救ってくれていい。(良くない)
トビオは市橋が死んだことで急に罪悪感で一杯になるんだけど、やっぱり細かく見ると自分がやったことにたいしての反省じゃないんだよなー。
飯室に「お前は自由でいいよな」って呪いをかけられたから罪悪感というか自分が自由じゃないことに気がついただけだろうし、そもそもなんで市橋が死を選んだのかもたぶんわかってねえ。市橋が「終わろう」と思った事自体にたいした意味がないとしてもだ。
普通でありたいトビオはただ後ろめたくない自由=事件のことから解放されたいだけだし、開放されるってことはつまり忘れるってことなんだろね。トビオの認識から言えば。そして本当にたぶん普通の生活が出来たらこの事件のことは忘れるんだと思う。社会的、道義的な赦しや贖罪じゃなく、自分が納得できればいいんだよな。だから忘れるんだよ。
本当にトビオみたいな普通の家で普通に育てられた家庭にも問題のない子が、何がどうしたらこんな利己的すぎる精神構造になるんだ?まったく理解できない。それともみんなある程度は利己的なんだけど、成長過程で何かしらそれじゃいけないと思いながら理性で学んでいくものなのか。だとしたらトビオは人間関係に問題なさすぎて学ぶ機会がなかったのか?せめて伊佐美くらいにはもの考えようぜ。
つか伊佐美と違ってトビオとマルとパイセンは死んだ子たちが誰だったかも知らないままだと思うし。裁判になったらたぶん伊佐美だけは執行猶予が付くような気はする。
まあ無駄に命縮む思いしてるトビオと比べると(たとえ知り合いじゃなくても目の前で人が飛び降りたら相当ショックなはずだけど…)、相変わらず蓮子のリアクションもまったく理解できねえよ。むしろ蓮子のほうが理解できねえ。自分がずっと仲良くつるんでた市橋が自殺したんだよ?トビオと毎日デートしてる場合か?それともむしろ、だから、なのか?市橋の話はしたくないのか。どちらにしてもたぶん自分のせいだとは思ってないだろうな。もし蓮子が市橋と付き合っててれば市橋は死ななかったんじゃないかと思うんだけど。
結論としてトビオたちの「世の中がひっくり返る最高の自首計画」自体はよくできてて、とてもスカッとした。やー、万札付きチラシにQRコード入れて動画バラ撒いた上で野音でライブジャック。
DISH//」が出演して主題歌演奏っていうのもうまい使い方だし、あれまさに「僕たちがやりました」という自首ソングwwww
つかライブジャックすることがわかってるならパイセンは予め謝罪金を渡しとくくらいしてもいいと思うよ。
ただパイセンが言う「社会的な死」ってことをトビオたちがどれくらい分かってるのかといったら、たぶん全然わかってないよなー。
パイセンは天涯孤独だから刑務所に入っても誰も困らないだろうけど、トビオたちは本当なら未成年だから普通に自首したら少年Aで済むところが、動画なんか上げちゃったらあっという間に個人情報特定されちゃって家族や周りの人が迷惑するって気が付かないのか。自分が捕まって少年院に入って犯罪者になってもそれで罪を償ってスッキリ、自由になれると思ってるところが相変わらずバカ過ぎるんだけどさ。本人が犯罪者になるだけならバカで済むけどこんなに堂々と世間に知らしめたら逆に家族や周りは絶対許さないと思うよ?本当に最後までバカでクズだなあ!あいつらにとって自由ってなんだ!?(思わずマジ感想)
そして闇社会のドンはどうすんのかと思ったらまさかの実力行使wwwwマジかよwって思った(笑)警察にすら手を回せる闇社会のドンはスゲーな!だって報道されない事件は事件じゃないってCRISISでも言ってたw このSNS時代、どこまでそれで通用するかわからないけど。
いやーやっと最後の最後でいろんな意味で清々しく最終回を迎えられる。バカたちがバカゆえに報いを受けるようなスッキリした最終回をお願いしたい。