そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダービルド#6「怒りのムーンサルト」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/build/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/build/
脚本:武藤将吾 監督:諸田敏
『今のお前はどうなんだよ。自分の記憶とビルド、どっちが大事なんだよ』『決まってんだろ、ビルドだよ』
 
いや〜面白すぎるよビルド!2回も3回も見返すライダーは久しぶりだよ!平成1期以来。(個人的に出来不出来はともかく、オーズとウィザード以外のジャンプ漫画ノリの作品はそんなに好きじゃないので)
そしてそして!戦兎と龍我のガチっぽい対立いいね! (*´∀`)=3
戦兎の仮面ライダーの正義は最初から描いてきた上で、彼が人助けをする理由が記憶をなくしているからだと言うマスターの見立てにすごい納得した。
 龍我『神様仏様戦兎様ってわけか』
 マスター『そんなんじゃねえよ。あいつはただ不安なんだよ。記憶を失って自分が何者かわからない、それが不安でたまらねえんだ。だから自分がこうありたいという人間を演じてる。もちろんそこで芽生える感情は本物だけどあいつは喜びや慈しみを知る一方で、俺たちには計り知れない孤独を抱えている』
ここでマスターの出すコーヒーが苦いって演出ステキ!(不味いじゃなくてよかったw)
自分が何者なのかわからないから人助けをして感謝されることを存在理由にする、むしろそれが前回のサブタイにもあった戦兎のアイデンティティで、戦兎の正義ってとこでちゃんとドラマ的にも筋が通って繋がってて、戦う理由とその動機(原因)が納得できるキャラ造形だってことに素直に感動w ていうか普通に当たり前にこれが〈ドラマ〉なんだけど、オレたちが今まで見てきたライダーは何だったんだとマジで思うぞ。いやどの作品もそれぞれにちゃんと面白かったけどさ。
そしてやっと戦兎自身が知る自分の特殊性。
いやまずそれ以前に、一般人はもとより龍我もできなかった仮面ライダーになんで変身できるの?とは聞きたいけどさ。
悪魔の科学者・葛城が研究してたのは壁から出るネビュラガスの研究で、それこそが人間をスマッシュに変化させるものだったと。そしてそれは何のための研究なのか…ってのはもうちょい先か?そして戦兎と龍我はネビュラガスを注入されても変身しなかったというのはどういうことか。しかもそれが仮面ライダーになれる条件ってこと?それがわかってて二人を罠にはめたのかどうかと。
そんな仮面ライダーに変身できるのは特殊なのだという事実が明らかになり、戦兎と龍我はネビュラガスを注入されてもスマッシュにならなかった特殊ケースだったってのが、意図的に(ココ重要?)ブラッドスタークに明かされたよ。
てか視聴者的には、最初から戦兎はガスを注入されてスマッシュに改造されそうになったとこから逃げてきたと思ってたんだけど、実際のところ戦兎に記憶がない以上彼自身はその自覚がなかったっていうことがはっきりしたわけか。言われてみれば〈記憶がない〉ってのはそういうこと含めてだよな。だからこその不安感なんだろうけど、自分がスマッシュと同じだという事実を知って初めてファウスト=ブラッドスタークやナイトローグに怒りがこみ上げてきた…ってことは、今まで飄々と人助けが出来てたのはそれを実感してなかったからで、やっと龍我の焦りや不安が理解できたってことなのかな。うん、普通に龍我の気持わかるからそこで自分のことより人助けってのは龍我からしたら何言っちゃってん乗ってことだという、いろいろ繋がりました。
それよりそれ聞いて怒りで我を忘れてる戦兎を、それゆえに諭して冷静にさせる龍我がまたもう何というかベストマッチなコンビすぎて。
 龍我『前に聞いたよな、自分の記憶と人助けのビルドどっちが大事か。迷わずビルドって答えたお前に生まれて初めて嫉妬したよ。こいつには勝てねーって。今のお前はどうなんだよ、自分の記憶とビルド、どっちが大事なんだよ』
 戦兎『決まってんだろビルドだよ』
 龍我『上等だ 』
 戦兎『足引っ張んじゃねーぞ』
 龍我『それはこっちのセリフだ』
ありがとう武藤将吾!ありがとう!なんというブロマンス展開www 龍我、筋肉バカなのにいい仕事してるよ! (*゚∀゚)=3 ムッハー
あとここでやっと本人の自覚として、仮面ライダーの伝統である〈仮面ライダー は敵と同じ力で戦う〉という図式になったわけか。なんか一回りした感w
てことは龍我も仮面ライダーに変身できるの?そもそもどうして戦兎は仮面ライダーになれてるのかと。やっぱりマスターとファウストって結構な繋がりあるよねえ。
でもってスカイウォールの秘密について情報を与え、壁にくるように仕向けた氷室は明らかに戦兎の正体を知っている風だし、電話してる相手は当然生きてるっぽい葛城やブラッドスタークだし、予告で変身してたっぽいからやっぱりナイトローグなのか?
あとここんとこ視聴者が知ってる秘密と劇中の主人公たちの知ってる秘密の〈知るタイミング〉が若干ズレてるんだけど、それはわざとなのかな?>脚本
氷室が最初の電話の相手はどう考えても葛城だし、彼が死んだという証拠もないまま(そもそも顔写ってなかったし)ってことは葛城は生きてるって事なんだろうけど(当然)、今回最後に重大な事実のように明かされた戦兎の新薬モニターの話の流れでは戦兎たちはまだあそこで死んでたのが葛城だと思っているわけで、視聴者的に新しい事実が明らかになったわけじゃないのがちょっとすっきりしないよ。まあそれは次回ってことで。
それと龍我が冤罪だと言ったことで立弥が怯えて逃げた理由が、戦兎もまた立弥によって葛城のマンションに行ってたからで、龍我が冤罪なら殺したのはそれより早くマンションに行ってた戦兎だと思ったから…ってのも、理屈はなっとくだけど、そもそもそれは本当のことなのかなあ?オレはまだ立弥のこと疑ってるんだけど。
だって何よりそれが本当だとすれば、戦兎の本名は佐藤太郎確定でツナ義ーズというアホみたいなバンドをやってたってことになるんだけど、それはいいの?その過去アリなのか???(むしろそっちが気になる)戦兎にそんな過去いらないよ!といいたいので立弥は本人も知らないレベルでブラッドスタークの罠だと思いたいんだけどw
 
予告。
玄徳さん、やっぱ変身すんのかよ!ナイトローグなの?