そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

刑事ゆがみ#3

http://www.fujitv.co.jp/yugami/
脚本:大北はるか 演出:加藤裕将 原作:井浦秀夫
 
うーん、意外さだけを面白みにするならいいんだろうけど、オレはこういうお話のための事件はあんまり好きじゃないなあ。
妹さんが結婚するのに行方不明とはいえお姉さんのことに触れなかった時点でオカシイなあとは思ったんだけど、まさかとっくに死んでたとは。
てかお母さんが亡くなったのは真下さんのせいじゃないんだから(にしたってなぜそこで電話に取り合わなかったのかは知りたいぞ)お姉ちゃんだけが我慢するのも良くないけど、高校生くらいなんだし妹は小さいんだし、ある程度お母さん代わりになるのは仕方ないんじゃないかなあ。まあそれをお父さんに八つ当たりしたって言うならそれはそれで運が悪い不幸な事件だったと思うんだけど。
でもって真下さんも殺人じゃなく事故なんだから通報しろよとしか…と突っ込める時点で、オレはこういう人情話にしちゃうのは好きじゃないんだよ。結局罪状としては死体遺棄のはずだと思うんだけど違うの?そこまで事情がわかってるなら殺人じゃないよねえ?(真下さんの言ったことが全部本当ならだけど)
いや百歩譲ってそういう事件がありだとしても頭の悪い一般人じゃなく警官だよ?ありえないでしょ。警官がなんでそんなことするのかまったく理解できねえ。
お話としても真下さんが妹さんを一人にしないためという的はずれな思いやりで家族自体を余計に不幸にしてしまったこと、そこをフォローしてないドラマは納得できないし、羽生が真下さんのことを警官として尊敬するのはともかく良い話として妹さんに納得を求めるのは違うと思うんだよ。(話としてもドラマとしても)それはいい話じゃないと思うよ?弓神は他にも何か知ってるなら言えよ。
誰にとっての藪蛇というか、堀田はこれで罪を犯さずに済んだけどどのみちあの職場にはいられないんだし、羽生が再就職先探してるっていうけどそこじゃなく、自分を指導してくれた真下さんが警官なのに犯罪を犯してたことをどう思ったのかを知りたいな。真下さんのことを信じて、辛い時に拳を開いて我慢してた堀田が一番可哀想。
そもそも不法投棄って深夜にするものだと思うけど、まさかそんな時間まで絵を書いてたのか?偶然あの山の中で知り合いに出会うってのもだけど、まずそこがありえねえ。
なんか途中でもう話が頭に入ってこなくて、弓神と羽生のコンビは好きだしその上でこういうテイストも好きだけど、どうもストーリー的には突っ込みどころが多すぎてイマイチかなあ。これ、毎回弓神と羽生のコンビと理香さんを眺めてるだけでいいかなあとは思ったけどちょっとツラいなあ。