そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダービルド#10「滅亡のテクノロジー」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/build/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/build/
脚本:武藤将吾 監督:山口恭平
『科学の力がどうとか、そういうことは分からねえけど、俺は、お前のことなら…信じられる』『最悪だ。俺も同じことを思っちまったよ』
 
いつものアバンの掛け合いがなくて寂しいよ。一週お休みになって前回のおさらいが長めだったせいか。
先週お休みだった分まで盛り込んだ濃い内容。そして面白くて燃える(萌える)!
毎回めちゃくちゃ面白いけど本当に何があったんだ平成ライダー。もしかして消える前の最後の灯火的な?まあ確かに来年で平成は終わりだから最後には違いないけどさ。
今週のビルドは三つどもえのパンドラボックス争奪戦てだけの話なのに、葛城巧の謎を感じさせスタークさんの正体を裏読みしつつのアクション分も多めなカッコイイ画面構成に釘付け。見応えありあり。
パンドラボックスを目の前にした三都の首相、前のめり気味に興奮してる西都と北都の首相と違って、光を浴びてない泰山だけが胡散臭そうに見てるというのは細かくてよかった。あと最後で泰山が倒れたのも知らず、まるでランチから戻ってきました風情の幻徳ののんびりっぷりと、最後の悪魔的なニヤリw(どうでもいいけど唐突に水上剣星水嶋ヒロと同じ年だということを思い出したよ。事務所が同じだからってのもあるけどさー)*1
そりゃあんな人たちの中で10年も平和主義で首相やってりゃ心労も激しいわなあ。
倒れてしまった泰山を見てほくそ笑む幻徳と内海…ってか内海って秘書のわりに妙に前に出すぎなんだけど、何か秘密があるのかなあ?玄徳と同じ方向向いてるなら別にいいんだけど。
そんで問題は幻徳=ナイトローグと微妙に立場の違う正体不明のスタークさんは、本当にパンドラボックスをどこに持っていくつもりだったのか。マジで今回一番の問題行動なんですけど?
ナイトローグは戦兎の正体知ってて、でもフルボトルだけ回収したってことドライバーは問題じゃないのかなあ?そこも気になるよ。何かいろいろなことが明らかになってるようで全然なってないんだよなw
でもまあそれはあくまでも過程なので、毎回なんとなくスッキリはするし、登場人物の人間性や行動理念がハッキリするだけでもだいぶストレスがないんだよ。
今回オレ的に株を下げたのはナイトローグさん、あんただよ。未だに龍我の彼女のことを言うか。お前が悪いのに。幻徳って思ったよりもしかして悪人なのか?そこなんだよ、引っかかるのは。あ、でも10年前にあの光を見た人たちは好戦的になったって言ってたから、幻徳の悪魔的な二重人格もそのせいなのか?やっぱり泰山さん、親子としてもいろいろ気の毒な…
そしていい人(ってことはないだろうけど)のように見せかけといて実は人間的な情がないんじゃないかと思わせるスタークさん。
いくらなんでも顔を変えるってのはどうなんだ?ドラマ的にその偽装がオッケーならいろんなことがあやふやになるぞ?
ほんとに葛城巧は誰なんだ。科学の力と理念を信じている、コミュ障っぽいだけで実はわりと真っ当なのかも…という葛城巧像、いや葛城巧本人はどこに。河合さんと桑田さんもそう信じてたから〈葛城巧が創ったファウスト〉に協力してたんだと思うんだけどー?
そして桑田さんになってしまった河合さんのこれからの人生は一体どうなるのか気になる。でも本当に顔を変えたわけではなくガスでそう見えるように見せかけたという可能性もあんじゃね?屈折率とかそっちのほうね。いやでもスマッシュみたいに物理的に変化も出来るわけだから肉体の変化なのかなあ。まあこのドラマはその辺さくっと次の回とかにネタバラすんだけどw

ところで難波会長が神社でたい焼き食べながら紗羽さんと話してるっていう絵面はとても良いね。普通のドラマみたいw
ガーディアンは犯罪抑止のための処刑マシンって、それも恐ろしいけど、合図一つでファウストの言いなりってのも恐ろしい。え、それでガーディアンが信用できないから政府は仮面ライダーシステムを採用するのが狙いかもってのは、ファウストにとってはなんの得が?どっちの味方?難波会長がマッチポンプ死の商人
いや真面目に考えたらそれなりの答えは出そうだけどそんな先読みしても別に楽しくないので、ぼんやり予想しつつ先を楽しむよ!
紗羽さんは会長に信用されてるっぽいってことは、政府系のスパイなのかなあ。一応記者という名目だから誰と一緒にいても怪しまれないというのはあるんだけど、明らかに何らかの意図はあるよね。
あと秘密基地の盗聴器。今のところそれで情報を集める必要があるのは紗羽さんだけだけど、むしろその情報を活用してそうなのはスタークなんだよなあ。(スタークがマスターでなければ)(そういやスタークからメッセージが届いた時マスターいたっけ?)

ともかくなんかウヤムヤのうちに戦兎と龍我は絆を確かめた!ケンカしたのもこれの前ふりかよw
あと龍我だとなんとなく「信じれる」ってら抜き言葉使いそうなイメージあったけど、さすが良い子の仮面ライダーだね。正しい言葉!んで龍我がいつもの頭のてっぺんの編み込みしてないだけで可愛い分が減ってカッコイイ分二倍増し!でも普段編み込みはしてていいよ!w
科学者の正義や理念、人類の未来と幸せ論争は大変な命題なのでまた今度。とにかく戦兎と龍我が仲直りしてよかったよかった。
それにしてもアチラコチラで言われてるけど、ゴーストに出た時のビルドが最後に言ってた「SEE YOU!」が葛城巧の口癖っぽいってことで、とたんにいろんな憶測と物議を呼び起こしてるのは一体。そこは考察するべきところなのか、それとも単に始まる前のキャラ間違いだったのかw
まあオレはなんとなくあちこちで言われてるように、桐生戦兎=佐藤太郎の中身が葛城巧だとは思いたくない、(いくらなんでも主人公の素性が信用できないキャラってのは作劇としてどうかと思うので)むしろありえないだろってくらいのスタンス。葛城巧はどこかに身を隠しているだけだし、ブラッドスタークの中身は出来ればマスターにお願いしたいところなので。
 
予告。
2号ライダー早っ!
ベストマッチを見分ける男、万丈龍我がもう仮面ライダーに!その能力を活かせw
んで仮面ライダークローズって英語表記は「CROSS-Z」なの?どういう意味なんだ。

*1:いや水上剣星はずっととらえどころのなく特徴のない二枚目だと思ってきたけど、今回の氷室幻徳はキャラもあるけどとてもいいね。いい顔つきだよなあw このあっまだと高島弟みたいになりそうで心配だけどw