そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

わろてんか 第7週

脚本:吉田智子
https://www.nhk.or.jp/warotenka/(公式にネタバレあり)
 
うわー、今日は笹野高史文鳥師匠の落語が面白くてメチャ上手すぎて、今週の展開が最悪にくそだったことを忘れるレベル。笹野さんすげえ。
笹野さんの文鳥師匠の喋りとか声の感じ、昔の笑福亭仁鶴師匠にすごく似てるなーと思って今週ずっと聞いてた!
と土曜日に上手く締めを持ってきた感じになったけど、もう今週は本当にリタイヤしようと思った週の木曜日であった。
壊滅的に面白くないんじゃー!
伝統派の落語家に断られたのはともかく、最初からまったく面白くなくて売れてないあいつら芸人連中は自分らのネタが詰まらないのをさて置いてなんでネタ作りしたり演目増やしたりしないで愚痴りながらゴロゴロしてんの?なんで籐吉たちはあいつらで寄席が上手くいくと思ってたの?リピーター客も全然ついてないし、そこまでなんの目論見もなく寄席を開いてたとは、アホなの?
しかも寄席に色がないと言われて断られたのに何の対策もせず単にカレーうどん作って持って行ってみんなが笑える寄席を作りたいって、いやだから小屋の売りは何だって話だよね?寄席に来た人が笑う(笑いたい)のは当たり前だよね?何言ってんのこの若夫婦。
これ全部が全部脚本家の責任てわけじゃないだろうけど(というかまだ2ヶ月目なのにもう諦めてんのかもとすら思った)、話の構成自体、統括プロデューサーのセンスが悪すぎるんじゃないのか?酷すぎる。
金曜日。もうちゃんとは見てなくてご飯作る間のながら見なんだけど、そんな見方でもこの展開はないわー。
夢物語とは言え本当になんかよくわからないけどものすごく不愉快な話展開。棚ぼたで若い夫婦の夢が叶うにしてもその棚ぼたをすごく努力した風に見せてることの不誠実さが不快。
そう、描写してないことをいかにも描写したように見せる不誠実さが不愉快なんだよ。オレは「花子とアン」も「とと姉ちゃん」もつまらなかったから支持しないんだけど、これは「まれ」に通じる不誠実さなんだよな。まれよりは体裁は整ってるけど、このドラマのダメさ具合はなんと表現したらいいのかわからない。
ただでさえ演技上手くない基本真面目なとーりを上手く使えてない、むしろ彼を持ってきたのはキャスティングミスだと思う。もう少しダメはダメなりに可愛げを見せられる俳優なら仕方ないかなあと思えるんだけど、ただただムカツク頭の悪いダメ男になってしまうこの話の展開よ。てんの葵わかなも下手とかそういうことじゃなくキャラクターに対して何の余白を感じさせないところがつまらんし。変に達者だとそれはそれでスレッシュさがなくてこのドラマのテイストには向いてない、つまりこの二人で丁度いいような朝ドラを作りたいというのがコンセプトだと思うのでこれ以上何も望めないんだけど、でもせめてもう少し二人のキャラに見るべき所があればなあと。まあいいや。来週からはとりあえずあさイチまでの時間つぶしのながら見で。
あ、そうだ予告!来週リリコさんと風太がなんでコンビ漫才、しかも釣り竿持ってるしー!と思ったんだけどまさか予告だけのサービス?えええ、完全にハマちゃんとみち子さん?釣りバカ…!
そこに乗っかるのか…大阪制作の朝ドラなのにテレ東ドラマに乗っかるって、それだけでもうこのドラマが糞だとしか思えない。まあ釣りバカネタはおいしくいただきましたが。→https://www.nhk.or.jp/warotenka/story/08.html