そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダービルド#14「偽りの仮面ライダー」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/build/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/build/
脚本:武藤将吾 監督:中澤祥次郎
『俺は自分が信じる正義のために、あんたを倒す!』
 
えーととてもどうでも良くないから言うけど、「できねえよ、出来るわけねえだろ。いまの俺を作ってくれたのはあんただ。あんたのおかげで 俺は人間らしくいられた。あんたを信じて、あんたに救われて、なのに、倒せるわけねーだろ!」とかみたいな今週のマスターと先頭の会話ってめちゃめちゃBL。どういうことよ。(いろいろ妄想)
いやそれよりもローグとスタークが幻徳とマスターだったということのほうがめちゃ萌え。オッサン同士のやり取りの数々を思い出すと、(特に前回の年の功云々〜とか)幻徳のローグが軽くあしらわれてたのとかめちゃ萌える〜w
いやしかし戦兎とマスターの関係はずっとこの番組見てたオレらもいい関係だと思ってたんで、正直ショックです。ドラマとしては大変面白くなってきたんだけど、なんだろう、その今までの積み重ねが思い返されてとても苦しいデスよ。や、マスターが言うほど家族感はなかったと思うけど。どう思い出してみても戦兎は単なる居候ポジションだよ?
それよりどうやら本気で言ってるらしいマスターの「お前は正義のヒーローを演じていたに過ぎない。仮面ライダーごっこをしていただけなんだよ」も、戦兎が「俺の中の石動惣一は死んだ」って言うのも悲しすぎる。
オレたちが感動した戦兎の戦う理由、戦兎の居場所的なことがまさかマスターが利用するために吹き込んだものだったとは。ああ。
ただこれがマスターの本性だとは思えないというか、10年前にパンドラボックスからの光を浴びてその影響を受けていたのかどうか、それともその前の火星の時からなのか分からないけど、性格は変わらず人間性だけが邪悪になっているというのはちょっと怖いよ。マスターに限らず総理=父親が倒れたというのに笑ってる幻徳もそうなんだけど。
マスターの、秘密基地での今までの日常は日常としてちゃんと戦兎たちと仲間としての関係で受け止めているのに、それでもなおかつそれを簡単に壊すことができるというのは一体どういうことなのだろう。パンドラボックスってなんなの一体。すごいショッキング。
やってることと感情がまったく相反してるのに、今まで培ってきた人間関係と気持ちや想いはそのままで、でもそれ以上に優先する何かがあっても、そこに目的とか大義とかを感じさせない何か得体の知れないものを感じるよ。この感覚ってかなり宇宙人だよね。比喩でなく、寄生獣のミギーとお話してるみたいな?
だいたいボトルを浄化するということにおいての美空ちゃんの扱い、美空ちゃんは浄化したボトルが悪いことに使われてると知って浄化できなくなったから、マスターは記憶をなくした戦兎を使って戦うための正義を吹き込み、正義のためだからってことでボトル浄化をしてたってわけだけど、それをまるっと正しく理解した上で語るマスターの正義は本気っぽくて、なのにやってることは戦兎や美空を単に利用するってことにとても人間味を感じさせないのが怖い。本当に美空ちゃんはマスターの娘なの?(まだ疑ってる)
まだスタークとして、利用するために戦兎と龍我の成長を促していたってほうが納得できるよ。スタークにはスタークの目的があるんだって思えるから。
でもマスターは何かはあるっぽいけど目的がわからない上にとにかく完全に善と邪悪がダブルスタンダードで、それを自覚してて平気なのが怖い。さっきから怖いしか言ってないけど、壁を出現させたパンドラボックスって本当に何なんだ?何の意志が働いてるの?
むしろ敵となって戦いを仕掛けながらもあの二人の成長を導き見守るスタークのほうが親代わりみたいよ?そして本当にマスターはもう秘密基地に戻ってこないの?パンドラボックスをいつでも奪えるからというマスターが知ってる秘密基地にそのままいていいのかって気もするし。
謎が明らかになっても新たな謎が出現しすぎ。
あと紗羽さんが調べてきたマスターのこの10年の動向は一体どういう意味なのか、説明されてもさっぱり頭に入らねえ。というか肝心なとこはまるっと隠されてるし、変に詳しく説明するから何か謎が明らかになったような気がしてるけど、全然解決してないよな?

そしてバナナとプロテインがベストマッチの龍我が身を挺して協力したお陰で、シュワットハジケルラビットタンクスパークリング誕生。決して新発売の炭酸飲料ではないし、結局ラビット&タンクかよってのもおいとくw
ここでパワーアップ回はともかくしかしまさかフルボトルが缶になるとは予想外の強化ギミック。炭酸飲料というか二種類混ぜてるんだからチューハイ的な?戦兎の発想もちょっと変w(そこがさすが天才物理学者なのか)
あの状況でちゃんとパンドラボックスの成分を採取して対ブラッドスターク用の武器を作っとく戦兎は抜け目なくて見てる方もストレスたまらなくていいけど、あの状況でなぜシュワっと弾けるスパークリングなのか。平成ライダーのドライバーギミックの歴史を考えるとそこは突っ込むところじゃないと思うけど、どう考えてもノリが軽すぎるだろw
ところでマスターはパンドラボックスの事件から7年間何をしていたのか。っていうかマスター、変身してない生身なのにものすごいジャンプして消えたよ?どういうこと?いやタブレットを孫の手にするくらいなんだから今さらだけど、彼は〈人間〉なの?
あと幻徳の正体勝手にバラしちゃったよ!ひでーな。それがあるから映画がこの話の後だとは思わなかったんだけど、まあ些細なことか。
 
予告。
戦兎の正体というか素性ってもしかしてあの人しかいないのかと思わせたところでまさにこのタイミングの劇場版を見てきたら 完全に葛城巧が戦兎でしかないじゃんよ。しかもまさかもうそれ明らかにするの?展開早すぎ!