そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

アンナチュラル#3

http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/
脚本:野木亜紀子 演出:竹村謙太郎
 
うーん、面白いかどうかというよりも、オレこのドラマのネタ選びのあざとさというか狙いすぎ感があるところがどうも好きじゃないっぽいかも。
でも裁判モノってことで目先が変わってるし1、2話よりも面白かった。
もちろんミコトと東海林さんの証拠探しも面白かったんだけど、それよりなにより中堂が全部持っていったじゃんよw つーか、中堂みたいな口輪悪いがセクシー法医解剖医はどういう心象になるのかとw
まあぶっちゃけ「女だから」でミコトが能力を疑われる=男性優位、女性蔑視な話にしたかったんだろうけど、たぶん烏田は相手が男性だろうが女性だろうがああいうことを言って敵を潰しにかかる検事なんだろうし(だって白いものも黒くするんでしょ)、あまりに態度デカすぎて人間性疑う料理ブロガー嫁みたいなのがいるんじゃあ、桜小路さんが女性不信になってても仕方ないと思うのよ。
そこで証拠の検証結果ではなく、裁判の証人としてわかりやすい結果を提示できなかったミコトが力不足だったって話じゃん、これ。
ただその女性蔑視・女性差別的な展開をどう落として烏田をギャフンと言わせるのかと思ってたら、まさかの「毒をもって毒を制す」、つまり相手が男性だろうが女性だろうが関係なく性格の悪さを発揮する中堂をぶつける荒技をもってきたとこは最高にクールですね(笑)
ベテラン法医解剖医の言ってることも件数だけなの最初から中堂に禿同だったんで、そこでミコトが反論できない人間なのは、言えないだけなのかそう思ってなかったのかがちょっとわかりづらいというか。初回からミコトと中堂の解剖実績の件数のことは言ってただけに、ミコトに何か反論の論拠はなかったのかなあと。
あと思ったんだけど今回の証拠、そもそも料理人が使う鋼の包丁とお料理ブロガーが使うセラミックの包丁だと包丁そのものの厚みが違うと思うけどなぁ。セラミックって鋼ほど背が厚みないような? 傷跡でわかりゃしないかなあ。
しかも被害者とその弟の関係ちゃんと調べなかったのかというね。そんな頻繁に行き来してたらわかりそうじゃんよ、レシピなら実際作らなきゃいけないわけだし。解剖初見だけで証拠とするのは警察と検察の怠慢だよなあ。
いやそれ以前にあまりにあの料理ブロガーが性格悪すぎて、なんでああいうのを野放しにしとくのかって気にはなった。おまけにその弟だって桜小路さんの金で店出さしてもらってたのに犯人にしちゃうんだ?姉弟揃って最悪な人間だなー。
つーかフェミっぽい話なのにそもそも被害者の女性が人間的にとてもひどい、男性を搾取してるクソ女だったってとこにドラマ的には突っ込まなかったのがイマイチ引っかかるところですね。
【追記】
ふと思ったけどこの話、女性差別の話だと思うとなんかモヤモヤ〜っとするんだけど、上でもチラッと言ってるけど結局男女関係なく適材適所っていう話なんじゃないのかなあ。
能力の話でいうと、能力はあってもそれを(この話では)冤罪を晴らすってことでうまく活用できなければ意味がないし、結局あの裁判の場でミコトがその能力を認められたわけでもないからなんだけどさ。
でもそういうとこ突っ込んでも話が面白くなるとは限らないし、普通に女性の生き辛さや差別の話に見せた方がスッキリ&カタルシスってことでいいや。