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宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章「煉獄篇」

http://yamato2202.net
監督:羽原信義 シリーズ構成・脚本: 福井晴敏 原作:西崎義展
 

SFアニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクした「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編。1978年に公開された劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」のストーリーをベースに、作家・福井晴敏がシリーズ構成を務めて新たな物語を紡ぐ。全7章で劇場上映されるうちの第5章となる今作は、第15〜18話の計4話で構成される。
伝説の惑星テレザートへ到達したヤマトの前に、かつての仇敵デスラーが姿を現し、ヤマトはガミラス旧体制派が集ったデスラー艦隊との交戦に入る。そんな中、古代たちのもとへ駆けつけたキーマンが、驚くべき行動をとる。一方、ガトランティスでは新たなサーベラーが目覚め、本格的な地球侵攻作戦が開始。あらゆる文明や生命を殲滅しようとするガトランティスと、旗艦アンドロメダを中心とした波動砲艦隊が激突する。(「映画.com」より)

 
今回は前半ガミラスの事情、後半はアンドロメダの対ガトランティス艦隊戦でわかりやすくて面白かった。
今回も評価低そうだけど、少なくとも第3章第4章よりはマシかと思うけど、オレが贔屓目すぎるのかなあ?(キーマンがたくさん出てるからw)
以下ネタバレです。
 
 
まさかと思ったけど、そもそものガミラスの遊星爆弾による地球侵略に今ごろちゃんとした理由を付けてくるとは。
いや、侵略自体の理由はガミラスが星の寿命として終りを迎えてるからってのはあったけど、それに対するデスラー総統(返り咲き)の逃れられなかった、そうせざるを得なかった運命という意味での理由を見せてくれたのは、オレは大変良かったと思ったです。
デスラーの子供の頃かわゆす。まさか全くタイプ正反対の兄ちゃんがいたとは…しかしオレはやはり兄ちゃんのほうが好ましいと思うのはキーマンが好きだということが全てですねw
その辺でテレサの旧作での反物質設定を改変してきた高次元の存在でつまりこの宇宙におけるすべての事象を把握してるということと絡めてみると、大変納得の過去設定でしたーと。まあそれ以上は突っ込まないのでw
それはともかく、ずっとキーマンのフラグ立ちすぎててハラハラしっぱなし!心臓に悪かったよ…キーマンがいなくなったら視聴モチだだ下がるよ?
最初からガミラス内でも特殊な立場なのはにおわせてたけど、それを踏まえた上で本当のところはどう思ってるのか(ヤマトの味方なのか)って意味でハラハラしてたのもあるんで、今回のこの顛末は本当に安心したよ。(ネタバレとは言えそこは見てのお楽しみなので)
ただキーマンはなんとなくデスラーの身内、年齢的に甥っ子かなあと思ってたから正体自体は驚かなかったけど、その話って全然出てきてなかったっけ。なんでそう思ってたんだ?あの保安情報部の大使の人がひざまずいてたからだっけ?どっちにしても出てきたときからデスラーそっくり!って思ってたけどさ。
しかしだからこそ、血を選ぶのか新たな絆を選ぶのかってとこでかなりドキドキしたよ。
ヤマト=大和、大いなる和…ってのも、ここでそういう意味付けができるこの作品の懐の広さというものはありですね。

そしてガトランティスの方は、とりあえず彼らはクローニング技術で存在自体を受け継がれていくということだったけど、彼らを作ったゼムリア人であるサーベラーはクローンでなくコピーだというのが今回のハイライト?
まさか肉細胞の3Dプリンターで作られるとは…(あれってそういうことだよね?)
ガトランティス人はクローン(時間かかる)なのに彼らを作ったサーベラーたちが3Dプリンター製造(時間かからない)なのは一体。
そこに記憶媒体から記憶情報を移してるけど、どう考えてもクローン体のほうがまだ人間っぽいかと。そんなガトランティス人はコピー体であるサーベラーを唯一の純粋体と言ってるのはなんかの伏線?てか純粋体ってのは人間ってことかと思ってたけどそうじゃないのかな。彼らは古代アケーリアス文明の末裔だと思ってたけど違うのか?果たして人間とは一体。彼らはどこから来てとこへ行くのか。
そしてあのラスト5分の号泣ポイントらしいあれ、正直なんつーかヤメロバカ!しかないのでなんつーか。
いや全然理解できないよ、加藤やめろよとしか思えない。もし自分がそうならとは考えるけど、そこでそっちを選ばれちゃあねえと言うか、それでも土壇場でもっと大きなものを選ぶって話にしてほしかった。正直加藤がそういうキャラにされたことはがっかりとしか言いようがないよ。
あそこでトランジット波動砲(キーマンが仕掛けたものが何なのかもよくわかってないので理論自体がよくわかりません)を不能にしたかったってのはあるんだろうけど、もうちょっと他の手段でやってほしかった。
まあそこに至るアンドロメダ艦隊も、何の調査も根拠もないのに白色彗星に連続で波動砲打ちまくってるのはあまりに頭悪すぎて…(山南さんのアンドロメダを助けた艦長がやけにリアルっぽいと思ったらささきいさおさんだったとか)
そもそも波動砲を打つということであれほど迷ってた前の章の古代たちは一体何だったのかというか。
あ、あらすじで改めて見ても、あそこでキーマンが古代にそれをやらせるのは、彼がいろんな意味で責任あるデスラー一族だからこそと思えばやはり説得力あるかと。
まあとにかくそこで加藤が脳筋すぎるのは、それで泣けと言われてもちょっととしか思えませんでした。まだ前章のガーランドの不意打ち号泣のほうが泣けたよ。
そして突然現れた謎の艦の謎の女艦長は名前が藤堂なのでどう考えても藤堂長官の孫かなんかですかね?そのタイミングで新キャラが女性ばかりとか、そして「銀河」とは一体?
あと何気に絵コンテ麻宮騎亜先生・作画監督結城信輝さんの今までにない組み合わせのスペシャル回?ですが、加藤が桂木サーベラーに詰め寄るとこのランニングと乳のリアルさにどれくらい貢献してたのか気になりますた。エンディングでも釘付けですよw
あ、そういや雪が殆ど出てこなかったけど、これ映画だからいいけどテレビでやったらまるっとひと月くらい出てこないってことよねえ。(しかしなにげに婚約?結婚?指輪ががが)

 このキャッチコピーはなぁ…
 
そして2202、秋からテレビで放送開始なのか!