そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダービルド#39「ジーニアスは止まらない」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/build/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/build/
脚本:武藤将吾 監督:山口恭平
『君は信じられるのか?仲間を… なら見せてくれ、君が創る未来を』
 
日曜日には2回ほど見てたんだけど、葛城巧のことが気になりすぎて7話くらいからずっと見返してたよ。(そのせいで日曜日に感想書きそびれた>本末転倒)

またまた真面目なアバンのあらすじ紹介だったけど、内海はサイボーグって言われたの地味にショックっていうけど、きっと彼は葛城のことを悪魔の科学者って言ってたんじゃないかな?(どっちもどっち)
いいけど内海は変身して眼鏡掛けてないけど眼鏡上げしてるよ!>眼鏡っ子あるある
そして葛城巧が戦兎に吸収されるのはOPにあるからわかってたけど、思ったより早かったなあ。来週からまたちょっとOP変わるのかな(最近毎回変わってる気がする)
とにかく桐生戦兎が嫌味な軽口とともに帰ってきた!胸熱。
それ以前にまさか戦兎のあの自意識過剰でナルシストな自分褒めが葛城巧由来だったってのはプチ衝撃的。ますます葛城巧のキャラがよくわからないよw
そんで葛城巧さんのラビットラビットへの変身ポーズが指パッチンだけでとても省エネで簡単シンプルすぎるんだけど(でも「変身」とは言う)そんな彼が融合したから記憶を取り戻した戦兎のジーニアスへの変身は簡単すぎる変身ポーズなのかしら?鍛えてますから…とかいいそうな感じでw
いいけどあのラビットの中身が戦兎じゃなく葛城だって思うとちょっと萌える。口上が「お見知りおきを」だったのも何かいい。あれ初期のかと思ったけどもしかして放映前の映画(平ジェネだっけ?)に出てきた葛城版ビルドだったかな?

葛城が完璧に仕上げたはずのジーニアスボトルが稼働しないのは、万丈が言うに気持ちが足りないそうだけど、変身するには一定のハザードレベルと感情の閾値が超えないとダメだって幻徳やスタークあたりが言ってたからそう言うことなんだよな。
でも万丈に「気持ちが足りねえんだよ!誰かの力になりたい、誰かを守りたいそれがあいつの戦う理由だ。おまえにはそんな気持ちこれっぽっちもねえだろ。桐生戦兎はなあ…正義のヒーローなんだよ」って言わせたのは戦兎が正義のヒーローとして今まで戦ってきたことや、カズミンとのぶつかり合いだったりするから、そう言うのを(表面上は)信じてない葛城巧が桐生戦兎の作ったボトルを使えなかったのは無理もねえ。
どうでもいいけど(どうでもよくない)万丈は戦兎のこと好きすぎだろ。感想が長くなるからカズミンや万丈には言及しないけど。万丈はやっぱりおバカだしw
あ、幻徳に自分が難波チルドレンだって明かした紗羽さんとかもいろいろ突っ込みたいけどスルー。内海のことからして幻徳にもいろいろ思うところはあるだろうけど。
だってオレたちゃ戦兎が正義のヒーローで今まで他人のために自分を犠牲にして戦ってきたの知ってるから余計に、難波チルドレンの内海が「ヒーローなんていないんだよ!」って慟哭は心が痛いのですよ。
しかし戦兎のように仲間を信じ他人を助けたい気持ちがなかった科学信奉者の葛城巧が新アイテムで変身できなかったのも、何かを信じたかった内海を歪ませたのも、その原因は幻徳だと考えると幻徳の罪は思ったより重いなあ。
まあ内海は二つ目のエボルドライバーをどうやって作ったのかまだ気になってたから、もしかしたら…という気持ちは捨てられない。自分を歪めたものを客観的にちゃんと認識してるあたり科学者って感じだし、エボルトの弱点のヒントくらいは掴んで散っていきそうな(死ぬの前提かよ)
今回はそんな内海の「ヒーローなんていないんだよ!」から万丈の「桐生戦兎はなあ、正義のヒーローなんだよ!」、そして戦兎本人の「自意識過剰な正義のヒーローの復活だ」からして正義のヒーロー押しなんだけど、どうもオレは思ったより葛城巧が好きみたいなので彼の心情を推し量るといろいろたまらんのですよ。
記憶を失ってるからこそ自己の確立のために正義のヒーローとして戦ってた桐生戦兎という人間が葛城の本当の本心、表に出さなかった心情だったりすると、もしかして葛城巧も自分のことを「正義のヒーロー」と名乗りたかったのかもとか、信頼する「仲間」とアホな軽口叩いて笑ったり悲しんだりしたかったのかもとか思うと、ボカぁ葛城くんが可哀想で…
いくらナルシストでも科学信奉者で一人孤独に研究に没頭してきた葛城は、戦兎のように仲間を信じることで自分を創ることができず(まさに”ビルド”なわけで)、ガスを吸った幻徳の理想に乗せられたのかと思うと…(そしてガスが抜けると裏切られてたわけで)
それにしても仮面ライダー変身するためにはガスを注入されてハザードレベルが上がらなければならず、でも仮面ライダーに変身するとそのガスが抜けるように作られてるってのはどういうことなのかなあと思ったわけで。
システム上必要なことならともかく、そうじゃなければそれは葛城巧の本心が込められてたと解釈もできるわけだし、そもそも変身に一定以上の感情の閾値がなければってのもただの道具にならないような意図を感じなくもないし。
そんな葛城巧があの状況で記憶を取り戻した上で(戦兎のときの記憶はあるのかなあ?)戦兎と万丈たち仲間との絆や信頼感、幻徳の謝罪と懇願をみて心動かされないわけないし、つまり結局科学を戦争の道具にしないためには科学者の信念だけじゃダメなんだと言うことを本当はわかってたってことだろか。
ともかく、桐生戦兎にすべてを託して葛城巧は吸収されたのは、それはそれでとても悲しいよ。
でも「サブキャラには荷が重かった」とか自分で「自意識過剰な正義のヒーロー」とか言っちゃう佐藤太郎の見た目の葛城巧もいいと思うよ。そこで桐生戦兎帰還でまさにドンピシャ過ぎる「Be The One」がまたなんとも気分が上がるよ!
そこで最後にやっと出た!ジーニアスのこの光り輝くボトル工場っぷりカッコイー!
そしてあと10話ほど残ってるからまだ最終フォームあるね、きっと。白&レインボーのあとって何があるんだ?
ところで気になってるんだけど、万丈とカズミンは一晩中殴り合ってたんですかね?翌日に渡って戦ってたのはいいんだけどまさかノンストップ?一晩中特訓バトルしててカズミンは万丈に全然説明しなかったの?(なにげに猿とチンパンジーが描き分けられてるのもがw)
 
ついでに。
内海が幻徳に裏切られた話は確か12話目だったと思ったけど、それ見返そうと思いつつ先に戦兎たちが北都に行った話を確認したら7,8話目とか、思ったより最初の方だったわー
んで今見ると7話の、戦兎たちが北都の葛城の母親に会ってみようと思う…って言ってるシーンで、いかにも戦兎と万丈が缶コーヒーを出してきてショックなマスターは正体が分かった後で見るとコーヒーじゃなくそっち?って伏線てふうにも。
そして今思うとこのみーたんの「おねがい♡」な集金放送(ヒドい)、目的が何かは言ってないだろうけど北都のカズミンたちも課金してた可能性が。いやきっとしてたに違いないww
そういや昨今の多フォーム変身仮面ライダーではパワーアップしたら初期フォームが忘れられがち…ということがよくあるけど、ビルドの場合 変身アイテムのボトルが取られたからという理由で変身出来ないっていうの、設定としてよく考えられてるなあー。
 
予告。
えー、カズミンにガス注入とか、もうやめて〜!
そういや葛城父って本当に死んだの?(もう一つのエボルドライバー作成疑惑)
でも番組最後の告知にまだカズミンと幻徳いたから大丈夫…と信じたい(たいてい告知部分って最近のついで撮影だからひと月は大丈夫なはず)
東映公式が幻徳の私服押しなのは一体。