そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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探偵が早すぎる#5

http://www.ytv.co.jp/tantei/
監督:湯浅弘章 脚本:藤平久子 原作:井上真偽
 
うーん、微妙な脚本と演出のさじ加減だろうけど、どうもこの監督の時はギャグとしての間が今ひとつかも。タイミングか、それ以前のことかはわかんないけど。
それはそうとしても桐山漣の何とも言えぬマヌケオーラ(褒めてる)で誤魔化されてるけど、壬流古って相当ゲスいよね、何もかもが。
小悪党ってわけでもないけどやってることはかなりサイコパスというか、そのわりに俗物的な小物ってとこがキャラとしてもてあますというか、彼に対してどういう感情を持てばいいのかわかんないんだよなあ。
大陀羅一族が本気で殺しにかかってきてるわりに千曲川が殺さないというポリシーだからドラマとしては救いようはあるんだけど、今回彼はどれくらいの怪我を負ったのか。前回の貴人叔父さんもだけど、死んでないにしてもどうなったのかってのを何となくぼかしてるところがなんだか不穏なわけで。
というか、施設から逃げ出した幼い兄妹を騙して10万円で殺し屋に仕立てる(しかも失敗したら殺して報酬すら払わないつもり)という妙な生々しさは気になるんだよなあ。
子供におもちゃだからと言って(失敗はしたけど)ナイフで人を殺させようとするってのは大丈夫なのか?原作もそうなの?
どちらにしても今回はわりとエグい話なのにギャグ少なめなんで上手くないような気はするよ。前回みたいにやってることはエグくても表面的に笑えるなら雰囲気で誤魔化されると思うんだけど…
大陀羅一族の暗殺がよく考えると意外とシャレにならない上に、マヌケさはあるけど笑いがまったくないんでその辺のバランスはちょっと気になるかなあ。一華のギャグっぽい悲鳴と千曲川の狂気がないと案外中和されない気がする。