そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

サバイバル・ウェディング#10(終)

https://www.ntv.co.jp/survival-wedding/
脚本:衛藤凛 演出:佐藤東弥 原作:水野格
 
最後までずいぶんどころか相当主人公(さやか)に都合がいい展開をする話ではあったけど、まさか結婚を諦めて仕事を取るのか…と思わせといて(もしそれやったらオレの3ヶ月を返せと言いたいくらいのクソドラマ認定してたけど)ちゃんとさやかの婚活は成功した!良かった良かった。だって最後が結婚じゃない婚活ドラマって根本的におかしいしw
もしや愛され系女子美里ちゃんがいきなり割って入るのかと思ってたけど、彼女がバラしたのはコラムのことだった。彼女もそんなにおバカではなかった。ある意味正しい戦略系愛され女子だわ。筋通ってるw
そうなるとさやかは和也みたいな器の小さいその辺にいくらでもいそうな元憧れの先輩彼氏にフラれて良かったんでは。むしろ振ってくれてありがとうと感謝するくらいでは?だってその代わりが柏木王子だし。まあ美里ちゃんが選ばないんだからというのを入れるところがソツないけど、さやかだからこそ柏木パパも認めたんだと思うし、仕事の能力があるからこそなんだよな。結婚とは意外とそういうマッチングがキモなのだよ…と思う。お互いが相手次第というか。
このドラマの問題は何かと言うと祐一がどれくらい仕事できるのかよくわからなかったってことくらいかなあ。失敗はあったけど結局川村製薬の仕事ではソツなかったし、周りも親のコネ入社ってわかってての対応だったんで、最後に「認める」っていっても、さやかが不安な以上にオレら視聴者の方が不安だよなー…としか思えませんでしたよ。それに加えて年下で美形だってことがより頼りなさを倍増)←おそらくそいういう先入観が世の中には蔓延してるんですね。その辺狙ったんだとしたらスゴイけど、それ以前に祐一の仕事できる描写をもっと欲しかったよ。
まあとにかく仕事もするけどまず結婚ってのは婚活ドラマとしては正しいですね。本当に結婚しなかったらどうしようと本気で思ってたw
そしてさやか自体はうーんまあどうなんだろ…というところが多々あったんで結局は宇佐美編集長かなあ。
編集長の「大切なのはどんな選択をするかじゃない。自分が選択した人生を強く生きるかどうかだ」というお言葉、大変にオレの胸にも響きました。
いや宇佐美編集長はとても素晴らしい上司でしたよ。人間みんなああいう風に志高く生きて生きたいものです。マジで。
さやかのラッキー人生、まだ半年しかやってない雑誌のコラムを書籍化するってのはどんだけ才能あったんだよって話だし(たぶんその前のB級グルメコラムも良かったはずだろうけど)、でもそっち方向に行くならrizの編集どころじゃないと思うんだけどさ(普通に考えてコラムニストまっしぐら)
インドに行くならそれ自体がコラムネタになるし、編集がってことじゃなくそこまでいけばまさに宇佐美のいうとおりさやかの仕事はどこにいてもできる仕事になるってことかなあと。
いやそもそもさ、婚活コラムを始めるときに自分のことをネタにできるかどうかって、作家のタイプとしてものすごく大きな分かれ道なんだよね。それが出来るならどこでも仕事できるし、人と変わった人生を歩めば歩むほどネタに困らない、ある意味仕事の自給自足人生なのよね。うらやましー!
しかも結局祐一のパパ、あんなにビジネスでは厳しかった柏木パパも息子大好きすぎる単なる心配性の親だったということで大団円ですね。良かった良かった(笑)
あと先週の、さすがに職場の上司にルブタンをねだるのはどうよ…と思ってたけど、結婚祝いならOKです。まああの手の職場では部下の誕生日にエルメスの手帳とか成長するための投資みたいなのはありがちみたいだし、ウェディングドレスにシルバーのルブタンカッコイイっす。さすが宇佐美編集長!
なんだかんだで面白かった!このドラマもうちょっと評価高くてもイイと思うけどまあ主人公に共感できるかというと出来なそうだからこんなもんかなあ。最後まで頼りきりw