http://www.tbs.co.jp/maison_de_police/
脚本：黒岩勉 原作：加藤実秋
やっと追いついた。
シェアハウスの人たちの面白おかしく、でも捜査は真面目に取り組んで…というのはそれなり楽しく見られるんだけど、でもやっぱり基本的にこういうライトなコメディテイストのものは今それほど見たい感じではないかなあ。キャスティングがこんなに好みでなければドラマの内容的にはあっさり切るところ。
自分の好みというより今期は何でこんなにひと昔前のテイストのお茶の間受けするドラマが多いのか。（悪い意味で）
去年一昨年の方がまだチャレンジングな企画があったと思うなあ。
3話。（演出：佐藤祐市）
猫が殺されてるって話をすごく軽く話してる（扱ってる）って時点で、コメディとはいえちょっと不快。
内容ということでなくなんかこの人の話ってインディゴもそうだけど基本ステレオタイプなひと昔前の雰囲気のコメディなのが、若干古くさいし相入れないというかー。（いや洋ドラにもこういうのあるけどさ）（まさかそっちの方狙ってるとか？）
もちろんこういうお話のテイストはわかるし、そのテイストのまま事件を設定したらリアリティがなくなるってのもわかるんだけど、曲者なおじさんばかりのシェアハウスが警察関係者ばかりで遊軍的に事件を解決していくというコメディ、なのに事件は凄惨ってのが「そういうネタの作品でしかない」ってのがなんか心無いんだよなあ。
ところでひよりの再現モデルってマネキンじゃダメだったのかしら？そこを適当にすると藤堂先生の見せ場がなくなるかw
まあ殺人事件と猫殺しは基本的に別の事件だと思ったけどさ。だってそもそも同じ事件だって思う方がおかしくね？場所が同じってだけでそれ以上に何の根拠もないんだから、警察が無能だとしか。
いいけどこの手の犯罪ものでマウスを利き腕で操作するって思い込みもどうかと思うなあ。オレ右利きだけどマウスは左手で操作するよ？友達にもそういう人いるし。てことでその思い込みが証拠としては弱い気が。
てかやっぱりオレ、基本的にこういう簡単な理由で人を殺したり人が死んだことを隠蔽しようとしたりする一般人ってよくわかんないんだよな。何だよ夫との思い出の富士山が見えなくなるからいるの建設を邪魔しようとしたって。頭悪すぎるだろ。
その割に事件自体はやたらややこしいし、お話としてはよくできてるんだけど全然入り込めないよ。でもシェアハウスの面々は大変優秀かつ楽しげで良いです。最後は三匹のおっさんかと思ったw
そして矢野聖人の犯人の役名が瀬戸俊樹？鏡飛彩先生は瀬戸利樹よねえw
4話。（演出：城宝秀則）
夏目さんの追い込みが相変わらず酷えwwwんだが、ひよりにたしなめられてもやたら楽しそうに「画鋲の件は彼ですね♪」という夏目さんがやっぱり酷くて笑うwww迫田さんも夏目は直感型だから…って、基本この2人本当にひどいですよ？（苦笑）
おまけにニヤニヤしながらただ立ってる西島さん、なんというか佇まいというよりその立ち姿、拳法の達人みたいな自然体すぎて逆に怖いよww
今回はあの中で一番癖が強そうな迫田さんに迫るお話であった。というかこの人たちは捜査のためなら嘘をつく…というより対象者に合わせすぎだろ。嘘ってことでもないよなあ、あれ。ひよりが嘘って言うたびに何か違和感。
いいけどゲストは山本涼介（＞マコト兄ちゃん）だし、もう一人のお友達の名前は字は違うけど「サクライハルト」（桜井侑斗＋操真晴人？）だし、相変わらず特撮づいてるな！
5話。（演出：城宝秀則）
洗濯したもの干すのにもしかして木製ハンガー使ってる？なんで？普通にプラの方が軽くて乾きやすくていいじゃんよ。夏目さんのこだわりわかんねーw
春さんと彼女が息子たちって呼ぶ金森金属工業の従業員、前科者ばかりのメゾンドギルティだし、なんだかラピュタのドーラ一家みたいだな。
今回はひよりの「美味しくてヘルシーな夕食おねがいします」に「一番大事ななやつね！」と満面の笑みで飛び跳ねるように答える小日向さんがツボったww
それにしてもシェアハウスの住民のノリのライトさに比べて事件自体はやたら凄惨だったりするのが、どうも自分的には微妙かなあ。幼女に性的暴行も幼女の生き埋めもどうにも不快。4話目くらいがお話と事件の内容的にバランスちょうどよかったんだけど。
そして恨みはらされる被害者の安達ってひよっこの工場主任やんかw
その安達が幼女に性的暴行をする少年Aで、そうと知って脅す元同級生の三崎が殺され、安達は実は記憶が戻っててるのに人生やり直しリセット気分で黙ってた…といろいろクソみたいなお話でした。
春子さん、安達を生き埋めするときにそもそも階段から突き飛ばしたのは自分だし、しかも幼女の盗撮してたのも見てたってっていえばよかったのに。その方がより安達を絶望させたと思うな！
というか、あの階段の現場から春子さんがどうやって安達を山の中に連れて行ったのか。そもそも車運転できたのか？とかどうやって穴掘ったの？とか男一人拘束してあの穴に入れられる？とか、普通に考えたら工場の三人必要でしょ。
そしてその皆に囲まれて、実は知ってたっていう方が全然いいと思うし、なぜその部分を削ったのかが分からない。この話ならそこは削っていいとこじゃないでしょ。中途半端だよ。
ところで認知症のお年寄りって収監されるんだっけ？執行猶予とか付かなかったっけ。まあ復讐が叶ってよかったね、春子さん。幼女に性的暴行して殺すような安達は死んでよかったと思うし、そいつを脅して恐喝するような三崎も死んでよかったよかった。めでたしめでたし。
