そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

トクサツガガガ#7

https://www.nhk.or.jp/nagoya/gagaga/
脚本:田辺茂範 演出:末永創 原作:丹羽庭
 
仲村ちゃんがちょっとだけ成長してお母さんとも少しだけ歩み寄れて、まさに「俺たちの戦いはこれからだ!」って感じに終わってよかったよかった。
でも前から言ってるように一般向けのわかりやすいフィクションにしても、そもそも仲村ちゃんみたいな中途半端なオタク好きじゃないし共感もできないので、やっぱし相変わらずだなーとしか。
いい加減特撮が好きだってことに大人として折り合いをつければいいのに。(なんかリアルに考えてしまうよ。仲村ちゃんの相談に乗ってあげたいw)
そりゃオレだって詳細を説明できない全然見知らぬ人や、逆にプライベートで親しいわけでもない会社の人の前で特撮大好きです!だなんてイワないしそれを恥ずかしいという気持ちはあるけど、それはあくまでもTPOの問題で、趣味のことを前回トークすることがありやなしや?ってレベルなのよね。
でも「特撮が」とかでなく、それが何であっても無防備に趣味トークをしたい、でも自分がオタクだとは知られたくないっていう仲村ちゃんは自意識過剰ってだけなんだよ。てれびくん的な本を買うのに見えない甥を用意しなくったってそんなの誰も気にしてやしないって。いやこれよくネットとかでもてれびくんの全サDVD応募の時のつぶやきとかすごいもんやりしたけどさ。
仲村ちゃんがちょっと連絡しずらかったという吉田さんの彼氏の件でなんとなくこじれてる理由も何故そうなる?だし、そもそも吉田さんの子供がこわいからって逃げるのもどうかと思うけどさ。普通に挨拶しろよ、大人だから。
てか吉田さんの事が好きなダミアンくんの気持ちは一体…
あと最後で仲村さんが気付きを得たのは、お母さんだって自分の好きなものを否定されたら悲しいということに気がついたから…だけど、いや一応子供だからしょうがないにしても(自分が好きなものは認めてもらえずそんなに好きでもないものを押し付けられたからといって)お母さんが可愛いと言ってるぬいぐるみに対して「これ嫌い」っていうのはどうなのかな。あえて「嫌い」という言葉を使うチビ叶の気持ちもわからんでもないけど、
お母さんだって娘のために良かれと思ってだし、というか単純に自分が勧めるものを「嫌い」って言われたら悲しくなるじゃんよ。
というか、むしろお母さんが躍起になって特撮を否定しようとしたのも、自分の「好き」を否定されたからじゃないかなあ。娘が女の子らしいものを好きにならず特撮が好きだから矯正しようというのももちろんあるんだろうけど、自分が可愛いと思うものを否定されたから余計ムキになってたってこともあるんじゃないかしら。むしろそうだったののかも?
だってそれ以外にお母さんが特撮を否定する理由はこのドラマの劇中では描かれてないから、だとしたらやっぱり子供の頃からコミュニケーション不足な仲村ちゃんの言葉足らずなパーソナリティのせい…って事で、まあ仕方ないのか。
親子だからとか友達だからとか関係なく、コミュニケーションって難しいね。仲村ちゃんはもう少しその辺頑張らないと。だって北村さんがいなきゃ吉田さんともそのまま疎遠になってたんだよ?北村さんはそういう過去があったからあえてお節介焼いたってことでも、リアルじゃそこまでしてくれる人はいなくてもお話としてはきれいに最終回まとまったって事でよかったよかったと思うわけよ。

それより久しぶりに岡元次郎さん顔出しと最後は宮内洋の顔出しだし、特オタ的にはオールオッケーですかね。
とにかくまあお話としてはこういう展開になるのは分かるんだけど、あんまりこういう自意識過剰なオタクがスタンダードだと思われても困るなあーという気持ち。でも当のオタク層がこれを支持してよく言ってくれたってなってるんだから、オタクたちにとって今の世の中は生きにくいんだろうなあ…というのをいろいろ感じたなあ。これ別に特オタだからって話じゃないし、人と人は分かり合えるか、いやわからなくてもいいから認めてくれって話なだけで、ちょっと前なら別のオタクでやってたネタだろうし、東映協力にしても…うんまあ、いいや。オレはオタクに対してこういう描き方は好きじゃないってだけ。