そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

きのう何食べた?〜最終回

https://www.tv-tokyo.co.jp/kinounanitabeta/
脚本:安達奈緒子 演出:中江和仁 原作:よしながふみ
 
毎回の感想はぽちぽち下書きに入れてたんだけどまあいいやってことで。
とりあえずケンジ良かったね。オレのこのドラマの視聴目的のほとんどが内野聖陽なので、最後まで内野さんが上手くてスゲエよ。ほんと、細かな表情とか手の動きとかがあまりに真に迫っていて、どちらかというとあっさり朴訥な(演技の)西島秀俊はあれはあれで良いんだね…と納得する感じ?
途中時間経過がよくわからなくていつの季節なんだと思ったりしたこともあったけど、いつのまにかクリスマスもお正月も2回回ってきてるし、その間のシロさんの開き直りというか変化もなんかリアルなカップルの日常という感じで良かった。
4話目までしか感想書いてなかったから書きそびれたけど、山本耕史の小日向さんと磯村くんの小悪魔航もハマってたというかとてもわかる感じw むしろオレはシロさんケンジよりもこっちのゲイカップルの方がわかるw
というかだってそもそもさー、内野さんのケンジはめちゃカワイイんだけど実際のところゲイじゃなくても女性でもああいうタイプ嫌いだからってことかなあ。もちろんシロさんみたいな男も勘弁です。NO倹約家!
実際のゲイの人がどうか、それこそ個人のキャラクターの問題だけど、あんなにも女性よりむしろ架空の女性性を前面に押しだすゲイの人っているの?ラブラブでイチャイチャするってことと、すごく女の子キャラなのは別の話よね?まあそれを言ったらいろんな意味でお話にはなりにくいだろうけど、やっぱりそもそものキャラクター性がステレオタイプなのが… 家の中ならともかく外でもベタベタしてくる彼女ってウザいしオレはやだよw
てことでドラマとしては面白かったんだけど、どうもそもそもよしながふみの原作のゲイカップル描写が好みじゃないんだと再認識。シロさんとケンジは嫌いじゃないし、フィクションとしてああいうイチャコラしてる見た目の良いゲイカップルの話も微笑ましくて好きなんだけどさ。もちろん指輪のくだりとかたまらんかったですよ!(*´д`)=3(特にケンジ)
 
ただま、何というかよしなが漫画に出てくるこういうお話の中で描かれる普通の人の反応ってのが好きじゃないんだよ。だからそういうのがない大奥とか、あとアンティーク西洋洋菓子店も大丈夫だったんだけど、なんかこの話はすごく引っかかるんだ。佳代子さんとかシロさんの両親とかさ。
でも最終話の両親との和解みたいなのは普通に良かったし、シロさんのアルバムを見るケンジはカワイイし、両親の斜め上の疑問もまあわからんでもないんだけどやっぱそれ聞くのは失礼じゃね?とは思うけどまあいい。例えば異性のカップルだとしてもそういうプライベートなことを聞くか?って意味でね。
基本的には異性カップルに聞いて失礼なこと、異性カップルなら聞かないだろうことをゲイだから聞くっていうのが失礼よね。よしながふみの描くものって意識的か無意識かわかんないけど絶対そこに突っ込むんだよね。もちろん逆説的な意味での理解を深めようとしてるんだろうけど、その描き方がまったく好みじゃないんだよ。
てことで、ドラマとしては面白かったけどそもそもの原作がまったく合わない(好みというより考え方として)ので毎回見ながらモヤモヤしてましたw
あとモヤモヤするのが料理。見た目も献立も全然好みじゃなくて。基本が麺つゆベースのお料理なんてノーサンキュー、というかそういう考え方が好きじゃないんだ。麺つゆなんて入れたが最後なにもかも麺つゆ味じゃねえか。でもシロさんのご飯を食べるケンジは毎回とてもカワイかったのでそれはそれで良しです。
てかこのドラマでオレが一番ハアハアしたのはお正月のお餅だよ!あのお餅は美味そうだった!お餅大好き!(料理じゃねえ)
でもぶっちゃけお隣の人が毎年あんな大量にお餅をくれるって、お餅ってお値段いくらか知ってるー?なんか些細な理由だったよね、それだけであんな大量にくれる意味がわからない。あれ何千円ってレベルだよね。しかも餅ってすぐ食べないとカビるし冷凍したら場所取るし一度に食べると(餅は飲み物です)太るし、一番非現実的だったw
あと5話目が最後だった志賀廣太郎さんが病気で降板したのは番組当初から言われてたけど、再登場が11話目だったせいか、田山涼成さんに変わったのは知ってたのにまったく違和感なくて、見終わる頃にあ、そういえば…ってなったの、むしろ違和感ないキャスティング変更がすごいよ!てなった。志賀さんは身体お大事にしてください…ほんとマジで。