そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ゲーム・オブ・スローンズ最終章(第八章)#3

 
やっと更新したけど、今週は大いにネタバレですよ!
最初にもう結の話をするよ!気をつけて。でも全然語れた気がしない。もっとすべてに突っ込みたいけどうまく言えない悲しみよw(語彙力&構成力)
あと実家にいるから見返せない!スタチャンオンデマンドでも見られるけど、実家にいる間はそんな暇はないのだー(>_<)
 
 
 
 
今回は1時間22分って公式が言ってたけど、まさかこの話でホワイトウォーカー・ナイトキングを倒せるとは全く思っても見なかったよ…!
もちろん全体の構成としては最後は人間同士で王座を争う、サーセイとの戦いだろうとは思ってたけど、てことは七王国の玉座を巡る戦いがあと3話あるってことですよ。(しかも各話1時間半くらい)

夜明け前の戦いは全編画面が暗すぎて全然何が起こってるのかわからねー!ある意味リアルなんだろうけどドラマとしてはまったく何がなにやら。ゲースロスタッフ夜目効きすぎ!オレたちゃほとんど見えねーよ!(夜の再放送はちょっと明るく感じて見やすくなった気がしたたけど)
そんなところにメリサンドル。ドラスクの半月刀に魔術で炎を灯したとき思わずありがトゥース!な気分。そしてその炎が波のように広がっていくのは、このみんなが死を覚悟してる状況の中でとても美しく希望の光のように思えたのに、ホワイトウォーカーと死者たちの闇と寒さが全てを消し去った!絶望感!また真っ暗だよ!!
そこにやってきたデナーリスのドラゴンの炎。これで反撃できるかと思ったらやはりあっという間に消された! ドラゴンですら役立たずとは。絶望感!
とにかくあまりに亡者の数が多すぎて全く太刀打ちできない。
せっかく作ったドラゴングラス付きの柵は死者たちの人海戦術で押しつぶされ無効化されたし。炎で燃えてても(メリサンドル頑張った)寒気と量で負けてしまうし。
メインキャラクターがあちこち各所で追い詰められ辛うじて生きてる状態。(彼らの生き死には視聴モチ的に大事だし)
ジョンのドラゴンとナイトキングのホワイトドラゴンの遥か高空の戦いは美しく、CGドラゴンはドラマと思えないクオリティで存在し、あのデナーリスですらドラゴンから引き摺り下ろされるし。
ああそして勇敢なリアナ・モーモント!あのハードホームの巨人をまさか倒してくれるとは…本当に本当にすごかった。胸が痛すぎる(ノ_<)
あまり詳しく語ってもと思いつつ、もうどこからなにを語ればいいのやらよくわからないよ!(逆ギレ)
いやご贔屓がいつ死ぬかもと思いながら見させられるこの気持ち。あまりにも長い、どうやっても勝てそうにない夜明け前の戦いはブラックウォーターよりもあの落とし子の戦いよりも息苦しくて、なのに全然中だるみもなく全編面白すぎるのは一体。(途中急にホラーテイストになるのはw)
しかも終盤、ドラゴンの炎にも焼かれないナイトキングが戦場の死者たちを亡者として操るのを見たときは本気で絶望感しかなかった。いやマジでもうダメなのかと思ったよ。というか次回に続くとか?こんな気持ちで1週間待たされても!とまで思ってた。
しかも安全な場所と地下墓所に隠れた者たちも、ナイトキングの魔法でまさかスターク家の過去の亡骸に襲われるという悪夢展開。(やっぱり土葬はダメだ、火葬にしろ)
ジョンはいつもあんなかんじだからとしても、ジョラーが助けに来たデナーリスも亡者に囲まれ、城内は亡者がどんどん落ちてくるし無限に増え続ける死者の大群に対してどうすることも出来ず。
ジェイミーはまだ大丈夫だと思ってたし、さすがにサムが死ぬってことはないだろうと思ったけどジョンがサムを助けなかったのはあーって思ったし、トアマンドが死ぬんじゃないかと思ってハラハラしたし。(というか逆にダヴォスはどこにいたんだろうって思ったけどw)
ハウンドはまた炎のトラウマかと思ったら今度は死には勝てねえとか言い出すし、アリアが戦ってるだろう!しっかりしろよ!…とベリック・ドンダリオンに言われてもなんかグズグズ言ってるし〜と思ったらベリックがー( ;´Д`) ホーダーと同じく、“扉”となって守るのが最終的な彼の役割だったのかと…
ジョンはドラゴンのせいで森にたどり着けず、ブランは遠くに行ったままシオンが孤軍奮闘で…って本当にもうダメかと思った。マジで絶望感しかなかった。
だからオレはてっきりブランが心を飛ばしてナイトキングの弱点の何かとか滅びの呪文でも唱えてくれるのかと思ってたんだよ…?なのに、ああ…シオン…頑張ったよシオン…(´;Д;`)
どう考えてももうダメかと思ってたのに、まさか、なんで!?のアリアー!!!!! ヽ(゚∀゚)ノ
ブランの命を奪おうとしたあのヴァリリア鋼の短剣がブランを救った!(ちなみにあのトリッキーな攻撃はブライエニーと手合わせした時のあれだよね)
ここ、ベリックがアリアとハウンドを逃して隠れた部屋にメリサンドルがいて、彼女とアリアが出会った時の話をしたこのシーン。2回目に見返したらちゃんとアリアが外に出て行くシーンの次は、心の木の森でブランを守ってるシオンに繋がってたから、このドラマの演出文脈だとアリアが行ったのはまさに“そこ”ってことになるんだよね。この時点で最後はアリアって示唆されてた演出だけど、それでもまさかアリアがやるとは…なんかもう、意表を突かれたし、いろんな伏線が回収されてるし、それに気がついたところでもう鳥肌モノにこの素晴らしすぎるドラマ構成に感動するし、ほんと、マジ「うぎゃー!!!!!」っていうリアルタイムの叫びと喝采!(笑)
というかたぶんブランは知ってたんだよな。この戦いがどう決着が着くか。でもそのためにシオンは死ななきゃいけなかったんだろうと思うと…ああ確かに彼がやったことはそうだけど、彼が生きてきたのもまさにこのため。ここまで生き延びていながら、戦いの結末を知らないまま死ぬというのが彼にとっての罰なのかとすら思えるし。
ともかくジェンドリーが売られた時に赤の女がアリアに言った言葉、赤の女がまだ死なずにその時まで生きてたのも(ジョンを生き返らせたのも)、ベリックドンダリオンが何度も蘇って生かされてたのも、アリアが王都から逃げ出し捕まり放浪し、暗殺者になったのもすべてこのためだったのか…すげえ、本当に伏線長かった…。
てか七王国の神よりも光の神の方があまりに重要過ぎて、実際登場人物の運命に深く関わってるよなあ。その辺どうなんだろ。
あとメリサンドルがジェンドリーを買いに来てアリアに謎めいた予言をしたのはシーズン3の6話。思ったより最初のほうだったけど、そのへんは原作がある部分だから、そこからずっと張ってた伏線ってことだよね。
でもS3-6のときのメリサンドルのあの言い方は「闇が見える。茶色い目、青い目、緑の目」の順番だし、わりとどうとでも取れるような気も。ツイッター見てたらあれは茶=ベイリッシュ公、緑=フレイ公、青=ナイトキング…なのでは〜ってことらしいけどさ。
確かにアリアが暗殺以外で殺したのはそれにマウンテン入れて3人かな?ブランに何人殺したって聞かれて2、3人(だっけ)って返した時はジョークかと思ったけど、暗殺は数に入れてないってことかな?
ところで、死者たちの軍団が突然崩れていった理由自体は当然みんな理解してるだろうけど、何が起こったのかはここではまだブランしか見てないわけで、その直前に事切れたシオンも、デナーリスの腕の中で死んでいったジョラーも、ドラゴンファイアーに焼かれそうだったジョンもブライエニーも、地下にいたサンサやティリオンたちもまだ誰も知らないわけで、次週どうなるかと思うとワクワクしすぎて…!

最後はメリサンドルが予言通り夜明けとともに崩れて消え、それを見るのはサー・ダヴォスだけ…。赤い女と縁があったからこそダヴォスに彼女の最期を見届けさせるこのドラマ。
そういう意味ではこの戦いの締めに相応しい、何とも凄まじいラストシーンだった。今までのストーリーの中でこの話のこのラストシーンが一番好きかも。喜びや悲しさはなく、ただ静かな達成感があるだけのとても美しい良いシーンでした。素晴らしい…。


ところで、ずっと考えてるのは、ウェスタロスで冬が不規則なのは本当に気候的に冬が不規則にくる地形的特性なのか、それともそもそも何千年も前からナイトキングたちのせいだったのか どうなのか。原作だとどういう設定なんだろう。でも彼らを創ったのは森の子たちだし…。
あとじつは若干、ナイトキングがやられたあと、少し拍子抜けしたのは、結局ナイトキングを倒せば他のホワイトウォーカーも崩れてしまう(彼ら自体もナイトキング1人の魔法によるものだった)というのが、あまり根拠を示されてなかったから、え、それでいいんだ?って感じちゃったことが本当〜にちょっとだけ拍子抜けなのだ。あいつら結局ナイトキングを守ることも出来ずただ見てる間に崩れちゃったじゃんよ。いいんだ?
森の子が作ったのは”彼ら“じゃなく“彼”だったってことでよかったのかな。でもこれでナイトキングがなぜ三つ目の鴉を狙って人間を消そうとしたのかもわからないんだけど、一応説明はしてくれるんだろか?