そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

「私という猫」とでんや雑貨店


高円寺のギャラリー来舎さんで漫画家のイシデ電さんの個展見てきました〜。
とはいうけど、イシデさんを知ったのは本当に最近、しかも別の漫画家さんの着物ツイートから辿って…なのでして。(オレはそもそも女性漫画家さんには疎いのだ)
おまけに最近とっ散らかってて雑に生きてるので既刊の作品もちゃんと読まないまま、ツイートがちょうど作品展と立体作品(手作り!)とそこに出すグッズ(事故プロデュース!)などのことを呟いてたので「この人は一体何者なのか?」アーンド、この猫の漫画は興味あるけどコミックスはギャラリーに行けばあるだろう…くらいのノリで行って最終巻だけ買ってくることに(全3巻>というかなんでこれ通巻表示無いんや)
でも最終巻だけで泣けた…😢
帰ってきてから電書買って全部通して読みやした。1巻目は紙の本を注文。
1巻目の分はnoteでも読めるけどネットで注文、2巻目は電書しかなく3巻目は今日紙の本で買ってきた…ってことです。
こちらで試し読みができます。




※写真撮影OKなのです。個別作品の接写もOKだったんですが、一応全景写真だけにしときます。


あとま、いつ行こうかなあーと思いながら今週は人が来たりバタバタしてたんで、今日起きてから唐突によし今日行こう!って思ったんだけどさ。
なのでせっかくギャラリーで生原稿を見てもお話のどの辺なのかがちょっと…という自分にしてはとても失礼な感じの観覧だったんですが、漫画読んでからギャラリー行ったら絶対泣いてたんでこれでいいのだ。マジ泣くよ…(つД`)
展示の生原稿はアナログ原稿の生の圧力と迫力がとても良い。原稿サイズが投稿サイズじゃなくひとまわり小さいA4なんだけど(これはちょっと前までの漫画家のほとんどが余儀なくされたスキャナーサイズ問題のせいだとお聞きした。とてもよくわかる…)やはり手描き原稿は良いね。勢いと生の迫力があるよ。
猫や動物系漫画だとこういうリアル系だけど漫画的なタッチの猫の絵が好きなのです。ああほんと上手い。そしてイシデさんの描く猫たちは強くて孤独/孤高でカッコイイ!
そんな野良たちの生き死に、生き様を描く視点はとても切なく温かく感じるよ。
人間の「私」と猫の「私」を重ねる視点はかなり独特。なぜそういう心境に至ったのかは残念ながらオレはわからないんだけど、猫の「私」の最期はやっぱり切なくて泣いた。
あの旅の果ては、最初読んだときはわからなかったんだけど(最終巻から読んだから)全部読むとそういう事なのかなあ…とわかって、また泣いたよ。
ぜひとも試し読みを読んでみて、そこから「私」の最後まで見届けて欲しい作品です。


手描きのイラストやミニ色紙、あと立体作品などなど、ご本人は「漫画家ですw」って仰ってましたがイラスト以外の作品もクオリティ高くて素晴らしいです。なんでこんなに器用なんや…


作品は無理ですがグッズはいろいろと購入。写真にないけどポスターも。
猫たちが生き生きとしててとてもステキ!見に行って良かった!