そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

わたし旦那をシェアしてた#7

https://www.ytv.co.jp/danshare/index.html
脚本:仁志光佑 監督:林雅貴
 
思った以上に松田は重要キャラだったし赤楚超おいしい役じゃん!しかも晴美とくっつくなんて超役得!w
それはいいんだけど、これ天谷恭平が誰に、なぜ殺されたのか…って事件の話を見てるつもりだったのに、いつのまにか過去の北神谷町未解決殺人事件の犯人を追い詰めていたって展開になり、しかもその犯人が森という男でしたーはいいけど、本当にそうなの?てか今死んだんだ?本当に殺されたの?…って、何がどうなってるのか、狐につままれたような気分。
良くも悪くもってか、いやドラマの作劇的には全然面白いんだけど。オレはね。でも納得いかない人いそうな感じがしなくもない(実際は知らん)
何というか、恭平の事件がいつのまにか恭平が過去の事件の真犯人を殺そうとしていたという話になることの荒唐無稽さと同じ程度に、その真犯人の森が死んだってことに実感がないというか、妙に視聴者のメタ目線の実感のなさと劇中の展開がシンクロしてる感じが面白いんだけどな。
劇中的にってのは、晴美たち事実婚妻〜ずがもしかしたら感じてるかもしれないリアリティのなさ、北神谷町って、そんな事件知らんがな…という無関係さからくる起こった出来事の現実感のなさというかね。いやオレが深読みしてるのはわかってるけど。
森が本当に北神谷町未解決殺人の真犯人なのかってのも、ちゃんと映像で松田のお姉さんと恭平の父親を殺すとこあったから本当なんだよなあ。そもそもそこからして実感ないというか、現実的に人が人を殺すということの実感のなさ、事実婚の妻が3人、一つ屋根の下で3億円を巡って共同生活をしながらお題の謎を解いていくというコメディシチュエーションのドラマを装いすぎてて、こないだのホテルでの大騒動の荒事がなければやっぱり実感なかったと思うし。
その上で恭平と松田の姉が友達だったとかその過去の事件に恭平が関わってたとか、全く関係ない筋で妻〜ずと出会って事実婚をして3億円を残したとか、そこに文江さんという恭平の実母がこういう形で関わってくることのタイミングというか、本当に恭平が計画してたんだとしたらどこまでが彼の思う通りだったのかってね。
てかさ、森はネットをわりと自由自在に操ってたから、松田をあのサイトに導いたのっててっきり森だと思ってたんだけど、もしかしたら恭平さんなのかも?
いやだって今思い出したけど、1話目で確かSNSを特定してハッキングするって松田を脅してたけど、そんなことできるわけねーじゃんって佐伯と言ってたよね?録画消しちゃったから確認できないけどさ。(>とか思ったんだけど、見返したら森が自分で松田を誘ったって言ってたね…)
だとしたら松田をそもそも自分を殺すチームに呼び込んだのは恭平さんってことで、松田が言った通り、森が真犯人だと知らせて殺すように仕向けたのは恭平ってことになるわけよねえ…そうだとしたらやっぱり恐ろしく頭が切れるなあ。(恭平の思惑通りに動いていた松田や妻〜ずはともかくとして)
事実婚妻たちをシェアハウスに集めて、そこに松田が行くように仕向けたのも、その中の誰かを大事に思って真犯人である森を殺そうと思い積めるように仕向けたのもすべて恭平の作戦だったとは… でもだからといって松田を殺人者にされてもって気はするけど、松田も姉ちゃんの仇が打てて本望だってんなら仕方がないのか。うーん…
しかし恭平の友人だった塚本刑事にとってはそういうことすべてが真相だったってのはつらいなー…
前回の話だけど、全然関係ない笠浦先生が結果として巻き込まれて殺されたのも気の毒だよ。

ところで冒頭の晴美が松田を見つけたシーンと最後(物語の流れ的に)実際に晴美が松田を見つけたシチュエーションが全然違うんだけどどういうこと?なんらかの演出上の意図があるのどうなの?