そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダーゼロワン#1「オレが社長で仮面ライダー」

テレ朝 https://www.tv-asahi.co.jp/zero-one/
東映 https://www.kamen-rider-official.com
脚本:高橋悠也 監督:杉原輝昭
『こういう笑いの取り方もあるってことか』
 
アクションカッコイイー!カマ避けアクションもバス抜けアクションも良かったけど、変身するときドライバーにプログライズキーを挿すときに中のギミックが見えるのがとても目新しかった!(アクションちゃうやん)
ゼロワンがやっぱり動きもスタイルもシュッとしてて、改めて高岩さん(神)お疲れ様!これからよろしく縄田さん!杉原監督&渡辺アクション監督の軽やかでスタイリッシュ、かつ斬新なアクションにも期待!
ライダーのデザインはまだちょっとよくわかんない。好きかどうかといえばそんなに好きでもないかなあ。ぜろわんはともかく青いやつとかガイコツみたいだよ?
キャストは西岡徳馬山本耕史も意外性。徳馬あっという間に死んでたけどな。ちぇ。
アンジャッシュ児嶋が完全にシリアスな役どころなのはとても良い。このままずっと出番あるのかなあ。あればいいなあ。というか副社長の福添が「俺が変身して戦うから社長をやる!」って言えばよかったんじゃね?ダメ?


んで、まあ、ゼロワン自体は面白くなればいいなと思うんだけどー、えーと、なんかわかったんだ。オレ、仮面ライダーでいかにも漫画やアニメっぽい設定って好きじゃないっぽいよ。なんかオタクじゃない普通の大人が戦隊・ライダーの特撮作品を子供っぽいっていう気持ちわかりみ。
いや少なくとも平成1期とかジオウとかビルドはそうじゃなかった気がするから余計にね。以下あくまでオレの雑感。

脚本がエグゼイドの高橋悠也ってことだけど、エグゼイドも根本的にはそうだった気がする。どっかで見たことある感じの展開。
いかにも漫画やアニメっぽいってのもまあ主観なのはわかってるんだけど、ワクワクしないんだ。子供に向けてわかりやすいってことのみ。だからたぶんきっとオレはもうお客さんじゃないのかも。
ジオウが久しぶりに白倉さんだったんで(どの程度関わってるかはともかく)、白倉さんのまず言いたいこと(メッセージ)ありき、その上でテーマやモチーフをくっつけていかに説得力を持たせるか?というやり方は、単に白倉さんの作家性もあると思うけどまさに「大人の鑑賞に耐えうるドラマ性」を持っていたと思うんだ。
それをまず子供向けという冠ありきでのわかりやすい設定、主人公やレギュラー登場人物たちのインパクト優先わかりやすいキャラ性ありき(キャラ立ちにあらず)を決めてそこだけで押すから、わかりやすい反面フィクション性が強くてリアル感が感じにくいんだよ。そう、リアル感ないとノレないの。
いや子供向けにそんなリアル感いらねーってんならそもそもこれでいいんだけどさ。オレが求める平成1期みたいなリアル感がある仮面ライダーがそもそももう時代的に無理ってんなら仕方ないし。
ビルドはそこをストーリー性で補う、戦争をするということをかなり真面目に考えてたから(そこが言いたいことだと思うし)必然的に骨太な設定になったと思う。メイン脚本が武藤将吾さんというドラマできっちり実績残してる人だから大人が見ても面白い一線を保ってたと思うんだよね。オレも武藤さん信頼してる!
設定についてもなんというかありがちすぎるというか、ゼロワンはさ、今AIかよってのもあるし、お笑い?また社長?みたいなのセンスないと思うし、余計にこのいろんなものをツギハギしたような設定が子供騙しでちゃちく見えるんだよね。(あくまでもオレの感想)←予防線

いや、ただでさえブラック労働だの若い人どころか全世代的に労働が買い叩かれて低賃金で働かされてるって言うリアル世の中で、なぜAIロボが派遣社員としてあらゆるシーンで人間に取って代わって労働どころかエンタメすら担うって話なの?それ働き方改革?労働にあぶれた人間はどうすりゃいいの?センスなさすぎじゃね?
しかもなかやまきんに君に2019年の今ターミネーターネタやらせるとかダセエの極み。オレはもちろんわかるけど。
まあ言いたいことはあるけどとりあえずいいや。
たださ、最後に主人公の或人が遊園地に来る人たちの笑顔を見て「こう言う笑いもありか」って言うけど、お笑いで人を笑わせるのと、危機が去って安心してみんなが笑顔になるのは全く別の種類の笑顔だからね?
「こういう」が“お笑いとして”じゃなく“人々を守ったこと”でならいいんだけど、そういう話の流れでもなかったような。
そもそも或人が変身したことを遊園地オーナーの金田明夫がどう思ったのか、お笑いとして使えないからクビって話からみんなを守ったヒーローとして感謝して、何を思ってそれを黙ってたって話?一見ありがちな展開それっぽいけど全然話の流れがわからんよ。(高橋さんの脚本はタイバニの時から信用してないんで)
それでいったらだいたいからしヒューマノイドの腹筋崩壊太郎のネタがウケて或人のネタがウケないのを“ヒューマノイドの方が面白い”ってくくるのもおかしいし、そもそも或人はギャグセンスがないのになんでお笑い目指してるんだって話だけど。
というか、自分の遊園地がヒューマギアの暴走で破壊されて客が危険な目にあってるのに、うずくまって「私の夢が…」ってなんだ?お客さんを安全なとこに誘導しろよ。こういう何も考えてないステレオタイプな発想がダサいってんの。
あとさ、おじいちゃんが死んで始まって(本当に死んだの?)遺産を受け継ぐとか父親の謎とか人形的なアシスタントとか、最終的に人々を笑わせることが目標とかなんかさ、「からくりサーカス」に話が似てるのすごい気になるよ。もうちょっとこう何とかさー
いやまあでもなんどもいうけど、結果として面白くなれば全然いいしつまらなそうとは思わないけど、あまり子供向けに特化しすぎるのはどうなのかなあ。番組的にじゃなくテーマやメッセージ的にさ。子供も楽しめるけど大人も楽しめるドラマ性が欲しいのですよ。あ、オレエクゼイドは全然面白くなかったから。(チーム男子なキャラは好きだけど)

ところで飛電の本社ビルがあまりにアベンジャーズ本部(元スタークインダストリーズ)に似すぎてるの気になる。
そして主役の子の歯並びが悪いのがものすごく気になるよ。なんであえて大口開けさせるの?
 
予告。
ZECT…じゃなくエイムズ、なんの略?(対人工知能特務機関A.I.M.S.…ってウィキに書いてあったけどアームズっぽいね)もう2号ライダー出るのかー
あと脚本に筧昌也が来るの?ロスタイムライフ素敵な選TAXI!マジかよ。