そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

同期のサクラ#1

https://www.ntv.co.jp/sakura2019/
脚本:遊川和彦 演出:明石広人
 
番宣CMで主演とタイトル見ただけで「あれ、これ遊川脚本?」って分かるくらいに、いつもの遊川テイスト。
高畑充希のヒロイン北野サクラ(サクラ?桜?)のキャラは「過保護のカホコ」と被りすぎだし、写真撮るのは「派遣占い師アタル」。そして今の時制から10年遡って毎週1年ずつ話が進んでいくのもなんかあったような気がするしそもそも 10年って言われるとああ「十年愛」だよね…ってくらい、あれ、オレ知らないうちに遊川作品に冒されてる!?
ともかくカホコのように真っ直ぐすぎて空気読まないちょっとおかしな、でも正しいヒロインが周囲と軋轢を生みつつも生きていくってお話なんだね…って思う以前に、冒頭からもう脳挫傷で寝たきり入院中って!?
相変わらず 先が読めそうで読めない意外性の展開。
そして今回は特にそれぞれのキャラに裏もなさそうだけど、この後10年、サクラがあの会社でどう生きていくのかはとても気になる。たぶんサクラは変わらないけど、彼女が変わらないからこそ周りが成長するタイプの話だよね。
何気にきつい上司と会社、都会的なチームの仲間と違って島育ちの田舎者だけど、でも「夢」がある。まさに「北野サクラには夢がある!」って後光背負って宣言しそうな、ある意味勢いと正しさと丁寧さしかないヒロイン。(“空気読まない”ってのはいつのまに“忖度”という言葉の意味になったのかw)
理解者がいるでもない新人研修に忖度も妥協もできず辛い目に合うサクラの、正しいけどあまりに愚直で真っ直ぐな姿にちょっと涙出た。
遊川さんの、あまりに不器用すぎて助けてあげたくなるけど助けなきゃいけないほど弱くもないヒロイン像は、今よくありがちな生きづらさともちょっと違うファンタジーとしてやっぱり気になるのであった。10年後に島に橋はかかっているのかしら?おじいさんはそれまで生きてるのかしら?


いいけどここ西岡徳馬が社長だけど飛電インテリジェンスじゃないよね?社長いきなり死んだりしないよね?むしろサクラちゃんがヒューマギアっぽいよ?(ゼロワン脳)
今期はなんだかんだ見たいドラマ多そう。