そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

シャーロック アントールドストーリーズ#6

https://www.fujitv.co.jp/sherlock/
脚本:井上由美子 演出:野田悠介
 
そろそろ感想書かなくてもいいかなと思い始めてるんだけど、今回は話としてはひどい話だけどストーリーはまあ面白かった。

うーん、霧島れいかさんに全く思うところはないんだけど、いつも大抵悪女役だよね。しかも割と中途半端に愚かな、性格が悪いか頭が悪いキツい女性で。逆にハマりすぎてて見ててすごい気分悪くなりましたよ。
不愉快ってのはラブレターをもらって告白されただけで相手をストーカー呼ばわりして警察沙汰にすることをためらわない、その場限りの感情で動く人間だということ、そういう女がいるということに対する不愉快さ?
あれなんで警察沙汰になったのかなあ。そこに破り捨てられたラブレターもあるんだからちゃんと説明すれば被害者と加害者が逆転することはないだろうけど(世間は美少女の言うことを信じるもんだろうから)宇井くんも同情されて然るべき案件だったと思うんだよ。そこからして彼が引きが悪い体質といってしまえばそうかもしれないんだけど。
だからといって彼女の娘に対して催眠療法みたいな記憶改ざんをしていいという理由には全くならないし、彼の研究を認めない平田教授を見殺しにしていい理由にもならないんだけど。
あれ教授のことは未必の故意とかになるのかなあ。どちらにしても彼の人生終わりよね。だってもう研究続けられないし。
その研究にしても、これはこのドラマが悪いのかどうか、記憶改ざんでビデオテープの映像を使って刷り込みをするってのがフィクションとしても有効なのかどうか。しかもトラウマと絡めてくるから、ある程度の知見の元にネタとして使ってるんだろうけど全くリアリティを感じなくて困った。記憶の刷り込みだけど、あれ催眠術でもないよねえ、何をしようとしてたの?
当然見てればだいぶ早い段階で催眠療法かなとは思ったし。
鬱が脳機能に関わる病気であるようにトラウマや記憶がある種のタンパク質の働きだとすれば、ビデオを見せて暗示をかけるだけで記憶が改ざんされたりトラウマが消えたりすることがあるわけないって思うしさ。エビデンスがどうたらと言う以前に、獅子雄が言うようにあまりにも非合理的。
まあなんつーか、宇井先生の研究にかける気持ちがどうであれ(結局は自分のトラウマを直したかったってこと?)、高遠美樹はあまりにも心がないよ。オレが綾香ちゃんでもあんな母親まっぴらだよ。
そういう意味では霧島れいかがひどい人間、ひどい母親だと見えるのと同じくらい和田正人の宇井教授があまりにも哀れで気の毒で泣けるわ。
でも潤一が家だけが君の世界じゃない、親を頼らなくても生きていけるっていってくれたんでOKです。まああの子は賢いからそんなこと言われなくてもわかるだろうけど。

そして宇井先生がたまたま使ってた殺人事件の証言VTRがたまたま守谷壬三絡みだったという偶然すごいなw(それとも偶然じゃないとか?)
あといくら守秘義務があるといっても殺人の告白されて警察に届けないかな?死体も発見されなかったんだよね、今回の前世殺人事件が起こるまで20年も。それもひどくね?遺族も気の毒。
あと教授も宇井のやったことでそこまで激らなければ発作を起こすこともなかったろうに…なんかいろいろと酷い話だ。